仙台ラーメン最強伝説

二杯目のおかわり

なかた屋(青森県弘前市)

2011年09月16日 | 青森県

110829132409 弘前の知人と合流、何処かでお昼を食べようということで弘前警察署の向かいにある「なかた屋」へ。09年オープンの比較的新しいお店です。


筆頭メニューは「背あぶら濃厚魚介中華」でしたが、今回は背脂を外した「煮干し中華」大600円(写真上)を注文。しかし大盛りで600円って安いなぁ(^^ どちらも季節により一番美味しい産地の煮干しを厳選しているとの事で魚介系への強いこだわりが感じられます。


さっそくのスープは軽く濁らせた醤油色のスープ。あっさりガラ味に煮干し主体の魚介系ががっつり効いて旨味を主張してきます。煮干し特有の苦みも無くはないですが想定内のもので、逆に”えぐみ”的なものはほぼ感じません。これはダシの取り方なのか選び方なのか?青森は本当に煮干しの使い方が巧くて感動的です。背脂トッピングを外した事で味の輪郭がくっきりしてポテンシャルの高さがよりわかります。


醤油ダレは結構な強め配合で、醸造もの特有の酸味を隠さないレベルでグイグイ押してきますが、これが魚介の酸味と妙にマッチしていて実に美味い。ここに背脂を入れると(→背あぶら濃厚魚介中華)確かにマイルドな力感が出てきて現代風になりそうですが、個人的にはこの「煮干し中華」のような野心的な組み立てのスープって好みです。麺は白い小麦粉の香る中細のストレートで、モチっとした食感のもの。細麺も選べますので次は細麺で試してみたい。


連れは「あじ節塩中華」中550円(写真下)を注文。上質な鯵の枯節と大間産こんぶをじっくりと煮出しているとの事。こちらもまた550円って、安いなぁ。


スープを一口頂きましたが、こちらは節系の品の良いスープ。あじ節はよく知らなかったのですが燻味を効かせながらも鰹節よりやや野趣味は控えめな印象。あっさり系ですが昆布と合わせる事で過不足なく深みのある旨味を湛えていて、決して上品過ぎたりはしないですね。


トッピングの梅干しは大粒で果肉の柔らかい甘酸っぱめのタイプ。個人的には頂き物でしか食べたことがない高級感のあるもの(笑) どうもスープ自体の甘さと酸味が若干抑えてある印象で、途中から梅干しで補完させて味に変化をつける計算かも。なかなかに奥が深そうです。


個人的には塩よりも「煮干し中華」が断然好みで、弘前のラーメンといえば「山忠」「マル金」のような伝統のあっさり煮干し系が多いと思ってましたが「なかた屋」は系統が違いますね。しかしまぁなんといっても青森はお手頃な値段のラーメン屋が多くて羨ましい限りです。ごちそうさまでした。


110829132353 (11/08/29)
なかた屋/弘前市神田2-6-1

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峰(青森県弘前市)(3)

2011年09月14日 | 青森県

110828134734 夏も終わりの8/28に弘前へ行ってきました。お目当てはこの時期が旬の「嶽きみ(トウモロコシ)」です。


# 嶽きみ→「味来(みらい)」「ゆめのコーン」「恵味(めぐみ)」などの元々甘みの強いスイートコーン品種を、岩木山南麓の標高450m「嶽高原」の稀有な地形で育てることにより更に強い甘みを蓄えることができ、その糖度は20度にも届くほど。収穫の時期になると県道3号(弘前鰺ヶ沢線)沿いに臨時販売店が立ち並びます。


昨年は「恵味(めぐみ)」の旬に丁度良く当たったのですが、さて今年は?


