中東がきな臭いですね。
かつて中東紛争といえば、イスラエル(ユダヤ)とパレスチナ(イスラム)の対立という比較的わかりやすい構図でした。イスラエルは首相が強硬派になったり穏健派になったり国内選挙のたびにスタンスが変わりました。一方、パレスチナはアラファト議長が有名でしたね。現在はアッバス自治政府議長ですね。
しかし、パレスチナの強硬派が台頭し始めて事態は複雑化しました。つまり、パレスチナのなかで強硬派と穏健派がそれぞれ好き勝手にやっているわけです。もちろん、かつても強硬派と穏健派は存在していましたが、アラファト議長を中心にそれなりにまとまっていたわけです。
パレスチナ自治区のうち、今回イスラエルが空爆しているガザ地区はイスラム原理主義組織ハマスが支配するエリア。アッバス自治政府議長の支持基盤ファハタとは対立しているので、国連などの仲介も機能しません。イスラム原理主義の組織ですからなかなか難しいわけです。
テレビのニュースではイスラエルがガザ地区を空爆したという一方的な報道しかなされていませんが、背景はこうです。
・ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスがロケット弾で日頃からイスラエルを攻撃(ちょっかいを出していた)。それにイスラエルが報復(やられた分はキッチリやり返すのがイスラエル流)。
・2008年6月にエジプトの仲介で停戦合意がなされるも、更新期限の12月になってもハマスは更新を拒否、つまり停戦合意が期限切れ。
その結果、今回のイスラエル軍の空爆となるわけです。でも、イスラエル国内も総選挙を控えて国内世論向けの空爆という面もあります。
もともと、イスラエルはアメリカのユダヤ人勢力の力でできた国。本来はアメリカが仲介に入らないといけないのですが、今はその力がアメリカにはありません。1月20日にオバマ大統領が就任しますが、注目したいですね。それにしても、ブッシュにとって、イラク侵攻の代償は大き過ぎました。
参考記事(共同通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2008122700266
かつて中東紛争といえば、イスラエル(ユダヤ)とパレスチナ(イスラム)の対立という比較的わかりやすい構図でした。イスラエルは首相が強硬派になったり穏健派になったり国内選挙のたびにスタンスが変わりました。一方、パレスチナはアラファト議長が有名でしたね。現在はアッバス自治政府議長ですね。
しかし、パレスチナの強硬派が台頭し始めて事態は複雑化しました。つまり、パレスチナのなかで強硬派と穏健派がそれぞれ好き勝手にやっているわけです。もちろん、かつても強硬派と穏健派は存在していましたが、アラファト議長を中心にそれなりにまとまっていたわけです。
パレスチナ自治区のうち、今回イスラエルが空爆しているガザ地区はイスラム原理主義組織ハマスが支配するエリア。アッバス自治政府議長の支持基盤ファハタとは対立しているので、国連などの仲介も機能しません。イスラム原理主義の組織ですからなかなか難しいわけです。
テレビのニュースではイスラエルがガザ地区を空爆したという一方的な報道しかなされていませんが、背景はこうです。
・ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスがロケット弾で日頃からイスラエルを攻撃(ちょっかいを出していた)。それにイスラエルが報復(やられた分はキッチリやり返すのがイスラエル流)。
・2008年6月にエジプトの仲介で停戦合意がなされるも、更新期限の12月になってもハマスは更新を拒否、つまり停戦合意が期限切れ。
その結果、今回のイスラエル軍の空爆となるわけです。でも、イスラエル国内も総選挙を控えて国内世論向けの空爆という面もあります。
もともと、イスラエルはアメリカのユダヤ人勢力の力でできた国。本来はアメリカが仲介に入らないといけないのですが、今はその力がアメリカにはありません。1月20日にオバマ大統領が就任しますが、注目したいですね。それにしても、ブッシュにとって、イラク侵攻の代償は大き過ぎました。
参考記事(共同通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2008122700266