うらぱん

うららの天然酵母パン
…旬の酵母12ヶ月…

パンの恩返しの、お返し

2011年03月31日 | その他
本日のホッとひと息さん



うらぱんは四季折々の無農薬の果物やハーブを使って酵母を起しています。
そのためには、いろんな方々の‘差し入れ’が頼り。

素材提供者さんには感謝の気持ちを込めて、そこから生まれたパンを里帰りさせています

お庭で採れた実や、馴染みの農家さんから買った果物や、ちょっとしたお裾分けの品が、
パンになって戻ってくる
ちょっと楽しい物々交換でしょ?

そして、嬉しいことに、人と人との繋がりは、そこで終ってしまわないのです。

「美味しかった」という言葉を返してくださったり、
またまたお土産をくださったり・・・
今日のおやつは、そんなお返しのお返しでいただいたおせんべいとお茶デス。


日本地図と子午線の絵がかわいい卵せんべいは酒粕をくださるWさん


カモミール入りのほうじ茶は‘徳島美味しい便’のシライシさん

それぞれあざみさん経由でいただきました。
ありがとうございます

まだまだ未熟なうらぱんですが、これからもよろしくお願いいたします

サワー種のセーグル

2011年03月30日 | 天然酵母パン
クランベリー・レーズン



サワー種に<春よ恋>の粉を合わせました。
中にはドライのクランベリーとレーズンを入れて、酸味と香りを効かせました。
生地に混ぜる前に、ドライフルーツは水で戻しておくと、
クラムもしっとり仕上がります。

「まだまだ寒い日が続きますねぇ」と言葉を交わしつつ、
ようやく日向はポカポカと温かい。
パンを焼くのも楽しい日々到来です



薄くスライスして、ちょっとしたお茶うけにもいいです。
今日のお茶は、オーバちゃんにいただいて、大事に大事に取っておいた、
pukkaの‘detox’バージョンです。



オーガニックのアニシード・フェンネル・カルダモンがブレンドされています。
ウ~ム、マニアックなお味じゃ
春はデトックスのシーズンなのじゃ


ルヴァン種のフランスパン3

2011年03月29日 | 天然酵母パン
たろうさんの国産小麦



ゆうちゃんから、粉をもらいました。
摂津本山で神戸産有機野菜の移動販売<やむさいマルシェ>をしている、たろうさんの、だそうです。

ゆう「兵庫県産の強力粉で、なんとかの香り・・・って言ってたかな~?」
う「‘キタノカオリ’かな?」
ゆう「んー・・・わからなぃ」
っていうくらい情報量がありません。
「また、たろうさんに聞いておくね」って、
でも詳しく聞いてもらったところで、使いこなすほどの腕はまだないのだ

でも、挽きたてだよって、1kgの粉。
嬉しい!
ちょっと茶色いから、全粒粉なのなかな~



焼く直前です。
どうも、いつも私は過発酵気味のようです。
もうちょい手前で切り上げておけば・・・ということが多いです。



力強い風味のフランスパンになりました。
香りもいい!
良い粉をありがとう


ゆうちゃんとは一年ぶりに会って、
ぬんさんのふにゃふにゃイラスト「どうぶつ展」や、
西元町の無農薬播州野菜「RESTAOURANT SATISFACTION」に連れてってくれました。
いつも優し~い、ゆる~い刺激を与えてくれて、ありがとう!

文旦酵母のカンパーニュ

2011年03月28日 | 天然酵母パン
久しぶりにいい形だ



無事、文旦酵母ができあがりました。
久しぶりにカンパーニュを焼きました。

材料:北海道産小麦「春よ恋」、文旦酵母液(仕込み水)、クリスマス島の塩
元種に全粒粉(桃ちゃんからもらったオーガニックの粉)を使ったので生地に少し色がついています。



とてもふわふわのベイビーのような生地に仕上がりました。



もう少し発酵を待っていたいところでしたが、時間があまりなくて・・・



でも、いい感じです。
最近過発酵気味でシンペル型からスポッと出せなかったことも多かったので、
ちょうどこのくらいがgoodなのかも

220℃で30分焼成。
これまた、あまり時間がなく、湯気が出たまま半分にカットして、シネマにGO!




種も、仕込み水も文旦酵母。
「ちょっぴり文旦の苦味が残っているのが、おいしー」と言ってもらって、いい気分


今回は桃ちゃんにこの文旦酵母をお譲りです。
よそのお家でも、元気にぶくぶくするんだよ~




サワー種のライ麦プチパン

2011年03月25日 | 天然酵母パン




プチサイズのライ麦ぱんです。
なぜ、このサイズにしたのか今になって首をかしげています。

なんだかイメージと違いました。

プチパンは、どちらかというとそのままかぶりついたり、ちぎったりして食べたい。
一方、ライ麦パンは薄くスライスして、コクのある風味を楽しみたい。
そして「Oh-! チーズが欲しい!」という運び・・・
プチパン成形はイマイチでした。



ライ麦の割合もいつもより多いです。
おかげで泥団子を作っているような感じ。
小麦粉とは性質が違う、独特な粉です。
ちょっと粉を振りすぎて、真っ白だ。


それでもスライスしたら、小さいなりに「Oh-!」となりましたよっ!
モゴモゴして、弾力がなくて、でもライ麦の香りがいっぱい。
これに酸味が加われば、本来のライ麦パンにかなり近いのでは?
ライ麦粉の量をいつもより多めにしたのがよかったみたいです。

