フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



  
  (ゼミ学生たちからのプレゼント)

 3月25日(月)は中央大学文系学部の卒業式の日でした。
            
 私は中央大学に勤めて23年。つまり、23回目の卒業式の日です。23回も繰り返したら毎回同じかと言えば、卒業させる学生たちの顔触れも違いますし、頭に浮かんでくる思い出もまたそれぞれです。
 ただ、どの学年、どの学生も私にとっては大切ですから、毎年卒業式にあたっては感無量の思いがあります。
           
 さて、今年はゼミの学生たちから、「感謝の気持ち」ということで上のようなプレゼントをもらいました。もちろん、こういう組み合わせのギフトがあるわけではなく、お見せに無理を言って、お花の中に私の好きなりラックマのぬいぐるみを組み合わせて、プレゼントを作ってくれたそうです。どうもありがとう!喜んでいただきます。
          

(国文学専攻の卒業証書授与式風景。女子学生が目立つ)


(ゼミ学生たちと記念写真)


(1年次のクラスで記念写真)



(証書授与の後は私の研究室で祝杯)



(修了する院生がゲーセンでとってくれたコりラックマ。身長約40㎝)



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




3月21日(木)は、、中央大学の博士学位授与式(文系)がありました。授与式は年に2回あるので、今回は2012年度後半に博士号が決定した29名に学位が授与されました。
私が中央大学に赴任した1990年頃は、中央大学全体でも博士授与者は10数名程度。その多くが理工系でした。近年は40数名から60名程度の授与者がいます。文科省の指導もあり、できるだけ大学院生には博士学位を取得させる方向に動いています。ものごとには必ずメリットとデメリットがありますが、現にそうなっている以上、私は現実を前向きにとらえようと思います。
今年度は私が指導している大学院生2名が博士学位を受けました。今後も意欲ある大学院生に対しては、学位を取得できるように指導していきたいと思っています。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




       


 立川にあるフレンチレストラン『27(ヴァンセット)』に行ってきました。

          
 このお店は立川のレストランの中ではかなりの人気店です。前から一度行ってみようと思ってよくウェブページを見ていたのですが、「本日の予約状況 ランチ・ディナー共にご予約で満席でございます」の掲示が毎日のように出ています。
 また、定休日が月曜日の他に、火曜日も休みになることがあり、前に行こうと思った日がちょうどその休みにあたってしまったこともありました。
           
 というわけで、初めての来店。今回は7人での会食で個室を使用し、なおかつ支払いもせず、御馳走になってしまいました。ですので、フロア全体の雰囲気やコストパフォーマンス(料理と値段の関係)についてはよくわかりません。ただし、料理と接客についてだけ言えば、申し分なく楽しむことができました。
 レストランはお料理が美味しいことが大前提ではありますが、それだけで心地よい時間が過ごせるわけではありません。店の空間演出や接客を含めてそれが可能になります。7人で料理とワインを楽しみながらおしゃべりをしていたら、あっという間に3時間が過ぎていました。こうした楽しい時間を過ごせるのが、よいレストランというものなのでしょう。
 毎日のように「予約で満席」となっている理由がよくわかりました。
          


アミューズ→「こだわり卵の温度卵」


オードブル①→イベリコ豚のテリーヌ


オードブル②→ホタテのポアレとアスパラガス


魚料理→真鯛とハマグリのブイヤベース仕立て
(※冒頭写真の再掲)


肉料理→牛フィレ肉のステーキとフォアグラ・マデラソース
(子羊料理・鴨料理と選択)


デザート→ブラマンジェとフルーツ
(ショコラショー・スフレグラッセと選択)


  (この日空けたワイン)


 ⇒ フレンチレストラン『27(ヴァンセット)』


 


<p><a href="https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13022778/?tb_id=tabelog_432e13ba693f3af1882afa3f66f54b9c5b306e79">Restaurant27</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/RC021101/">フレンチ</a> / <a href="https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/R5964/rstLst/">立川南駅</a>、<a href="https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/R5960/rstLst/">立川駅</a>、<a href="https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/R5963/rstLst/">立川北駅</a>)
  <br />夜総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.7
</p>



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




 早稲田大学の金井景子さんからDVDをいただきました。
          

 『先生にできること~LGBTの教え子たちと向き合うために~』というDVDです。「LGBT」とは「レズビアン(女性の同性愛者)」「ゲイ(「男性の同性愛者)」「バイセクシャル(両性愛者)」「トランスジェンダー(体の性と心の性が一致しない状態)」の略で、性的マイノリティとも呼ばれることがあります。
 このDVDはこうした性的マイノリティに関する基本的な知識、性的マイノリティの人と接する際の注意点、また、性的マイノリティの人たちのインタビューなどを中心に構成されています。
           

 学校、教室に性的マイノリティの人がまったくいないことは少ないと思いますし、仮にいなかったとしても、教員にとってこうした知識や注意の気持ちを持っていることは必要だと痛感させられました。また、このDVDは、直接的には教員になっている人を対象に作られていますが、教員でない人にとっても、身近の人を無意識に傷つけていないかという視点を持つ意味で、たいへん貴重なDVDだと思いました。
           
 問い合わせは早稲田大学金井景子研究室へとのことです。
  →<kanaike@waseda.jp>



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




八王子市がおこなっている市民講座で講演してきました。村上春樹に関して、具体的な作品テーマがある方がいいという先方の御希望だったので、『1Q84』について話してきました。平日夕方から(かつ事前申し込みが必要)にもかかわらず、100名以上の方に来ていただきました。
そう言えば、4月には村上春樹の新作が出版されるとのこと。「短編のつもりで書いていたら長くなってしまった」というコメントが示されています。私は、『1Q84』を評価しつつも、カルトの問題についてBOOK3で後退したことには疑問を持っています。ただ、今回の新作は、本人のコメントから言って、『1Q84』を引き継ぐものではないだろうと予想しています。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




昨年『テレビドラマを学問する』(中央大学出版部)という本を出し、授業でもテレビドラマ研究を扱いました(半期)。
          
昨年(2012年度)は岡田惠和と野島伸司という2人の脚本家の作家性を重視して講義したので、今年(2013年度)は時代背景とテレビドラマの関係を重視して講義してみようと思っています。ですので、本務校の中央大学では、前期にテレビドラマ研究、後期に村上春樹研究を講義する予定です。非常勤先の東京大学の方は半期の担当科目なので、テレビドラマ研究の方を講義しようと思います。
          
ということで、講義に使うDVDをまた買いました。もっといろいろ購入したいので、これから揃えていくつもりです。ただ、発売されていない作品もあり、そこが難しいところです。昨年も、野島伸司『世紀末の詩』や岡田惠和『彼女たちの時代』といった作品を扱いたかったのですが、DVD発売がされておらず、扱うのをあきらめました。それぞれの脚本家の作家性を考えるのに重要な作品で、ぜひDVD発売されることを願っています。
          



コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )