フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 私が勤める中央大学で、大学院授業履修者とのお別れ会を開きました。場所は都内の某居酒屋です。授業はまだあるのですが、履修者の都合もあり、修士課程修了予定者が論文提出したタイミングでのお別れ会開催となりました。
 大学院生のお別れ会は少しいいレストランでおこなうことが多いのですが、今年は学生たちの希望と、私のよく行く店の定休日などの関係で、ごくごく普通の居酒屋となりました。こういうところの方が、学生たちには居心地がいいんでしょうかね。
 今年の大学院授業履修者は16名。大学院は学部に比べて少人数でおこなわれ、履修者が1~3名くらいの授業も多いので、大学院にしては16名はかなり大きな授業です。ちなみに、学部のゼミのお別れ会は来週の開催ですが、学部ゼミの履修者は40人以上になります。大学院授業履修者16名のうち、5名が修士論文を提出して大学院のを修了し、大学を離れる予定。まだ修了が決まったわけではありませんが、一人一人がそれぞれの進路で活躍してくれることを願っています。



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 1月から3月にかけてのクールのテレビドラマが続々と始まりました。まだこれからの作品もありますが、今週始まった主な作品について、簡単な感想を書いてみましょう。数字はビデオリサーチ社による関東地区のこれまでの視聴率です。

 トレース~科捜研の男~    (フジテレビ、月曜21時) 12.3%

 他局で『科捜研の女』が長寿番組として受け入れられているので『科捜研の男』。真似だと思われたっていいじゃないですか。いいものは取り入れる。実に潔いと思います。面白いドラマが制作され、視聴者が喜ぶならそれもありじゃないですか。真実を見抜く鑑定をする真野礼二(錦戸亮)、新米で戸惑っているばかりの科捜研員(新木優子)、科捜研員を見下すベテラン刑事・虎丸良平(船越英一郎)と、キャラクター設定とその対比も明確です。ただ、初回の謎解きで、それまで出てきていない人物が犯人だった、という結末はどうでしょうか。ミステリーの質としては評価できません。しかし、全体としては既視感があるものの、人物関係の構図は実はわかりやすいので、安定感は十分というところです。


 家売るオンナの逆襲    (日本テレビ系、水曜22時) 12.7%

 既視感といえば、こちらはPART2なので当然の既視感。いったん独立した伝説の不動産屋・三軒家万智(北川景子)が、テーコー不動産新宿営業所に帰ってきた。「課長の屋代大(仲村トオル)と結婚しても、「私に売れない家はない」の決まり文句は健在! 庭野聖司(工藤阿須加)は今でも万智を崇拝。まったく家を売れない白洲美加(イモトアヤコ)はバツイチに。足立聡(千葉雄大)も変わらず万智に対抗心を燃やす。そこへ強力なライバル・留守堂謙治 (松田翔太)の登場。こちらも既視感を上手に利用して視聴者を楽しませています。個人的には、ロボットのようだった万智が結婚して、ちょっと色っぽいことをたまに言うのが楽しみです(すみません、ゲスな感想で)。


刑事ゼロ  (テレビ朝日系、木曜20時) 14.7%

 京都府警捜査一課・時矢暦彦(沢村一樹)は優秀な刑事だったが、捜査上の事故のために、刑事になった後の20年間の記憶を失ってしまう、しかし、新人女性刑事・佐相智佳(瀧本美織)の力を借りて、コンビで捜査をして事件を解決していくという設定。なぜ記憶喪失の設定が必要なのか疑問もあります。ただ、時矢に憧れていた女性刑事によって、記憶を失っていた間の知識を補っていくので、そこでコンビの力が必要になるということのようです。初回の話はグロくて気持ち悪かったのと、源氏物語とお香の知識を練り込んだ脚本がややむりやり感がありました。ただ、登場人物は魅力的ですので、事件解決の方の魅力にも期待したいと思います。
 ところで、沢村一樹って前にも記憶喪失になったじゃん、と思ったら『ひよっこ』でした。それは別の作品の話…。でも、同じ俳優さんが記憶喪失という滅多にない病気に続けてなっていると、なんか印象が重なってしまうんですよね。

 スキャンダル専門弁護士QUEEN  (フジテレビ系、木曜22時) 9.3%

 主人公は弁護士の氷見江(竹内結子)。危機管理を担当するのですが、内実はタイトル通り「スキャンダル専門」。コンビの相手が水川あさみ、スタッフに中川大志、ボスがバカリズムと、なかなかの面白いキャストが揃っています。ですが、そのスタッフが活かされていたかどうか。なかなか凝った作りになっているとは思うのですが、今のテレビドラマはスマホやパソコンの影響などもあり、わかりやすくてテンポのよい作品が好まれています。その点では、「わかりやすい勧善懲悪」とか、「したたかな女たちの痛快な活躍」とか、明確なポイントを打ち出す方がよいように思いました。今後の脚本に期待します。


