うらぱん

うららの天然酵母パン
…旬の酵母12ヶ月…

究極のパン種

2010年10月07日 | 元種づくり
水と小麦だけでつくる



いつもはフルーツやはちみつなどの糖分の助けを借りて、酵母を起してます。
でも、もっとシンプルに、水と小麦だけで元種をつくることができるのです。

そんなパン作りを紹介しているのが、林弘子さんの「水と小麦だけのパン種でつくる酵母パン」
以前から、チャレンジしたいと思いつつ、
旬のくだものをビンに詰めて、ブクブクと発酵させるのもまた楽しいことで、
次は何かな~なんて季節を追っているうちに、早や2年。
なかなか実行に移せませんでした。

ところが今年の猛暑!
連日の30℃超えの蒸し暑さは、発酵にはピッタリ。
モノは試しに、作ってみました。

まずは、ご覧のように、ほんの少し(大匙1,2杯くらい)の小麦粉と水をこねて、お団子にします。
ちょうど耳たぶくらいの固さ。

それが半日もすると・・・



こんな風にふやけてきます。
発酵の始まりです。

これにまた粉と水を足して、混ぜ、発酵させ・・・を毎日繰り返すのです。



発酵すると気泡ができます。
中は網の目。
これに粉と水を足すと・・・



こんな風になりますが、これがまた発酵するとなめらかな生地になっていくのです。

3,4日毎日繰り返した後、冷蔵庫に移して、今度は数日に1回のペースで種継ぎです。

どんどん粉と水を足していくわけですから、
最初は小さなお団子でしたが、あっという間にパン生地状態の塊が冷蔵庫にドェ~ンと鎮座している状態です。
ちょっとジャマです

糖分は一切与えていないのに、ちゃんと発酵するのですね!
小麦にも、天然の酵母が付着しているし、
空気中にもたくさんの酵母菌があるので、
条件が上手くいけば、小麦粉と水だけでも発酵種が作れるわけです


さて、小麦粉生地の初期的は自然発酵では、酸味があり、力もまだ十分ではありません。
確実な発酵力と、強い旨みを保つためには、1か月かけて種継ぎをします。



途中、???大丈夫???と不安になりましたが、何とかここまでたどり着きました。
小さなお団子を作ってスタートしたのが8月31日
すっかり、季節は秋になりました


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