次回は、もう少し大きいのを作りましょう。

文旦酵母を起す

2011年03月20日 | 季節の食材
文旦といえば、高知

土佐の文旦、だとは思うのですが、確認したわけではありません。
あざみさんにもらいました。
小さい方は、ポンカンでもない、いよかんでもない、なんだっけ・・・名前忘れました。
大きさを比較したくて並べただけ。

やっぱり文旦は大きい!
そして、スッキリした甘みがいいですね。
ベタベタしてません。



皮が苦いので、酵母にするとどうかな~と思いましたが、
一応起してみます。



文旦にしがみついているのは、<カップメン>です。
みずえさんにもらったの。
私はカップラーメンをめったに食べないので、仕方なく文旦にしがみついている男です

クリスマス島の海の塩

2011年03月19日 | その他
うらぱんの塩の話



うらぱんの塩。
今は、このクリスマス島の塩を使っています。

塩は、健康ブームに乗って色んな種類が店頭にならんでますが、
パンづくりでも、できれば、天然ミネラルを含んだ天然塩を使うのが良いようです。

クリスマス島(キリバス共和国)は赤道直下の南太平洋に浮かぶ孤島です。
燃える太陽と爽やかな風の力で、海水のミネラルが結晶します。
食塩として最適な95%程度の塩化ナトリウムを保つ自然の天日塩です。
凝固防止剤、乾燥材、着色剤、漂白剤などの添加物は一切含んでいません。

この塩、私は伊万里トラピスチヌ(シトー会)修道会から取り寄せています。
もともと子どものころから、こちらのマドレーヌの大ファンで(取り寄せているのはもちろん、母ですが)
<私の記憶のお菓子>ナンバー1なんです。

そんな修道会が塩まで製造しているとは!
最初はびっくりしましたが、今ではうちの塩はコレ!
やわらかな味で、直接口にしても刺激が少ないのです。



ちなみに、こちらがフランス伝統の昔ながらのマドレーヌ。
天然素材を生かし、無添加で、放し飼いの鶏卵を用いて焼き上げています。



右側のガレットも好きで、必ず注文します。

オットも娘も<修道院のマドレーヌ>が大好き。
あっという間になくなります




ルヴァン種でダブルチョコぱん

2011年03月18日 | 天然酵母パン
春のほろ苦

庭のクリスマスローズが花をいっぱい咲かせています。
食卓にも飾りました。
この花は首を傾けるように、下を向いているんです。
ちょっと寂しげではありますが、
冬の寒さに耐えながら春の到来を待っているようにも見えますね。
花言葉は「追憶」「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」「慰め」
ですって。
人の心を癒す思いが散りばめられているように思います。



さて、ココアの生地にチョコチップ、でダブルです。
前回のココアバゲットに甘みが全くなかったので、
チョコチップを加えて生地を作ってみたのですが。
中を開けてみると、あらら・・・



チョコチップの姿が見あたりません
捏ね方に偏りがあったのでしょうね~
外見はグロテスクですが、意外におとなしい子でした。

口の中ではチョコが広がって、ほのかな甘にちょっとほっこりします。
春のほろ苦です。

 







我が家の小さな庭にも、春の訪れが・・・
こんなところにも日を追うごとに、新しい出会いがあって、嬉しいです。

サワー種のくるみぱん

2011年03月16日 | 天然酵母パン
ルヴァン種にも力を借りて



被災地からは、深刻なニュースが絶え間なく伝えられています。
のどかにパンを焼いてブログに載せることに、ちょっぴり罪悪感を持ってしまいます。

でも不謹慎という言葉を恐れて、日々の生活を押さえこんでしまうのはいけないと思いました。
被災地に関心を向けながら、
無事である私たちは、私たちで、日常を続けることが大事だと思うのです。

そして、できることを、する。

         




サワー種の調子もイマイチのようで、今回はルヴァン種を加えて生地をつくってみました。
手前のパンにはクープにえごまオイルを垂らしてみました。
パリッと香ばしい色めで見た目にも美味しそうです。

捏ねをしっかりしていないので、カットしたら、
ルヴァン種とサワー種が混ざっていない!
ありゃりゃ~

クルミが好きという朱夏さんに・・・と思ったのだけど、ちょっと出来が悪すぎ!
困ったな

全粒粉入りフランスパン

2011年03月14日 | 天然酵母パン
季節は冬から春へ



ルヴァン種で、いつものフランスパンです。
それにしても、この不格好なこと・・・
なかなか進歩しない‘エチュード’です。

今回は、桃ちゃんからもらった<とっておきの><美味しい>全粒粉も入れました。

2次発酵は自然発酵ですが、冬の間は黒いビニールをかけて、陽の当たるところに置いておきます。
ところが今日は、ずいぶんと温かい一日でした。
(午後には、シネマのガーデンでは17℃くらいまで上がってました!)
ビニールの中は温室状態!
うっかりしていたら過発酵です
生地がだれていました



全粒粉のおかげでとても良い香りのクラスト、味わい深いクラムです。


三寒四温を繰り返しながら、いつの間にか春ですね。
どんなに厳しい冬も、かならず春に