これが私の生きる道

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本屋大賞の罪

2011年05月21日 19時40分36秒 | 読書
普段使っているバックの生地が破れてしまい
買い換えることにしました。
なので早速、新宿に向かいました。
自分が知る限り、一番品数が多いのが
新宿の東急ハンズで開店と同時に中に入り
散策開始です。

条件としては、①ものがたくさん入る
②肩がけと背負える2WAY若しくは3WAYタイプ
③カジュアルなもの
の3点でしたが、これを満たすものって案外少なくて
デイバックぽいものばかりでした。

電車に乗ると背中に背負うと他の人に邪魔になるので
そういうときに肩に掛けられるようになっていると
助かるのですが
あっても小さすぎたり
ちょうどいいものは中々見つかりません。

とりあえず売り場を一周すると
結局、条件に見合いそうなのはポーターのものでした。
でもそれはタグが布地に「PORTER」と書かれたものではなく
緑のビニールみたいなものが付いているだけで
それが不満点です。

ところで高島屋の中のテナントとして東急ハンズが入っている形ですが
ちょうどバック売り場の前に、高島屋のポーターの売り場があって
どうみたって商品はかぶっちゃっているし
何でこういうつくりになっているのかが
未だによく分かりません。
それはさておき、いつもの如く
即決できずにそこを後にしました。

新宿に来ると必ず寄るところがあって
ジュンク堂書店という本屋さんですけど
来年3月でビル自体がビックカメラに身売りされるそうで
大変残念です。
品数は豊富だし、座れる椅子がたくさん置いてあるので
数ある本屋の中でも一番好きな本屋なので
新宿でまた復活してもらいたいものです。
おそらく百人以上の方がこの店で勤めていて
正社員は他の店に移ればいいだけだけど
アルバイトや契約社員の人たちは困っちゃうだろうなぁ。

同じジュンク堂でも池袋店は一フロアがそれほど広くないので
一々、階を登らなければならないし
その前にあるリブロは品数もイマイチで
ここの店員さんでよくテレビに出ている人がいるけど
そんな暇あったら売り場をもっと魅力あるものに
してもらいたいもです。

今日ジュンク堂に立ち寄ったのは
今年の本屋大賞に輝いた「謎解きはディナーのあとで」という小説が
アマゾンのレビューで酷評されていたので
どんなものか気になり
短編なので1章だけとりあえず読んでみようかと
椅子に座って読んでみました。

15分ほどで読み終わり
前もっての情報でハードルをかなり下げていたので
それほどひどいとは思いませんでしたが
お世辞にも大賞に輝くような作品ではありえませんでした。
主人公が大金持ちの女性刑事で
退社時には執事がリムジンで迎えにくるのに加えて
上司もジャガーで事件現場まで乗りつける
一流企業の御曹司という
笑ってしまう設定です。

もちろんどちらも容姿端麗で
トリックも分かりやすく
一つ一つのお話が短く
どう見てもドラマ化を前提にしたようなお話になっております。
これはこれで小説の一ジャンルではあるし
別に作者を責めたいわけではなくて
あくまでこの本を大賞に選んだ人たちに
疑問を感じます。

本屋大賞って一応その筋のプロである人たちの
推薦と投票で決まるんだから
その人たちがこういう本を選んではいけないと思うんですよね。
隠れているぜひ読んでもらいたい本でこれを選んだってことは
穿った見方をすると、読書レベルの低い人たちにはこれ位で大丈夫、
ってバカにされた気にさえなります。

アマゾンで酷評している人の中にも
本屋大賞を取ったんだから面白いだろうと思って買って読んだら失敗した、
という人が結構いて
そういった意味でも功罪は大きいものです。
とはいっても、賞を取ったというのを鵜呑みにして
その本を買うっていう短絡的思考にはあまり同情はしていないのですが、
買う前に立ち読み位できるだろうに。
こういう人たちは、「ハリーポッター」とか「1Q84」とかも
買っているんだろうな。


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