(前回の続き)世界遺産「橋野高炉跡」から釜石市街地に戻り今度は少し北上して大槌に足を延ばしてみました。
大槌は三陸の中でも特に甚大な津波被害を受けた地域。かなり復興が遅れておりほとんどの店舗が仮設になっています。
そんな中、大槌にコッペパンの美味しいお店が有ると聞いて「本格派コッペパン専門店 モーモーハウス大槌」に行ってみました。
モーモーハウス大槌|MOW MOW HOUSE OHTSUCHI
こちらも例にもれずプレハブ店舗なのですが壁面を白地にパステルカラーでカラーリングしていて前面を大判ガラス張りにしてかなりお洒落なイメージ。仮設だって頑張ればこれくらい出来るって事ですね。
そして店の入口ガラス部分に「水曜・木曜は↓コ↑ッペパ 」(”ン”が無い、笑)と張られてます。
・・・ん?
いや待って”コッペパン専門店”なのに週2日しかコッペパン売ってないとか?(笑)
確認すべく入店しましたがその日は金曜日でコッペパン無しとの事でした。マジかー。代わりにラスクとフレンチせんべいなるものを購入。
「モーモーラスク」が横浜で販売開始-岩手県大槌町で手づくり - ヨコハマ経済新聞
家に帰ってから頂きましたが結構本格的で美味しかったです。大槌に立ち寄った際は是非。
大槌を出てからは再び”さんまらーめん”を頂くため大船渡に向かいます。
高架を走る三陸自動車道が出来てから三陸地方の車移動はだいぶ楽になった印象が有りますが、高架を降りて市街地に入るとよく知ってるあのお店がプレハブだったりして、まだまだ復興には時間がかかるのかなと感じます。
さて本日2回目の”大船渡さんまらーめん”は盛駅近くに有ります「こけし」へ行ってみました。
こちらはラーメンの他に丼物や定食などメニューが多数あって料金もリーズナブル。町の中華屋さんといったお店。
1日10食限定「さんますり身ラーメン」700円
清湯スープに旨味たっぷりの塩ダレを効かせた塩タンメンがベース。デフォルトで胡椒が軽く入ってハッキリクッキリとしたスープ味わい。
具材に白菜、ニンジン、ネギなどの野菜が多めに乗っかり更にタケノコ、キクラゲが食感に変化を与えます。天頂に乗せたカイワレが彩りを演出。穏やかなスープ色にアクセントを加えてますね。
野菜は軽くトロミが付けられており更にトロミが有るなと思ったら春雨が仕込まれてましてトロっと麺に絡みついてこれもまた珍しくて面白い。
麺はわずかに縮れの入った中華細麺で加水率高め。味わい濃いめのスープにさらりと絡みます。
さて隠れた主役たるサンマは”すり身団子”でスープ中に沈み込み供されて5個ゴロゴロとボリュームも中々のもの。サンマ特有のクセを消すよう生姜を少し入れて食べやすく仕上がっています。これは美味しい。サンマすり身団子+塩スープなかなか良いですね。
店前駐車場にはタクシーが停まりドライバーの方が食事されていて手堅い地元人気ぶりを感じます。
駅から近い事も有り常連さんらしき方が多く来店されていて、メニューでは生姜焼き定食が結構出てました。ビール飲みながら食べてる方もチラホラ。ああビール飲みてー(けど車だから飲めない…) ごちそうさまでした(涙)