そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

1月30日(月)講義は終わり

2012年01月30日 | 公開

 先週、某出版社の編集担当から電話がかかってきて、先生、お原稿は?と言われた。昨年、E学部のK名誉教授から、このたび編集される一般向けのご本に1本書くよう頼まれていたのをすっかり忘れていた。1月20日が締め切りだったのだ! 原稿用紙40枚の依頼だが、34枚でよいと言われる。1枚も書いていないので、まいった。月末までにとは、ご無体である。もう1週間延ばしてもらい、さらに1日。要するに2月6日までに必ずということにした。

 で、この土日でほとんど書き上げた。今週は修士論文や卒業論文の口述試験が目白押しで、レポートの採点もしなければならぬ一方、木曜までは研究指導え演習の授業がある。

 新しいことを加えなければならないが、じたばたしていると光明は射すものである。別に1本、論文が書けそうなネタを見つけた。

 今日は朝いち演習と講義の最終回。演習はまとめで、受講学生ひとりひとりに総括させようかとも思ったが、面倒なので昨夜気がついた新発見について話した。講義のほうは、先週が補講日で授業がなかったので、実にちぐはくになったが、何とか話にけりをつけた。1学期だけのピンチヒッター(サバィカルの先生の替わりの担当)だから、まあ好きな事を好きなようにしゃべらせてもらった。1年生が多い講義だが、ちと専門的過ぎたかも知れない。

 昼食は「たかはし」で刺身定食。E研究科から今日明日使える昼食券をもらい、本番は明日なんだけど、今日使っちゃった。隣の先客が鰤を注文したので、仕方なく鮪にした。右に同じでは沽券に関わる? 腱鞘炎がまたひどくなって、どんぶりの重さが左手にこたえた。

 14:00からA君相手の特殊演習を2時間。テクストの仏教的な話題が多い部分だったので、本チャンの僧侶であるK君に隣に座っていてもらった。四月八日に校注本は何も注を付けていない。K君が鋭く指摘。やはり餅は餅屋である。

 A教授からゼミ合宿のお土産を頂戴した。かたじけなし。K教授はお声が出ないそうだ。おいたわしや。豆腐と団子と苺を買って帰宅。冷蔵庫の中に居るみたいに寒い。