 メゾン・ド・ポリス   (TBS系、金曜22時) 

 今のところ、私の一番のオススメです。新米刑事(高畑充希)が、シェアハウスに住む退職した警察官たちの協力で事件を解決するドラマ。おじさんたち(西島秀俊、小日向文世、野口五郎、角野卓造、近藤正臣)
のしたたかさも痛快ですし、おじさんたちに翻弄される高畑充希もいい味を出しています。今活躍している若手男性俳優は、時代を反映して「イケメン」で「シュッとして」「あっさり顔」で「草食的」。そこへ行くと、さまざまな時代を生き抜いてきたおじさんたちは、もっとキャラが濃い人たちばかりです。『私のおじさん』『柴公園』など、「おじさんもの」ドラマも多いので、ついに「おじさんの時代」がやってきたかもしれません(単なる私の願望か!)。


 3年A組  (日本テレビ系、日曜22時) 10.2%

 教員が学校に爆弾を仕掛け、監視カメラを設置し、クラスの生徒全員を人質にとってたてこもる…って、おいおい、それって漫画かゲームの話かよ、リアリティなさすぎだろう、って見る前には思いました。初回を見ると印象が変わりました。爆弾や監視カメラはちょっと現実離れしていますが、描いている世界はまるで宮部みゆきの小説の映像化のよう。表面には見えない生徒たちの心の奥にあるものが、次第に明かされていく展開に期待を持ちました。面白おかしいゲームの世界とはかなり異なっています。下手すれば陳腐になってしまう題材ですが、主役の菅田将暉の持つ空気感と演技力で、なかなか引き込まれる作品になっていました。ただし、あまり早く謎解きすることは展開上できず、あまり引っ張りすぎると視聴者が飽きる…。どうやって視聴者の関心をつなぎとめていくか、今後の工夫のしどころ
と思います。


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 まだ新ドラマはこれから始まるところですが、まとめてたくさん書くのもたいへんなので、まずは昨日始まったいだてん (NHK、日曜20時)についてだけ、簡単な感想を書いておきたいと思います。

 来年の東京オリンピックを見据え、NHK大河ドラマには本当に珍しい現代ものとなりました。脚本は宮藤官九郎。音楽担当、出演する俳優など、NHK朝ドラ『あまちゃん』を思わせる布陣となっています。
 作品の中身は、いわゆる「クドカンワールド」。従来の大河ドラマのお約束とは大きく異なっています。従来の大河ドラマであれば、後に歴史に名を残す幼少の主人公が最初に登場し、その成長を少しずつ描いていくのが常道。ところが、『いだてん』初回では、次々に人物が登場し、主人公の金栗四三は最後にやっと出てきます。さらには1909年(明治42年)と1959年(昭和34年)とが交錯しながら、50年の時を隔てて展開するという凝り方。また、物語の語り手的な存在はできるだけ目立たせないようにするのも常識。ところが、『いだてん』では、ナレーションがあるにもかかわらず、物語の中に古今亭志ん生という大落語家を、語り手として頻繁に登場させます。
 これは文学理論で言えば「showing」と「telling」の対比にあたります。「showing」とは物語を語っている存在をできるだけ見えないようにする技法。「telling」とは物語を語っている存在を意識的に見えるようにする技法です。『いだてん』は明確に「telling」の技法をとります。この技法は、作り手の作為を明確に享受者に見せるので、ときには実在のリアリティを疑わせるデメリットがあるものの、次はどんな語り方、どんな工夫を見せてくれるのか、といった期待につながるメリットがあります。
 他に考えたいこととして、ドラマにはその放送時間枠についた視聴者というものがあります。たとえていえば、新宿と渋谷ではショップに集まる客層や年齢層が違う、上野だったらもっと違う、というようなものです。大河ドラマには従来から長くこの大河ドラマ枠を見てきた視聴者層というものがあります。その人たちにとっては、この「telling」を駆使したクドカンワールドはかなり異質なものに見えることでしょう。私は初回をおおいに楽しんだものの、そのような客層との差異を克服するかどうかが、今後の見どころになると感じます。
 また、『いだてん』のそのような印象は『あまちゃん』と共通する面があります。『あまちゃん』は近年のNHK朝ドラの中で最大の話題作でした。しかし、その視聴率は、その前後の朝ドラ作品と比べてけっして高いわけではありません。その理由は、『あまちゃん』の実験性によって初めて朝ドラを見始めた視聴者と、同じ理由で朝ドラから離れた視聴者がいたからです。しかし、『あまちゃん』で新しい視聴者を開拓した朝ドラは、その後の『ごちそうさん』『朝がきた』で視聴率を上げていきます。すなわち、一度離れた視聴者が戻り、『あまちゃん』で新たに獲得した視聴者と相乗効果を発揮したのです。
 この『いだてん』で同様のことが起きるかどうか。その点に注目して、今後もこの『いだてん』という実験的作品を見続けていきたいと思っています。


