考えるための道具箱

Thinking tool box

◎TOWER BOOKS,TOWER RECORDS.

2008-12-29 18:57:04 | ◎目次
待望されていた、本の塔、二本竣工。これにより各仮設住宅にて同時多発的に危ぶまれていた決壊、雪崩、土砂災害などがいったんは緩和される。しかし、この打ち手は対処療法的に過ぎず、おそらく来年度末には、さらなる追加工事の検討・決定が必要になるだろう。オフショアに目を向けるか、それとも掘削、架橋か。いずれにしても抜本的な打開策を詮議しなければならない。




とかなんとかいいながら、レコードの塔に幾たびも登ったり、2008年の重大な忘失と弁明しながら『LIFE DEATH LOVE AND FREEDOM/JOHN MELLENCAMP』、『Everything That Happens Will Happen Today/Brian Eno & David Byrne』、『The Age Of The Understatement/The Last Shadow Puppets』をうれしそうに取り揃えるあたり、事態の深刻さがまだうまく飲み込めていないようではある。

◎たまにはつぶやくよ。

2008-12-24 01:10:44 | ◎想
消費活動の目録を、あっちでつぶやくようになったら、こっちで書くことがなくなってきた。なんか80年代の代表的日本人のようでさびしい。情けない。
しかし、渋谷の街は、ほんとうに消費しているかどうかは別として、消費っぽいもので成り立っている。それが証拠に、東急フードショーでは、聖なる日を前に、いったいこのデパートには何匹の魂が浮遊しているのかと、恐ろしくなるような数の鶏の残骸がならんでいた。中華丼も鶏ステーキ入りだ。
地上では、黒いスティックバルーン(あの応援するときに2本あわせてバンバン鳴らすやつね)をうれしそうに振り回している人がやけに多いなあ、と思ってよくみたら3本のラインが入っていて、どうやら有名なスポーツウェアのお店がオープンしたようだ。なんでも、このお店しか売っていないようなブツを売っているらしく、まあモノの割りにはけっして安くはないんだけど、鬱陶しいほどピカピカなショップは紙袋を誇らしげにもった庶民たちで相当にぎわっていた。
CDとかDVDなんかを大量に売っているお店は、どれもバーゲンで、「2枚で20%OFF」とか「3枚3000円」とか「3枚なら25%OFF、2枚なら20%」とか「今日はポイント3倍」とか「2倍」とか、損得勘定のバラエティ、というか罠に富んでいて、暗算じゃとうていズルを見抜けない。トラップにつられた俺のような人間で店のなかは朝から大賑わいだけど、まあ売れてない売れてないというてるから、ほとんどは冷やかしなんだろう。
たしかに消費はしたいし、してほしい。でもこんな小粒じゃだめなんだろうな。



こんな時代こそチャンス?いいたいのはわからんでもないが、「チャンス」という発想にぷんぷん漂う一攫千金のもくろみじたいに、まだ懲りてないやん、と思う。「創って、作って、売る」とは三枝匡のけだし名言。こんな時代こそちゃんと創って、作ろう。これがいちばん。

そんなことを考えながら、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』、『強欲資本主義 ウォール街の自爆』、『ビジネスに「戦略」なんていらない』などを消費する。

あ、ヒマラヤだかエベレストだかに行くソフトバンクのBGMは八甲田山だな。あれは結構いい映画だったな。なるほど北大路つながりか。