前々から面白い映画という噂を聞いていて
見よう見ようと思っている内に時は過ぎ
気づけば上映館が1館のみとなっていました。
そこは「シネマート六本木」という映画館で
月曜日はメンズデイで入場料が1100円ということで
意を決して行くことにしました。
上映時刻が10時15分で、9時には家を出なければならなかったので
朝起きた時には妥協して、自転車で行ける映画館で
ギャラクシー・オブ・ギャラクシーにしようか迷いましたが
天気も良かったので、予定通り向かいました。
最寄駅は六本木でしたが
経費削減の為、通勤定期が使える信濃町から30分弱歩きました。
で、上映10分前に到着して、チケットカウンターでチケットを買って
劇場に入ると
先客は3人しかいませんでした。
最大6列で、収容人数が52人しかなくて
スクリーンもあまり大きくありませんでした。
サイドのスピーカーはむき出しで
かなり贅沢なホームシアターといった感じです。
もし5億円手に入ったら自分もこれ位の劇場を持ちたい位です。
まぁそんなわけで普段よりも更にゆる~い感じで
鑑賞に当たりました。
あらすじ
70歳のマルスン(ナ・ムニ)は、向かうところ敵なしの口の悪さと頑固さで
近所でも有名なおばあさんだった。
国立大教授に出世した一人息子(ソン・ドンイル)を女手一つで育て上げたものの、
アクの強い性格が災いし最近は嫁にも煙たがられる始末。
ある日、彼女が写真館で遺影のつもりで写真を撮ると、
不思議なことに20歳のころの自分(シム・ウンギョン)に戻っていた。
マルスンが若返るまでの20分程度は、あまり面白くなくて
劇場も空調が効きすぎて寒いし
観に来たことを後悔し始めていました。
老人期のマルスンがあらすじにあるような
とにかく嫌なおばあさんで
若返る間際では結構可哀想な展開だったんだけど
あまり同情する気にもならず
本当不安がピークに訪れていました。
劇場の空調なんですが
上映前は逆に全く効いていなくて蒸し暑い位だったのに、
いきなり真夏の時期並みの冷風が吹き始めて
ずっと腕を抱えていました。
温度設定とか効かないんですかね。
で若返った後は一転して、すごい面白くなりました。
こういう何かの拍子に若返ったり、もしくは入れ替わったりする話って
今までも数多くつくられていますし
それによって起きることはどれもベタといえばベタなんですけど
(例えばしゃべり方がおばさん臭くなるとか
自分の息子、孫に惚れられるとか)
監督の演出の上手さなのか、悉く笑わしてくれます。
場内10人もいませんでしたが
かなり笑い声がしていました。
若返った後のマルスンで
過去どんないきさつがあったか明かされるので
それまで嫌なおばさん、という認識が
ひっくり返るのも上手い点だと思います。
老人に戻るシーンでは泣いてしまいました。
あと若返ったマルスン役のシム・ウンギョンが
ものすごくハマっていました。
「サニー 永遠の仲間たち」のときも存在感ありましたが
今作では更にパワーアップして
シム・ウンギョン・ショーと言っても過言ではない位の好演ぶりです。
特に美形というわけではないんですが
コメディ演技が手練れています。
それと劇中で歌を歌うシーンがあるんですけど
それどれもがいい曲で
しかも歌もすごい上手いから
説得力があるというか
これはもしかしたら韓国語だからそう感じやすいだけかもしれませんが。
サントラが欲しくなったのは久しぶりです。
日本でマルスンを演じられそうなのは
高畑充希ですね。
ルックス的には渡辺麻友の方が近いんですが
演技力と歌唱力、コメディへの適応力で
相当いい感じになると思います。
老人役は泉ピン子あたりですかね。
あまり好感度の高くない人の方が落差があって
いいと思います。
また老人に戻ってしまうくだりとか、
偶然が多すぎるとか
いささか強引なところはあるんですけど
それを封じ込めるほどの力が確実に存在します。
今年観た映画の中でNO.1です。
「オールドボーイ」「サニー」「建築学概論」と
また韓国映画の傑作が誕生しました。
翻って邦画ですが、「アベンチャーズ」みたいな
何百億円も掛かるような映画を作るのが不可能なのは理解できますが
この「怪しい彼女」みたいな映画は
CGを使っているわけでもなく
発想があれば制作できるわけで
ドラマは面白いものを作れるのに
何で映画だとそういうものが作れないのか不思議です。