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 今日は大晦日。今年1年は本当に忙しい年でした。
 とはいっても、世の中の大半の人は「自分は忙しい」と思っているようなので、別に私に限ったことではないのでしょう。どうしてこの人が「忙しい」んだろうと思うような人からも、「私は忙しいから~できません」と言われることがけっこうあるので、「忙しい」の中には主観的な要素がかなりの部分を占めているのだと思われます。
 私個人として言えば、人生の中でもっとも忙しい年でした。その意味は、年間を通して慢性的に余裕がなかったということです。一定の時期に忙しいことはこれまでにも何度かありました。いくつもの仕事が重なってしまい、数週間から数か月単位でまったく余裕のない時期がありました。しかし、年間を通してそれが続いたのは初めてでした。
 こういう生活についての反省なのですが、私は、忙しいことだけで満足してしまうところがあります。これまで研究専念期間を2回取得したことがあり、その2年間はある程度有意義に過ごせたとは思います。しかし、1年間を2回という貴重な時間を、目一杯に活用したかといわれると、時間の余裕をいいことにして、さぼってしまった部分はかなりありました。「ある程度有意義」ではあっても、「ある程度はさぼってしまった」ということです。
 そういう性格なので、忙しくて強制的にさぼらないようにしてもらえると、「嫌だな」「迷惑だな」と思う気持ちと同時に、「それはそれでありがたいかな」と感じる面もあります。与えられた仕事の内容が、自分の本当に望む仕事の内容とは少し違うとしても、「まあ、さぼっているよりはいいか」と思う方が強いのかもしれません。
 また、それには私の健康歴が関係していると思います。簡単にいうと、過去に健康をひどく害したことがあったので、「今の仕事の内容は自分の本当にやりたいこととは違っているけれども、それでも求められて元気に働けるのなら、それはそれでいいか」と思うということです。
 私は生まれてから高校生くらいまでは健康な子どもでした。運動能力もわりと高かったので、中学生の時に学校の先生から「健康優良児に推薦しようか」とも言っていただきました(虫歯の治療歴があったので申し込みませんでしたが)。それが、大学生のときの不摂生、長い大学院生としての不健康な生活のために、胃腸を悪くしました。30代、40代と少しずつ回復してきたのですが、50歳を前にして持病の胃腸の具合が極端に悪化し、激痩せも体験しました。毎日不調に苦しみました。さまざまな治療をしました。それでもすぐには治りませんでしたが、時間をかけて回復していき、ここ数年は、自分では健康そのもののように感じられています。
 そういう健康歴があるので、今「元気に働ける」というそのこと自体で十分に満足という気持ちになるのだと思います。そこは反省しなければいけないことなのですが、仕事の内容よりも「元気に働ける」ことだけで満足してしまうこと。来年も今年同様に忙しい日々が続くのでしょうから、来年は「仕事の量(忙しさ)」ではなく、「仕事の内容」を重視するよう、気持ちを切り替えていきたいと思っています。

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 今日はクリスマスイブ、そして、多くの人にとっては年末・年始のお休みとなる時期です。
 大学教員は好きなことに没頭でき、それで給料がもらえて、しかも平日に出勤しなくてもいい日がある……なんてお気楽で優雅な身分なのか。そんなふうに思われることがあるかもしれません。全部は否定しません。たしかにありがたい職業だと思うことも度々あります。
 しかし、思われるほど楽なばかりというわけではありません。毎年この時期に思うのですが、中央大学文学部でいえば、年末年始の休みにたくさんの卒業論文を査読・審査しなければいけませんし、修士論文の締切間近でその指導もしなければいけません。年末年始くらいは休みたいと思うのですが、こういう職業を選んだ以上は仕方ありません。
 ただ、幸いなことに、私の場合は健康には恵まれたようです。これまで生きてきて、ずっと健康だったわけではなく、途中に何度かしんどい思いもしましたが、ともあれ今は健康で仕事ができることを何より幸福なことだと思っています。ですので、年末年始の休みがないくらいは仕方ありません。本当は、仕事をすべて忘れて何日か過ごしてみたいとは思いますが、まずはこれから、卒業論文21本を読むことにしましょう。

