史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

金山

2012年09月23日 | 山形県
(森合峠)


仙臺藩本営地


戊辰戦争三本松戦跡
(梁川播磨戦死の地)

 同盟軍の主力であった仙台藩は、慶應四年(1868)五月末、兵五百を交通の要衝である金山に派遣した。同年七月十一日、桂太郎を将とする新政府軍は、金山北方の森合峠から進攻し、薩摩藩軍は役内から有屋峠を経由して金山を攻めた。両面から攻撃を受けた仙台藩は混乱に陥り、同日夕刻、隊長梁川播磨は三本松付近で壮烈な戦死を遂げた。軍監五十嵐岱助以下、仙台藩兵の戦死者は三十三名を数えた。


梁川播磨歌碑

 梁川播磨戦死の地には、梁川播磨頼親の歌碑が建てられている。梁川播磨は武勇とともに歌道のたしなみもあったという。享年三十七。

 積む雪に 通路たへて おのづから
 うき世をへだつ 冬の山里

頼親


仙台藩士戊辰戦没碑


仙臺藩士戦死之墓


仙臺藩士早坂弥七郎之墓

 早坂弥七郎は、仙台藩梁川播磨大隊の使番であった。慶應四年(1868)七月十一日、金山にて戦死。

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