先日書いたように、4年間の文学部長・理事の任期を終えました。それから、そろそろ1か月になろうとしています。4年間に後回しにしていたこと、おろそかにしていたことをリカバーするのに精一杯で、まだのんびりするところまでは進んでいませんが、少しずつ普通の生活を取り戻そうとしています。
そのために欠かせないのが部屋その他のかたづけなのですが、私はこれが苦手です。そもそも物を捨てられないのです。捨てた途端に「あ、あれがあれば使えたのに…」といったことになるのが悔しくて、「もしかしたら使うかもしれない」と何でも残してしまうのです。しかし、広い学部長室をひきあげて元の個人研究室に戻る以上、それではたちいかず、やむなく大量の本や資料を捨てました(正確にいえば、すべて捨てたのではなく、所有を移したり返還したりしたものもかなりあります)。断捨離できない男である私としては、断捨離まではいかずとも、かなりの持ち物を減らした、というわけです。人間、どうしようもなければ最低限のことはするものだと思いました。
※このブログはできるだけ週1回(なるべく土日)の更新を心がけています。