考えるための道具箱

Thinking tool box

バーチャルオフィスとしてのブログ。

2004-10-01 10:37:13 | ◎業
恒例の日経流通新聞の紙面リニューアル。このブログも「なんとか続けられそうだ」という気もしてきたので、ネタ繰りのためにも、再び購読し始めようかなあと思う。月曜発行になったのも新幹線上京派にとってはも助かる。

躍起になって毎号記事を切り抜いていたときもあったが、ここ数年は、自宅にあまりいないこともあって、オフィスで斜め読みをする程度になっていた。
そこで、思ったのは、スクラップとしてのブログの効用。もちろんデータ的なものは切りぬいて保存しておくべきだろうが、そうではないものまで、後生大事にとっておく情報許容量はない。だいたい、いまや日経系の記事なんて数年後でもさまざまな方法で検索できる。

過去、さまざまな方法で情報ストックを行ってきたが、そこで学習したのは「後で使える」とやみ雲に保存したって、結局「後で使うこと」なんてほとんどない、ということ。開かれたデータベースがたくさんある現在、新聞や雑誌の記事というのは「いま、そこで使う」ことこそが大切だ。

掲載されている記事の背景にある戦略をフレーミングし、それを媒介にしビジネスアイデアの断片を書き留めておく。手書きメモだと散見してしまうが、ブログなら、しっかり日付スタンプも押してくれるし、野口式に時系列保存できる。過去の投稿を、ことあるごとに見直せば、機が熟したアイデアも発見できるかもしれないし、ほかの断片との止揚で新発想が生まれるかもしれない。もちろん、カテゴリーを工夫すれば、単純に個人の思考のデータベースとしても使える。

アイデアストックとしてのレントゲン棚が、いまいちうまく使えなかったわたしにとって、PC導入以来のエポックになるかもしれない。

もちろん、この手のことをより先鋭的な手法で行っている先人bloggerは、相当な数に達すると思われるので探してみたいと思うし(もし、これぞ!というのがあればご教授ください)、ブログの効用うち、こういったバーチャルオフィスとしての機能については、実験的に、トライ&エラーしてみようと思う。

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