国道7号からアップルロードに入ってのんびり岩木山へ向かいます。K3400438 こんなに天気が良いのに「おいわき山」は雲がかかり山頂を見せてくれません…ここ最近いつもフラれてばかり。丁度その日は岩木山神社で大きなお祭りがありまして神輿も出ていた模様。出店に並ぶ駄菓子に惹かれつつも「嶽きみ」を目指し、なんとか正午前には販売店に到着。


写真右は販売店の内の一店舗です。K3400444

念を入れて複数のお店で数本ずつ購入し、朝採り茹でたての「嶽きみ」にそのまま一気にガブリつきます。いやぁ美味い!この瞬間のために朝ご飯抜いてきたんですよって話です(^^; 格別な自然の甘みが五臓六腑に染み渡りますね。最近、野菜・穀物系の醸す天然の甘さに目が無くなって来たような気がするのは年齢のせいかな(^^; 今年の「恵味(めぐみ)」は若干時期が早かったようでやや甘みに若さがありました。もう1-2週間遅いと丁度良かったかなとか思いながら山を下り弘前へ。


お昼は弘前の人気店「みそラーメンの店 峰」で「みそラーメン」630円(写真上)を満喫。熱々で油量強めの味噌スープに節を効かせて、照りと豚脂と野菜の甘みが極上の仕上がり。ピリ辛仕立てなので食べ終わる頃には汗ダラダラでハンカチでは足りないくらい、タオル必須~。


その日は結構暑かったんですけれども。そんなことはお構いなしで「峰」は待ちが出るほど賑わってました。暑い時期にはラーメン店の売り上げが落ちるってよく聞きますがここ「峰」には関係ないようです。北国の夏を満喫する一杯。ごちそうさまでした。


(11/08/28)
みそラーメンの店 峰/青森県弘前市和徳町337-4

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大漁舟盛処 第七久丸

2011年09月11日 | 仙台市泉区

100513132930 今週の「ぱど」はラーメン特集です。恒例のクーポン券に加えて今回新しい試みとしてラーメンスタンプラリーも開催されてまして抽選で汚職事…お食事券が当たります。3軒食べれば応募OKなのでちょろいですね。新店もいくつか載ってまして要チェックです。


新店の陰に閉店あり。まこと栄光の陰に数知れぬラーメン店がありました。てなことで今回もスイマセン閉店シリーズで「大漁舟盛処 第七久丸(だいななひさまる)」です。こちら泉中央の「蔵亭」に隣接する居酒屋で「網地島屋」の系列店。最初は単なる居酒屋だったのでノーマークでしたが、昨春の「ぱど」でラーメン提供開始を見て気になっての来訪です。02


ラーメンはランチタイムのみ提供。その理由はメニュー表に記載がありました。以下に転記しますと


# 夜の第七久丸は新鮮な魚介を扱う海鮮居酒屋。大量に残るアラを見て親方は思いつきました。「このアラでラーメンスープを作ったら…。」試行錯誤の末出来上がったあらスープは上品で味わい深く、食べ飽きしない。使用する魚は、その日の仕入れによって変わるため、スープの微妙な変化も楽しめます。


なかなかのアイディアですね。鍋物の〆に麺類を投入する的なイメージを思い浮かべることが出来て食欲をそそられますし、日によって味がワンパターンにならないというのも悪くないですね。スープは味噌と醤油の2種が用意され、アラに使用される魚は店前黒板に表示されます。100513134734 本日は「カンパチ、アイナメ、真ダイ、サケ」となってました。


看板メニューの「海老みそラーメン」800円(写真上)

煮干、節系とは全くベクトルが異なるあら特有の味わいがしっかり効いて実に美味い。味噌ダレは仙台赤だし主体のブレンドを濃いめに配合してアラの雑味を綺麗にマスキング。シャケを入れることで上品になりすぎないバランスにまとめる辺り巧妙ですね。


塩味は程よく、焼き海老が味噌に込められて芳ばしさはMAX。麺は黄色い太麺を使用されゴニっとした食感が味わえます。チャーシューはモモ肉でややパサっとした食感ですが、逆にこれくらいがこのスープに丁度良いです。


100513133054_2 そしてサイドメニューの「ぶっかけ」システムが感動的でした。100513134754_2 ライスを注文すると日替わりのぶっかけの具がサービスとなりまして、これで「ライス(小)80円」が立派な”丼物”に化けます。今回は具だくさんの卵とじで実に美味。器も大き目になっているのでセルフで盛大にぶっかけさせて頂いて(自由って書いてあったんで…)大ボリュームで満腹満足でした。(10/05/13食)