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 今年もあと2週間ほど。私が勤務する大学の仕事もあと1週間ほどで、その後はしばらく休むことができます。
 年末が近いとはいえ、今週も多くのことがありました。先週書いた忘年会もまた一つありましたし、会議も多くありました。また、大きな出来事として、12月14日(金)には、中央大学文学部の卒業論文締切日を迎えました。ただ、卒論締切については現物も写真もないので、今日は文学部のおこなっている活動の一つである「スチューデント・ライブラリアン」の報告会について書きます。
 「スチューデントライブラリアン」というのは、中央大学文学部で司書課程などに学ぶ学生が、附属高校の図書館に出張して、司書の仕事の初歩段階を体験するもの。今回は文学部の3名の学生を中央大学杉並高校に受け入れていただき、その報告会がおこなわれました。教職員の見守る中、立派な報告を聞けて、頼もしい学生たちと感じました。
 彼女たちのしたことというのは、本や図書館と高校生たちを結びつける活動です。誰でも、本と出会って、新しい知識を得たり、それまで感じたことのない気持ちを感じたりすることはあるでしょう。さらにいうなら、本や図書館でであることで、生きていく方向性が変わる人だっているのかもしれません。
 この活動を通じて、中央大学文学部の学生たちが成長し、そこで本と出会った高校生がまたこの中央大学文学部で学んでいく…。この活動からそんな嬉しいサイクルが出来ていったら素晴らしい。そんなことを考えながら学生たちの報告を聞きました。

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(理事会忘年会場のホテルにはクリスマスの飾り付けが)

 12月になり、忘年会の多く開かれるシーズンとなりました。

 大学は年度(4月~翌年3月)単位で動いているので、12月だからといって、それほど区切りの行事が多いわけではないと思っていたのですが、昨年からは学部長と法人の理事になって、格段に行事が増えました。もちろん、12月に限らず、接待やらおつきあいやらが1年中あり、立食パーティーなども多くなりましたし、忘年会も増えました。
 今週はさっそく、理事会と学部事務室の、それぞれの忘年会がありました。(もちろん自腹です。公費も校費も使っていませんので念のため。)といっても、同じ忘年会でもずいぶん雰囲気は違います。
 理事会忘年会の方は、都心のホテルでの立食パーティー。昨年の忘年会は学部長改選期の直後で、私も含めて理事になったばかりのメンバーも多くいました。それに加えて、その当時の理事会がとても難しい問題を抱えていたこともあって、あまり明るい雰囲気のパーティーではありませんでした。昨年と今年と会場は同じですが、今年は理事会メンバー同士、少し気心が知れてきたこともあり、昨年よりもなごやかな雰囲気の忘年会になったように感じました。
 学部事務室忘年会の方は立川のお寿司屋さんでおこなわれました。その年の幹事さん次第なので、昨年はイタリアンのお店でした。こちらの方は、日頃から机を並べ、一緒に仕事をしている職員同士の多い忘年会なので、毎年打ち解けた雰囲気で楽しく会がおこなわれているようです。私以外は皆さん職員の方たちですが、私が学部長として事務室に机を置いてもらっているので、この会に呼んでいただきました。幹事さんのおかげもあり、クイズやゲームの時間もあって、楽しい時間を過ごさせていただきました。
 今年の忘年会に出席して、「あれからもう1年が経ったんだなあ…」という感慨がありました。昨年11月1日に学部長になったばかりのときは、そのあまりに多忙な生活になかなか慣れることができず、年末の休暇にたどり着くまで、とにかく長かったという記憶があります。それから1年。学部事務室の皆さんだけでなく、多くの教職員に支えていただいて、ここまで勤めてこられました。来年も自分なりに努力し、精一杯仕事をして、責任を果たしていきたいと思っています。


(学部事務室忘年会の最初のお料理)

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 テレビドラマ『時間ですよ』は、6年前に亡くなった女優・森光子の代表作であり、1965年から何度もシリーズ化された有名ドラマ作品です。私がリアルタイムで主に見ていたのは、1973年放送の第3シリーズで、その頃私は中学3年生から高校生になる時期でした。
 テレビドラマ研究者としては、その他のシリーズについても、多少調べたり視聴したりはしていますが、このところBS12チャンネルで第2シリーズから放送されていたのに機会に、この作品をかなり視聴しました。そこであらためて感じたのは、私がリアルタイムで見ていた印象が強すぎて、そのときの印象にかなり引きずられていたということです。
 私の記憶の中にある『時間ですよ』は、かなりコメディ色の強い作品でした。堺正章演じる風呂屋の健ちゃんは、完全なお笑い担当で、同じ勤めの悠木千帆(その後の樹木希林)も「釜田さん!」はじめ、多くの笑いを提供してくれました。藤竜也と篠ひろ子の部分はけっしてコメディではないものの、そこだけ深刻ぶって描いているところが、かえってパロディめいていて、笑いを誘ったようにも思います。
 それが今回第2シリーズを見直してみて、自分が主に見ていたシリーズのコメディ色強い印象よりも、もっと「しみじみ」とした、寂しさとあたたかさが半ばする深い味わいのあるドラマだったのだと再認識しました。それは第2シリーズ全体の雰囲気でもありますが、中でも特に向田邦子が脚本を担当する回にその特徴が強いと感じました。
 たとえば、第50回(第2シリーズの20回目)。銭湯を営む松野祥造とまつの夫婦は、サラリーマンになった一人息子の一郎とその嫁の芙美と同居中。その一郎が成長して、祥造は近所の飲み屋での女性に家に送ってもらうのに対して、一郎は会社の経費で銀座で接待。いやでもその差が目立ちます。また、祥造へ届くお歳暮よりも一郎に届くお歳暮が年々増えて、今年ははるかに一郎の分が多くなります。そのときの祥造とまつの気持ちは複雑です。息子の成長が嬉しいものの、自分たちが老いて小さな存在になってしまうような、そんな寂しさにもおそわれます。
 子の成長を喜びながらも寂しい、寂しいけれども息子が頼もしい、そんな親の複雑な気持ちと、その気持ちを思いやる息子夫婦のやさしい思いやりがしみじみと伝わってきます。
 放送されてから45年以上も経ってからこの作品を見直してみて、その細やかな描き方にうならされる思いがしました。今の新しいドラマを見ていくのも楽しみですが、古いドラマを見直すことの良さを、この『時間ですよ』を見直してあらためて感じさせられました。

