仙台ラーメン最強伝説

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丸海鳴海中華そば店(青森県青森市)

2018年10月21日 | 青森県

前回の続き)9月に決行された今夏○度目の青森県ラーメン遠征は弘前市相馬の「星と森のロマントピア」で朝風呂からスタート。

岩木山を眺めながら源泉かけ流しの露天風呂を味わえるこの贅沢さは何物にも代えがたい幸せですね。ピーカンの青空は日頃の行いの良さ故か。

朝6時から入浴で来てしかも朝9:30までは早朝割引310円なのが嬉しい。しかもシャンプー&ボディソープ備え付け有りなのも地味に有り難い。

 

ひとっ風呂頂いた後は林檎が実り始めた岩木山ではもはや定番の嶽きみを今回は”焼ききみ”で頂きます。

茹できみ、蒸しきみと頂きましたが焦げ目のある嶽きみは初めて。トウモロコシに塗られた甘めのタレが照りを醸し出しており何本でもイケてしまいそうな美味しさが有りますね。旨し。

 

天然のスイーツを頂いた後は青森市へ移動。なんと”づんだおはぎ”を扱う店が青森市に有ると聞いて「あおいくま」へ行ってみました。づんだ(ずんだ)と言えば宮城・山形圏の専売特許と思ってましたがいよいよ青森デビューなのか。

凄い住宅街の中に有って開店前から数名の行列が出来てました。

おはぎとシェークを購入。”づんだ”はミニサイズ60円で仙台で頂くものよりも緑豆の素朴な味わいを生かしたナチュラルな味わいで美味しい。マスカルポーネホイップを無料トッピング可能との事。

お店は個人で営まれているご様子で生産数が少なくあっという間に売り切れてしまいそうな勢い。興味のある方は開店前に行った方が良いかもです。づんだシェークも美味い。

 

 

さてラーメンの話しに

今回は創業120年と言われる超老舗の「丸海鳴海中華そば店」から

実は店前まで何度か来たことが有ったのですが、駐車場が店前に3台分しか無く何時来ても満車でスルー。今回は数度目の正直で1台分空きを見つけてするりと駐車出来ました。土曜日だったのが良かったかな。

メニュー見ると「そば中」と「そば大」のみ。メニューが少ないのは老舗でたまに見かけますがただ中と大で値段差が結構大きいのは何故だろう?(^^; 大がどんなものか?頼んでみたかったけれども連食予定があるので大人しく中でオーダー。

そば中」700円

ほぼ油浮きの無いスープに潔さを感じますね。

さて早速のスープはガラ不使用らしき味わい。昆布を効かせた醤油ダレに煮干しもしくは焼干しの出汁がキリッと効いたスープはやや酸味を持たせてありそこに香味野菜を効かせたバランス。

あっさり系と思いきやチャーシューの戻しと思われる動物系が思いの外強くて、これが煮干しから出ている酸味にカウンターを当てていて食べやすさや旨みの厚さを感じさせてくれています。

アスパム近くに有る人気店「まるかいラーメン」(クリックで過去記事へ)の創業店主がこちら「丸海鳴海」で修業されていたと聞いてましたが、「丸海鳴海」のスープは「まるかい」よりも酸味控えめでバランス感に違和感が無くこれなら青森地元民でなくても抵抗なく頂けるような気がします。

# 逆に言うと「まるかい」はなぜあのようなインパクト路線を走っているのか、そして青森市民から支持されているのか、そういえば両店ともレンゲが無いけどそれが良いのか?いろいろと興味深い。

とはいえ「丸海鳴海」も麺にもの凄い”うどん感”有りでムチムチ食感があってスープへの絡みもぷるるんとインパクト十分。

手もみが入ってコシも有る麺でスープとのマッチングはこれはこれで良いから面白い。麺を食べ進めるうち最初油浮きが少なかったがスープ表層にチャーシューからじわじわと豚脂が溶け出してきて味に変化を与えてくれるというギミック感も楽しい。

そのチャーシューはモモ肉で厚みがあり食べ応え十分。スープがややあっさりな分このチャーシューにしっかりと味付けが為されていて塩気に心地良さ有り。チャーシューメンを食べてみたい所ですがそういえば「中」と「大」しかメニュー無いんだっけ。

何のかんの言いつつスープまでしっかりと完食。成程これは通いたくなる味ですね。旨し。

 

# 丸い時計から買い換えたのかなと思わせる壁の日焼跡もまた味わい深い。

店内は常連さんらしきお客様で一杯。お子さん二人がお店のお手伝いされており昔の食堂のようでほっこりします。この男児がいずれ店主になり脈々とお店が受け継がれていくのでしょうか。それとも女児の方かな。歴史の1ページを垣間見れる老舗の一杯。ごちそうさまでした。

(18/09/22)
丸海鳴海中華そば店/青森県青森市長島2-12-3

コメント
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