100521125535 すっかり「ぶっかけ」システムの虜になり再訪。


←今回は「アラだしエビ醤油」680円を注文。


今日のアラは「アイナメ、スズキ、カンパチ、真ダイ」アラの風味がしっかり効いたベースに醤油ダレは程よく強め。味噌より豚脂・海老風味が強めです。海老は香油と粉末で投入されてアラ特有の雑味を一気にマスクしてきます。チャーシューはバラ肉で脂を落としたあっさり風味のものを炙って香りを足してあります。穂先メンマが数本、食感も良し。


なんといっても海老の使い方が巧くて、アラ出汁醤油スープ特有の重ったるさを一切感じさせない組立にセンスを感じます。味噌が孤高ですが醤油もなかなかですね。


100521125426 ←連れは「海老みそラーメン」800円を注文。
スープを一口頂きましたが今日はややニンニクが強め印象。シャケが入らなかった分若干バランス変えてきてるのかも?


お楽しみの日替わり小ライスは「牛すき風卵とじ」でこちらも実に美味い。100521125549 ぶっかけ+ライスだけでも単品でお金取れるほどの一品ですから、これはハマる~(10/05/21食)

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100604132244 そして運命の日…
調子に乗って再訪しましたが”6/11閉店します”の張り紙を見て愕然。たまたま行った10/06/04がランチ(ラーメン)提供最終日との事。


唐突に告げられたサヨナラに涙しながら、食した最後の「海老みそラーメン」800円(写真左) ちょっぴりしょっぱいや。


そしてラストぶっかけは「ピリ辛野菜」100604132300 見た目は地味ですが、多層の旨味を蓄えた餡かけにひき肉がたっぷり入っていて、悲しいけれど美味しい仕上がりです。














親方アイディアが斬新なアラ出汁の変化球ラーメンでしたが、あら出汁に合わせる味噌は濃い目にしてあったり、海老と味噌の相性の良さを最大限活用するなどきっちりセオリーを順守したスープ組立てにはやはり経験を感じました。ちょっと別れが早すぎたのが至極残念。うーこれ書いてたらまた食べたくなってきた…。ごちそうさまでした(涙)


100513134816 (10/06/04)
大漁舟盛処 第七久丸/仙台市泉区泉中央2-17-3

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そこらへんのら~めん屋 鉄

2011年09月08日 | 仙台市青葉区

100503211038 ケーブルTVのフジテレビONEで昔の「夜のヒットスタジオ」を放映しているんですがいやぁ楽しい。懐メロ特番etcでは絶対流さないようなマイナーな曲を見れるのがまた良くってですね、大ヒット曲に隠れた「バンババン/ビューティペア」「サンフランシスコ行き/平尾昌晃・畑中葉子」とか「地獄の天使/レイジー」「青い涙の味がする/N・S・P」などの貴重映像が毎週サクサク見れてしまうのが実に素晴らしい(^^


井上順/芳村真理の軽妙というか半ば適当なトーク進行もかなりのアバンギャルドさ加減で今見るとビックリします。こんなアナーキーさが許されていた昔のTVって凄い。生放送で生演奏ってのもレベル高いし、なんといっても70年代頃の曲は良いですね。たとえヒットしなかった曲でも馬飼野康二や大野克夫ら専業作曲家が作ったものはメロディに趣きがあって良いです。


そう、三流の曲にも趣きがあるように、三流のらーめんにも味わいがあるんだぜ(?)ということで今回は「三流のらーめん喰って、一流の人間目指せ」がキャッチフレーズの「そこらへんのら~めん屋 鉄」です。残念ながら既に閉店済ですがそれもまたレトロということで。まだwebが残っていたので勝手にリンク張っておきます


トンコツ醤油らーめん焼豚盛り」850円
オーダー時に注文すればマー油トッピングサービスでしたが今回はスープの素性を見たかったので投入せず。


スープベースは白濁させて取った豚骨多めとおそらく少々鶏ガラとのブレンドでガラ味かなり強め。油量は少なめで昆布、節主体の魚介と香味野菜の効いた醤油ダレをやや強めに効かせて塩味はやや強め。豚骨の雑味をきれいにマスクしてライトな旨味を押し上げてきます。ここにマー油を合わせると成程ピッタリきそうですね。麺はもちっとした黄色い中細麺で玉子麺っぽい風味のもの。九州風とんこつスープに若干違和感がありますが、わざと仙台向けにしてあるのでしょう。チャーシューは三元豚とのことで、ほお肉のような食感にしっかりと残した肉味を活かしたあっさり味付けはなかなかに美味です。