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(函館といえば函館山からの夜景)

 あいかわらずの校務多忙の毎日なのですが、多忙なら多忙なほど、「家で休みたい」というよりは、「どこかへ出かけたい」という気持ちになります。このところはずっと、「函館に行きたい!」という気持ちが抑えられません。しかし、3日間程度の休みもままならないので、当分は無理そうです。

 しかし、なぜ「函館」なのかというと、理由は二つ。一つは以前に行って心地よかったこと。もう一つは、つい最近あるテレビ番組を見たことです。その番組とは、NHK『ドキュメント72時間』です。校務多忙ですからいつも見るわけではないのですが、私の場合、家でも研究室でも基本的にテレビつけっぱなしの生活なので、10月26日夜放送のこの番組「函館 ハンバーガーと幸せと」を、仕事しながら横目で見ていました。この番組を見ていたら、余計に行きたくなってしまったのです。
 「メディア・リテラシー」が重視される昨今、私も注意しようとは思っているのですが、テレビでカレーを見ると、その日はどうしてもカレーが食べたくなるのが止められません。同じかどうかわかりませんが、テレビのその番組を見たら函館に行きたくて仕方なくなりました。
 行ったことがあるところへなぜまた行きたいのか。有名な函館山の夜景は2度見ていますから、どうしてもそこにもう一度行きたいわけではありません(行っても外国人の集団でほとんど夜景が見えませんし)。それでも行きたい理由が何なのか、自分でもよくわからなかったのですが、それは「総合的」なものとしか説明できないように思います。
 「美しい絵のような風景」はもちろんですが、それだけが行きたい理由ではありません。「美しい絵のような風景」に加えて、「市街地にすぐ近い温泉地」「居心地のよい温泉ホテル」「新鮮な海鮮を多く使った料理」も私にとっては重要な要素です。さらに言えば、「熱帯植物園の温泉に入るサル」も、函館に行ったら必ず見に行きますし、庶民的なスーパーマーケット「コープさっぽろ」も私の好きな場所です(私、外国に行ってもスーパーマーケットに行くのが大好きです)。
 そんなこんなで、書いていたらまた函館に行きたい気持ちが高まってきました。来年春までには休みを作って出かけたいので、それまでは真面目に校務に励もうと思います。


(五稜郭)




(地元で有名なチキンバーガー)



(湯の川温泉の露天風呂)


(庶民的なスーパーマーケット)


(植物園の温泉に入る猿たち)

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(スマホの写真に特に意味はありません)

 事情があって、4日間、携帯電話(スマホ)を使えませんでした。
 私は日頃、電車の中でスマホを見っぱなしの人や、歩きながらスマホ画面から目を離せない人を見て、「いやだなあ~」「ああはなりたくないなあ」と、しばしば思っていました。しかし、実際に自分が使えないとなると、自分が思っていたよりも「手持ちぶさた」な感じを持ちました。
 現実面の不便があったかというと、それほどでもありません。私は普段から大きめのノートパソコンと小さめのノートパソコンを両方使っているので、仕事中もだいたい小さい方を持ち歩いています。ですから、メールもすぐにチェックしていましたし、わからないことを調べることもできますし、スマホがなくて困ることはほとんどありませんでした。
 しかし、「不便」ではないのにどこか「不満」なのです。一人で学食でご飯を食べながら、「あ、今日はスマホがないから、食べながらネットニュースを見られないんだ」と思いました。また、空いた時間に考えたいことが山ほどあるので、時間をもてあますことなどないはずなのですが、それでもつい電車の中で、「あ、スマホがない」と思ってしまいました。他人のこと言えないなあ、というのが正直な感想です。
 とはいえ、4日の間に少しずつスマホのない日常に慣れていく、という面もありました。4日目には、初日ほどスマホがなくて不満…というほどでもありませんでした。いかに「慣れ」てしまうことが恐ろしいか、そんなことを感じたスマホのない4日間でした。今はスマホが戻ってきましたが、依存しすぎないように気をつけたいものです。