見よう見ようと思っている内に時は過ぎ
気づけば上映館が1館のみとなっていました。
そこは「シネマート六本木」という映画館で
月曜日はメンズデイで入場料が1100円ということで
意を決して行くことにしました。
上映時刻が10時15分で、9時には家を出なければならなかったので
朝起きた時には妥協して、自転車で行ける映画館で
ギャラクシー・オブ・ギャラクシーにしようか迷いましたが
天気も良かったので、予定通り向かいました。
最寄駅は六本木でしたが
経費削減の為、通勤定期が使える信濃町から30分弱歩きました。
で、上映10分前に到着して、チケットカウンターでチケットを買って
劇場に入ると
先客は3人しかいませんでした。
最大6列で、収容人数が52人しかなくて
スクリーンもあまり大きくありませんでした。
サイドのスピーカーはむき出しで
かなり贅沢なホームシアターといった感じです。
もし5億円手に入ったら自分もこれ位の劇場を持ちたい位です。
まぁそんなわけで普段よりも更にゆる~い感じで
鑑賞に当たりました。
あらすじ
70歳のマルスン(ナ・ムニ)は、向かうところ敵なしの口の悪さと頑固さで
近所でも有名なおばあさんだった。
国立大教授に出世した一人息子(ソン・ドンイル)を女手一つで育て上げたものの、
アクの強い性格が災いし最近は嫁にも煙たがられる始末。
ある日、彼女が写真館で遺影のつもりで写真を撮ると、
不思議なことに20歳のころの自分(シム・ウンギョン)に戻っていた。
マルスンが若返るまでの20分程度は、あまり面白くなくて
劇場も空調が効きすぎて寒いし
観に来たことを後悔し始めていました。
老人期のマルスンがあらすじにあるような
とにかく嫌なおばあさんで
若返る間際では結構可哀想な展開だったんだけど
あまり同情する気にもならず
本当不安がピークに訪れていました。
劇場の空調なんですが
上映前は逆に全く効いていなくて蒸し暑い位だったのに、
いきなり真夏の時期並みの冷風が吹き始めて
ずっと腕を抱えていました。
温度設定とか効かないんですかね。
で若返った後は一転して、すごい面白くなりました。
こういう何かの拍子に若返ったり、もしくは入れ替わったりする話って
今までも数多くつくられていますし
それによって起きることはどれもベタといえばベタなんですけど
(例えばしゃべり方がおばさん臭くなるとか
自分の息子、孫に惚れられるとか)
監督の演出の上手さなのか、悉く笑わしてくれます。
場内10人もいませんでしたが
かなり笑い声がしていました。
若返った後のマルスンで
過去どんないきさつがあったか明かされるので
それまで嫌なおばさん、という認識が
ひっくり返るのも上手い点だと思います。
老人に戻るシーンでは泣いてしまいました。
あと若返ったマルスン役のシム・ウンギョンが
ものすごくハマっていました。
「サニー 永遠の仲間たち」のときも存在感ありましたが
今作では更にパワーアップして
シム・ウンギョン・ショーと言っても過言ではない位の好演ぶりです。
特に美形というわけではないんですが
コメディ演技が手練れています。
それと劇中で歌を歌うシーンがあるんですけど
それどれもがいい曲で
しかも歌もすごい上手いから
説得力があるというか
これはもしかしたら韓国語だからそう感じやすいだけかもしれませんが。
サントラが欲しくなったのは久しぶりです。
日本でマルスンを演じられそうなのは
高畑充希ですね。
ルックス的には渡辺麻友の方が近いんですが
演技力と歌唱力、コメディへの適応力で
相当いい感じになると思います。
老人役は泉ピン子あたりですかね。
あまり好感度の高くない人の方が落差があって
いいと思います。
また老人に戻ってしまうくだりとか、
偶然が多すぎるとか
いささか強引なところはあるんですけど
それを封じ込めるほどの力が確実に存在します。
今年観た映画の中でNO.1です。
「オールドボーイ」「サニー」「建築学概論」と
また韓国映画の傑作が誕生しました。
翻って邦画ですが、「アベンチャーズ」みたいな
何百億円も掛かるような映画を作るのが不可能なのは理解できますが
この「怪しい彼女」みたいな映画は
CGを使っているわけでもなく
発想があれば制作できるわけで
ドラマは面白いものを作れるのに
何で映画だとそういうものが作れないのか不思議です。