GWいかがお過ごしですか?
今日は少しお天気崩れましたが、
明日・明後日はおおむね晴れになりそうですね。
さて、そんなGW前半に訪れた
久しぶりのグスク開拓は
西原町にある幸地(こうち)グスク。
ひょろ~っと長いこの木が目印。
(雷おちたりしないんだろうか…)
数段の階段を上ってすぐに主郭。
主郭にあった拝所。
北東の郭。
平場になっています。
幸地グスクは石垣を持たない
土のグスクです。
奥にあった幸地グスクカー。
今は枯れてしまっています。
グスクはもっと広かったようですが、
山が削られ、消滅してしまっているようです。
興味深いのは、
幸地グスクには空堀があったこと。
そして、その空堀が…
現在はそのまま道路になっていること。
左の茂みが幸地グスクです。
その道路沿いから見ることができた
グスク上門ガー。
主郭のあるエリアとは別に
象の鼻のようににょきっと突き出た南東の尾根。
先端は平場になっているようで、
敵の迂回を阻止したり
防御のための施設だったとか。
そこからの眺め。
知念半島もすぐそこに。
海を行き来する船もしっかり見えます。
視点を左に動かすと、
西原の町。
南西石油のタンクが並んでいます。
真ん中の黄色い看板が西原メインシティー。
さて、グスクを知るには
まずそこであったドラマを調べないと。
ありました、ありました。
幸地グスク城主・熱田子(あったしー)。
同じ西原にある
津記武多(ちちんた)グスクの按司や
棚原グスクの按司と
まぁ~、どんちゃんやってますよ。
案内板には津記武多按司といさかいを起こし、
とありますが、
別の言い伝えによると、
熱田子が津記武多按司の妻(美人)に
横恋慕したのがそもそもの原因だとか。
ある日のこと、
熱田子は津記武多按司の妻(美人)が
カーで髪を洗っているのに出くわした。
前から密かに津記武多按司の妻(美人)に
想いを寄せていた熱田子は、
夫人の後ろに回ると
いたずらで泥を投げつけた。
それを知った津記武多按司は激怒。
以下略。
…って、小学生か!!Σ(゜Д゜;)
参
「沖縄のグスクめぐり」(当真嗣一監修)
「琉球グスク研究」(當眞嗣一著)
*おまけ*
グスク内によく生えている琉球竹。
聞くところによると、
武器(矢など)になるから、だとか。
なるほど。
羽地グスクにもたくさんあったな。