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 次の書籍の書評を執筆して、最近掲載誌が刊行されました。

  松村友視著『近代文学の認識風景』 (インスクリプト)
  『国語と国文学』2018年12月号

 この書籍は2017年1月に刊行され、私の書評もかなり以前に依頼をされていましたが、掲載誌の都合でこの時期の掲載となりました。
 著者の松村友視氏は、作家の村松友視氏とはもちろん別人で、慶応大学名誉教授。泉鏡花を中心とした明治文学の研究者で、この本ではその鏡花の他に、森鴎外、嵯峨の屋御室、宮沢賢治などの文学者を論じています。詳しくはこの書籍、または私の書評を見ていただきたいので繰り返しませんが、実に立派な研究書です。『国語と国文学』誌から私がこの本の書評者を指名されたことは、責任が重いと同時に名誉なことと思いました。
 今書いているこの場所は、ブログであって研究誌ではないので、少し個人的な思い出を書きますが、私が大学院の学生だった頃、松村氏の研究論文をよく読んでいました。私は、今は村上春樹作品やテレビドラマ論などの現代文化論を専門分野としていますが、もともとは日本の明治期小説の表現研究から出発しました。松村氏とは研究視点が異なるものの、嵯峨の屋御室研究や泉鏡花研究の論文からは大きな影響や示唆を受けました。それから30年以上が経って、松村氏の書評者になるのは感慨深いものがありました。
 私も松村氏の著作を真摯に読ませていただき、久方ぶりに明治文学研究者に戻った気持ちになりました。

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 プロ野球の日本シリーズがおこなわれ、ソフトバンクの優勝で締めくくられました。一方、その陰では監督が交代し(更迭され?)、新監督のもとに動き出しているチームもあります。チームの成績がよくなければ、監督が現場のリーダーですから、責任をとるのは当然といえば当然でしょう。
 しかし、なのですが、その監督を選んだ側の責任はどうなのでしょうか。つまり「リーダーの責任」と同時に「リーダーを選んだ責任」もまたあるはずです。たとえば、あれだけの戦力を抱えながらセントラルリーグ3位に終わった読売ジャイアンツの高橋由伸監督、そして同じセリーグで最下位に終わった阪神タイガースの金本知憲監督が、いずれも退任となりました。共通するのは、現役時代にそれぞれのチームの花形選手でいたことと、指導者としての経験がほとんどないままに監督に就任したことです。
 私は、スポーツとしての野球は嫌いではありませんが、組織としての日本のプロ野球にはいろいろと疑問を持っています。たとえば、サッカーのような指導者になるための研修プログラムもライセンス制度もないこと。それよりも、現役時代に人気選手だった、というだけで監督に就任しているケースがしばしばあるように感じます。巨人の高橋前監督、阪神の金本前監督もそうです。
 私はこの二人が就任したときに、指導者経験のないまま監督になることに疑問を持っていました。そして案の定、やはり結果を出せなかったとなると、それは両前監督の責任であるというよりも、むしろ彼らを選んだ側の責任なのではないかと思います。
 どんな組織にもリーダーは必要です。私の職場でも、選挙で選ぶリーダー、選考委員会で話し合って選ぶリーダー、それらによらない方式で選ぶリーダーとさまざまな形があります。しかし、リーダーに重い責任があるのと同時に、それを選ぶ側にも責任はともなうことは同様です。
 今回の監督交代を見て、リーダーを選ぶこと、任命する側の責任というものをあらためて考えさせられました。

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(今週は校務多忙のため1回空いてしまい、2週間ぶりの更新でした。どうもすみません。)










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 10月から12月にかけてのクールのテレビドラマが出揃ってきました。まだこれからの作品もありますが、先週のこのブログで取り上げなかった作品について、簡単な感想を書いてみましょう。数字はビデオリサーチ社による関東地区のこれまでの視聴率です。

 昭和元禄落語心中   (NHK、金曜22時) 4.6%
 
 雲田はるこの漫画を原作としたテレビドラマ化作品。累計200万部が販売された原作とはいえ、昭和初期の落語家の世界といえば、朝ドラ(連続テレビ小説)でもないと、なかなか連続ドラマにはなりにくい題材。常々言っているように、NHKには「民放では放送しないようなドラマ」しかし「世間の風潮には左右されない良作」を制作してほしいもの。実際、この作品はなかなかいいです。特に興味深いのはキャスティング。岡田将生、山崎育三郎ともに現代的な雰囲気の俳優で、昭和の落語家というイメージはありませんが、それを起用したとことに強い意欲を感じます。

