八王子市の市民講座で『家政婦のミタ』についての講演をしてきました。
講演タイトルは『人気ドラマに託されたもの 『家政婦のミタ』視聴率40%の背景』というものです。放送から1年半経って、やや時期を逸してしまった感もありますが、この問題作の意味をあらためて考察してみました。
視聴率の高さという観点と同時に、この作品の根底には現代社会の課題にかかわるいくつかの要素があるという趣旨で講演をしてきました。
テレビドラマは「通俗」「娯楽」という見方をする人が多く、それはそれでテレビドラマの特徴のひとつではありますが、それだけではないということを私は言い続けています。テレビドラマを対象とするとこんな考察、研究ができるということを、今後も機会あるごとに提示していきたいと思っています。