次回はひき肉ラーメンにしようかなぁと思っているうちに閉店の憂き目に。個人的には駐車場が無いのでちょっと行きづらかったかなぁ。味は悪くなかったです。ごちそうさまでした。


100503210527 (10/05/03)
そこらへんのら~めん屋 鉄/仙台市青葉区五橋2-8-17

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宝介 釜石店(岩手県釜石市)

2011年09月02日 | 岩手県

110725200240 先日私用で岩手県の大槌町に行ってきました。今時の三陸自動車道って登米まで行けるんですね。登米東和からは下道で南三陸町志津川を通り国道45号線を気仙沼→陸前高田→大船渡→釜石→大槌へと北上します。45号線はリアス式の海沿いを走るアップダウンの激しい道路で大好きなドライブルートなのですが、今は津波の爪痕が生々しくて気が滅入ります。この45号線自体も通れるようになるまでだいぶ日数がかかった模様で今でも一部迂回ルートになっていたりします。


日があるうちギリギリに大槌に到着。ここまで津波災害現場を見すぎて既に胸がいっぱい状態でしたが大槌の市街跡地に入ると更に言葉を失いますね。K3400413


何もかも流されてしまっていて現在地が被災前のどこに該当するのかがもう不明です。この時点で被災後3か月経過しているので道路がなんとなく復旧してますが「何にもない」というのが実直な印象で、戦争で空爆後の街って多分こんな感じなのかなぁ。用事を済ませ大槌を離れる時はすでに夕闇。入道雲と夕焼けがやけに印象的でしたので写メっておきました。K3400416


日が落ちると街灯が無いので本当に暗くなりまして、よく注意して走らないと道路が曖昧なので本気で危険ですね。最初は大槌で何かラーメンをとか考えていたのですが…再開したての露店飲み屋(結構賑わってました)と国道沿いのコンビニが一軒あるだけで全然それどころではなくて、これは甘かった。大槌のラーメンはまた次回に、また来ます。


帰りは東北道に乗るため大槌からいったん釜石に戻り、国道283号線に抜けて「宝介 釜石店」へ。こちらニラ南蛮ラーメン元祖の店とのことで岩手中心のチェーン店ですね。看板メニューは「ニラ南蛮らーめん」ですが「みそ豚骨らーめん」も人気が高く「魚だし」「鶏だし」のあっさり系もあります。


今回は夏らしく「冷しみそ南蛮らーめん」780円(写真上)を注文。きれいに取られたガラベースにブレンドの味噌だれを合わせ軽く魚介を合わせた組立て。味は強めではっきりとしており老若男女に受け入れられる系の味わいですね。熱より冷の方がやや油が控えめでよりさっぱりと頂けます。こちら宝介ではライス、ニラ南蛮、キムチが食べ放題。お腹が空いていたのでご飯ガッツリ2杯も頂いちゃいました(^^;


実は食事中に震度3の地震が来て一瞬ヒヤッとしましたが、店員さんもお客さんも若干ざわついただけで行動は実に平常心モードでした。まぁ震度3くらいではびくともしませんね。東北人強ぇぜ。


宝介を出てからは東北道に乗るため国道283号線を西進し北上に抜けます。途中くるっと360度回る仙人峠を抜けて遠野へ。遠野の西はずれの川沿いに車を止めて休憩していたらなんとホタルを見つけちゃいました。ホタルだなんて子供のころに見て以来です。流石は”民話のふるさと”まだまだ自然が残ってますね。青色かと思っていたら意外に緑色っぽくて、それはそれは幻想的な光景でした。


# 後日同僚にホタルの話をしたらそんなの実家(登米出身でした)の近所に一杯いるから珍しくないよと言われちゃいまして、なんだろういつのまにか都会人になっていたのか自分は(笑) どんどはれ…。


(11/07/25)
宝介 釜石店/岩手県釜石市甲子町第10地割185-1

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