 ハラスメントゲーム   (テレビ東京系、月曜22時) 5.2%
 
 テレビ東京系では、毎日22時を「働く人応援」の時間帯と位置づけているとのこと。これはドラマやドキュメンタリーなどのジャンルを問わないものです。テレビ離れが懸念されるこの業界において、新しく貴重な試みだと思います。唐沢寿明がコンプライアンス室長を演じるというので、絵に描いたようなヒーローかと思いきや、7年間も左遷されていた社員で、セクハラ発言連発の困った親父でもあり、なかなか面白いキャラクターに設定されています。ストーリーはそれほど緻密とはいえませんが、「働く人」たちがハラスメントに関する勉強をしながらドラマを楽しみのにちょうどよい加減で、それほど期待していなかったわりには面白い作品になっていました。

 大恋愛~僕を忘れる君と  (TBS系、金曜22時) 10.4%
 
 こちらもまたキャスティングが見どころ。若年性アルツハイマー病を患う若い女性医師に戸田恵梨香というのもやや意外ですが、それ以上に、彼女を支える元小説家男性にムロツヨシをキャスティングしたのには驚きました。しかし、これまで2回見たところ、この起用はけっして意外なものではありません。新人賞をとった後に挫折した元小説家という設定もムロに合わせたもののようですし、今後病気の妻を支える展開から目が離せません。「5年後に大河ドラマの主役をする」と公言しているムロの今後の大バケに期待したいものです。

 忘却のサチコ  (テレビ東京系、金曜深夜時) 2.0%

 テレビ東京系深夜枠得意のグルメもの。いわゆる「深夜の飯テロ」番組の一つです。少し考えただけでも、『孤独のグルメ』『ワカコ酒』『めしばな刑事タチバナ』『昼のセント酒』『侠飯(おとこめし)』などなど…。共通するのは、グルメ番組ではあってもけっして高級志向にはならず、とことん庶民的で気取らないこと。この『忘却のサチコ』は『孤独のグルメ』などに比べればストーリー要素が強く、ドラマ性があります。それでもこの路線特有の気取らなさがあり、朝ドラ女優でもある高畑充希が、大きな口を開けて思いっ切り食べるところが気持ちいい! 有名女優が小さな口で蕎麦をほんの一口つまんで「ああ、美味しい」なんて言ってるグルメ番組が馬鹿らしく思えてきます。この視聴率ではもったいない! 皆さん、もっと見た方がいいと思います。それに、高畑充希のコスプレもなかなか楽しいですしね。

 下町ロケット2   (TBS系、日曜21時) 13.9%

 『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』『花咲舞が黙ってない』『下町ロケット』『陸王』と続く、池井戸潤原作のテレビドラマシリーズは、今やすっかりTBS日曜夜の定番ドラマとなりました。このシリーズについては、過去に私のブログ、ネット記事、講演などで何度も書いてきました。ですのでもう繰り返しませんが、近頃特に感じるのは、中高年男性、しかも日頃はテレビドラマをあまり見ない視聴者からの支持が多いこと。メディアにはそれぞれのジャンルに特有の約束事があり、それになじむことが求められます。しかし、日曜劇場で放送される池井戸潤ドラマの場合は、そのようなハードルが低く、日頃企業で働く人びとがそれに近い感覚でドラマに入れるように作られています。『半沢直樹』のような大ヒットはもはや難しいと思いますが、固定客をつかんだ安定作品として今後も一定の支持を得ることでしょう。

 今日から俺は!!  (日本テレビ系、日曜22時半) 9.8%

 いくら人気漫画が原作とはいえ、この作品をテレビドラマ化するんですかねえ…というのが第一印象でした。だって、「ツッパリ」生徒たちっていうのは、1980年代前半の学校の話です。しかし、『勇者ヨシヒコ』や『アオイホノオ』などで知られる福田雄一の脚本と演出で、その独特な世界がここでも発揮されていると思いました。ただ、私自身は、福田雄一の過去の作品、『33分探偵』などの方が好きでした。近年は福田色を出そうと極端になりすぎているように感じました。ただ、この作品をいまひとつ楽しめないのは、80年代前半に私は大学院生兼高校の非常勤講師で、「ツッパリ」生徒に苦労していたので、どうもこの手の世界にいい思い出がないためなのかもしれません。


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 10月から12月にかけてのクールのテレビドラマが始まったばかりです。まだこれからの作品もありますので、とりあえず、今週から始まった作品について、簡単な感想を書いてみましょう。数字はビデオリサーチ社による関東地区のこれまでの視聴率です。

SUIT/スーツ (フジテレビ系、月曜21時) 14.2%

 初回は面白く見ました。アメリカは人種も多様で、ドラマは国外輸出も多い。違う文化背景にも通用する面白さを備えているので、いいところに目をつけたと思います。テンポが速いのも現代視聴者向けです。織田裕二は癖が強い俳優ですが、その癖の強さを活かせる役になっています。ただ、リアリティがあるかといわれれば、かなり「作りもの感」(要するに嘘くさい感)は強いので、それを上回る面白さで視聴者を惹きつけ続けられるか、そこが今後の勝負でしょう。

