(前回の続き)弘前では煮干し系や味噌カレー牛乳ラーメンのカップラーメンが多数売られてまして今回もお土産にいくつか購入。お手頃価格の割に結構美味しいのでオヤツにピッタリ。
惣菜系も充実。弘前のB級グルメ「イガメンチ」も揚げたてで頂けますし最近見つけた「弘前の煮玉子」もおでんの卵的な味付けが濃厚でかなり美味い。見つけたら買ってます。
「赤飯(金時」)って書いてある時点で北海道~青森エリアに広がる”甘い赤飯”だって事が分かりますね。原材料:もち米、砂糖、金時、食塩って2番目に砂糖が入ってます。勿論ごま塩なんてかけなくてももう甘くておいしい。ほぼオヤツ感覚。
ちなみに隣りのおいなりさんも砂糖と紅ショウガが入った甘々タイプです(笑)
さて青森にてグルメと熱気に包まれた夏祭りを堪能した後は休み最終日となりましてまだ帰りたくない気持ちを抑えつつ帰路につきます。
深夜の時間帯、秋田縦貫鉄道沿いに国道105号線を南下して国道13号線をひた走りますが秋田県大仙市を過ぎた辺りで眠気に襲われ「道の駅 雁の里せんなん 雁太郎」でシートを倒して仮眠モード。…仮眠をとったつもりが目を覚ますともう出勤ラッシュの時間帯になってました。
うーんこの後どうしよう?無計画ドライブで何となく仙台へ向かっていたのですがふと思いついて十文字から国道342号線を東進して岩手県一関市を目指してみます。
国道342号線って今回初めて通りましたが秋田県南部から栗駒山のすぐ北側を通って岩手県南部に抜ける奥羽山脈を横断する国道でしてまぁなんとなく山間の道路なのだろうとは思ってましたが想像以上に狭い峠道が長く続いており結構な難所でした。
濃霧が出ていて夜間の通行は危なかったかもしれません。まぁドライブ好きなら楽しいルートですが崖から落ちたら助からなさそう。数年見つからないレベルかも(笑)勿論携帯は圏外です。
ようやく一関市に到着。市内では凄く年季の入った路線バスを発見。物を大事にする古き良き日本人の気持ちがここに有り。こういうのって大事ですね。
さてラーメンは一関市の人気店「UMAMI SOUP Noodles 虹ソラ」から
こちら無化調スープがウリの新進気鋭店で行列必至との事で開店数分前に伺ったのですが既に数名の待ちが発生してました。
早速のスープですが動物系は鶏ベースで油量は適量。ガラ感はあまり強くなく丸鶏に近いバランス。
見た感じあっさり系な印象ですがその見た目以上にあっさりでその中に煮干しや貝類などの旨味が突出しないようなバランス感で配されているような印象のスープですね。
醤油ダレもかなり抑えめで塩気も弱めですし本当に淡麗な印象。券売機の所に”さんまバージョン”と記載されていたのでもう少し魚介系とか煮干しが強いのかなと思っていましたが魚介系も強くなく元ダレに少量使われているだけっぽいかな。
何かキャラクターが欲しい…。そんな方のために「味付替玉」100円の用意があるようで、4種類の香味オイルから選んで味変的に楽しむ趣向だそうです、なるほど、そういえば少し麺量も140gと少なめか。
麺は中細の全粒粉麺で加水率低め。程良いコシが有りスープによく絡みます。
別皿のチャーシューは鶏と豚の2種。鶏は低温調理で仕立てられハムっとした優しい食感が特徴。豚は炙りが入れられて香りよく頂けます。
こちらは自慢の自家製麺を冷えた醤油ダレで小ざっぱりと頂ける一杯。
濃厚に見える醤油ダレは昆布と精進出汁で取られた風合いですが塩気控えめで甘さも少なく割とプレーンな印象。
ありていに言うと薄味気味なんですがそこに鰹節や別皿のバラ海苔が入ることでナチュラルな旨味を補完されて完成するようなバランス感になってます。
麺が美味しそう。ただ敢えての水切り無しのようですが個人的にはやはり水切りした方が粋ですしして欲しいかな。
このメニューにはオイルが付いており本日のオイル4種から選択可能。「ねぎ」「チキン」「スルメ」「背脂ガーリック」から「スルメオイル」をチョイスして投入したところ味わいが激変。上品な和風風味だったのがジャンク感が増して面白い味わいに変化しちゃいました。
# スルメ系と言えば以前仙台で「烏賊出汁ラーメン@鯛だしらーめん めんや薫寿」なるものを頂いたことが有りましたがこの系統はイカのキャラが強くて面白いですね。食欲を増してくれる反面、イカが他の繊細な味を全てマスキングしてしまうので最初は入れずに素で味わって途中から投入する事をオススメします。
さて「UMAMI SOUP Noodles 虹ソラ」ですが店内の内装がお洒落ですし随所に店づくりのセンスの良さを感じました。食べ終わる頃には店の内と外に待ちの列が出来ていて大賑わい。サラリーマンやOLさんなどが多数来店されており地元に愛されている感じが見て取れました。店横にある広い駐車場も車で溢れてました。
実は「煮干ソバ曇天」なるメニューの評判を聞いてそれを食べに来たのですが券売機に見つからず。限定ボタンがそれだったのかも。まだやってるのなら次はそちらも食べてみたい。