 僕らは奇跡でできている (フジテレビ系、火曜21時) 7.6%
 
 知的でクールな魅力のある高橋一生を変人大学講師に起用したのは、なるほどと思える設定とキャスティングです。思えば、大学教授ものは以前からありました。古くは『白い巨塔』のような重々しい権力もの。その後も『天才柳沢教授の生活』や『ガリレオ』などが思い出されます。『天才柳沢教授の生活』は徹底して変人に描いて笑う、『ガリレオ』は変人だがとにかくかっこよく描く。その点でいえば、『僕らは軌跡でできている』は、今のところ、どちらでもないという印象です。「変人で常識がないが本質を鋭く見抜く人物」という主人公像は新しい描き方とも言えますが、それが魅力として理解されるには少し時間がかかるように思います。

 中学聖日記  (TBS系、火曜22時) 6.0%

 有村架純は今勢いのある女優です。清純、可愛いイメージを変える役も演じていて、この作品もその一環でしょう。ヒットした松嶋菜々子主演『魔女の条件』(1999)を思わせる設定ですが、違う点も多くあります。1.男性俳優は滝沢秀明と岡田健史。その時点の知名度に差がある。2.有村架純は大人の女性というよりは、今のところ「可愛い」存在。この役に向いているか? 3.淫行条例など、低年齢者との恋愛への社会的意識が格段に厳しくなっている。「3」の要素のためか、ネット上では否定的な意見がかなり書かれているようです。うーん、ピンチ、架純ちゃん、ガンバレ!

獣になれない私たち (日本テレビ系、水曜22時) 11.5%

 放送前に書いたこのブログで、この作品も期待作品としてあげておきました。ただ、初回を見てみたところ、コメディ色の強い作品と聞いていたことに比べて、やや重い印象を持ちました。「重い」というのはやや違うかもしれませんが、描かれているのは、一種のパワハラ状態であり、事態はけっこう深刻なはずです。しかし、作品の主眼はそこではなく、そういう状態でも表面的にいい顔をしてしまう状態のこと。これからその本音が描かれてくるので、その展開に期待したいと思います。


 黄昏流星群 (フジテレビ系、木曜22時) 7.3%

 放送前に書いたこのブログで、一番の期待作品としてあげておきました。分別も常識もある大人だからこそ、恋愛に戸惑い、それでも人に惹かれてしまうせつなさがテーマと考えてよいでしょう。初回を見る限り、ややありがちな展開が目につきます。わかりやすい仕事上の挫折、外国で運命の女性との出会い、そして偶然すぎる再会…。ありがちです。ベタです。絵に描いたようです。でもいいじゃないですか。奥さんが中山美穂で、運命の女性が黒木瞳ですよ。もうありがちだろうとベタだろうと、何でも許しちゃいます。僕が佐々木蔵之介になりたーい!

リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~ (テレビ朝日系、木曜21時) 15.0%

 米倉涼子が弁護士資格を剥奪された元弁護士役を演じる法廷ドラマ。主人公は勝つためには手段を選ばないやり手の元弁護士。とくれば、誰もが『ドクターX』を思い出すことでしょう。しかもタイトルが『リーガルV』ですからね。しかし、その既視感を薄めるために、キャストは、林遣都、荒川良々、安達祐実、三浦翔平、勝村政信、高橋英樹と、勝村以外は米倉とほぼ初顔合わせの俳優陣を選んでいます。前にも書いたように、テレビドラマは、小説や映画に比べて、期待感を裏切らないことを重視し、新しい要素は必要ではあっても割合は大きくしすぎないのが鉄則です。『ドクターX』ファンの期待にちょうど適合しているかどうか、ここからお手並み拝見というところです。


※このブログはできるだけ週1回(なるべく土日)の更新を心がけています。




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応援部、チアリーダー部のエール

 私が勤める中央大学でホームカミングデイがおこなわれました。

 ホームカミングデイは、その名の通り、卒業生たちに自分の家に帰るような気持ちで、母校に帰ってきてほしいという願いをこめた行事です。政治家や弁護士による座談会、理系女子のための実験教室、散策ツアー、模擬店、等々がおこなわれました。私は学部長の立場で、第1部の開会式典と名誉教授との懇親会を中心に参加してきました。
 大学は、今大学にいる人たち、学生、教員、職員だけのものではありません。卒業生や学生の父母、その他多くの関係のある人たちのものでもあります。今日はそのことをあらためて意識した一日でした。


中央大学附属横浜中学・高校合唱部


白門グリークラブ(男性合唱部OBの会)


中央大学混声合唱こだま会


名誉教授との懇談会

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