これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
書いてありません。
読みやすさを心がけて書いています。
読んでみてください!!

キャラメルボックス「雨と夢のあとに」

2013年07月31日 23時34分45秒 | 演劇
あらすじ

桜井雨は中学2年の女の子。幼い頃に母を亡くし、
今はベーシストの父、朝晴と二人で暮らしている。
朝晴は蝶の採取が趣味で、幻の蝶と呼ばれている
コウトウキシタアゲハを捕まえるために、台湾に行く。
森の中でついに幻の蝶を発見!ところが、捕まえたと思った瞬間に、穴に落ちてしまう。
数日後、朝晴は無事に帰国。心配していた雨は、涙を流して喜んだ。
が、朝晴の姿は雨にしか見えなかった。
朝晴は自分の体を穴の底に置いてきた。魂だけが戻ってきたのだ。
もう一度、雨に会いたくて・・・・・・。


あらすじを読むだけで、最後は娘と別れて天国に戻っていくんだろうなぁ、
と大方の予想はついてしまうわけで
期待していたわけではなく
チケットを買ったのも3日前でした。
しかし、これがいい意味で裏切られることになりました。
どんでん返しな真実がかなり用意されていて
飽きさせません。
原作は未読でしたが、話自体は分かりやすくて
むしろ知らない方が楽しめるような気がしました。

雨役の吉田里琴ちゃんはいいですね、
セリフはもうちょっとテンポを落としてもいいような気がしましたが
あまり演技が達者すぎても中学2年という年齢設定からして逆におかしいし
なにより雰囲気が役にぴったり合っています。
これは努力とかで何とかなるものでもなく
そういった意味では才能に近いものですけど。
「あまちゃん」にも出ていたみたいですね、
全く気付かなかったんですけど。

この頃、この年頃の子を見ると
自分の娘だったらいいだろうなぁということを思うようになりました。
それと嫁ぐ前に死んだ方が幸せじゃないかということですね、
初恋の人とは逢わない方がいいっていうじゃないですか、
あれと一緒でいい思い出だけを胸にしまった方がいいというか。

あれっと思うところも結構あって
そもそも朝晴は天国に行く必要がないのになぁっていうことで
基本的に他人には見えないんだから死んでいることにしても支障がないし
保険金も入るだろうから当座のお金の心配もないし
そのままの生活を続けていても
朝晴が本当は死んでいることを雨が理解していれば済む問題だと思うんですけどね。

それよりももっとショックを受ける事実があるんですが
雨がそれを案外、簡単に受け入れていたのが
話の進行上、仕方ないのかもしれませんが
どうなんだろうと、思いました。

朝晴と雨の別れのシーンがクライマックスですが
分かっていながらも泣いてしまいました。
確実に涙腺が緩んでいるのが分かります。
欲をいえばもうちょっと泣かせるようなベタな演出でも
いいかなぁと思いましたが
まぁあんまりしつこいのも何でしょうか。

はじめて観た舞台がキャラメルボックスの舞台で
その後、もっとアングラなものや刺激的なお芝居に流れて
またここ数作、連続で見ていますが
原点回帰かしれませんが、またここに戻ってきたのかなぁという感じです。
極悪人は出てこないし
綺麗事っぽいところもあってそこが嫌な時期もありましたが
フィクションなんだから別にいいか、って
現実が嫌なことばかりだから
お芝居ではそういうの目の当たりにしたくないっていう心理が働いているのかもしれません。
それはともかく、これはかなりおススメできる舞台です。

榊いずみ 20周年ファイナル「ありがとう!君に会いに行く!」

2013年07月29日 21時50分04秒 | 音楽
いつまで経っても、なぜか忘れた頃に思い出す歌ってあって
自分にとって「永遠のパズル」という曲がそれに当たります。
歌詞だけとったら5本の指に入る位好きで
カラオケでもたまに無性に歌いたくなります。
そんなわけで一生に一度は生で聴きたくて
このライブがあると知ったときは
当然のように行く気満々でした。

しかしチケットを買うのを先延ばしにしていく内に
この1曲の為に行くのもだるいかなぁと考えていると
前売り券の販売が終了してしまいました。
ライブ当日を迎えて、16時頃までは行くつもりはほとんどなく
その代わりにウォークマンで「永遠のパズル」を聴いたら
やっぱり行かないと後悔しそうな気がして
そこから準備を始めました。

渋谷までは電車に乗ってしまえば30分も掛からなくて
会場には開演30分前に到着しました。
SHIBUYA O-Crestというラブホテル街の一角にあるライブハウスで
ビルの5階にあって、階段を昇らされるのが
この蒸し暑い陽気だと結構堪えます。

こういう所に来た時の、ドリンクは普段飲まないものを頼むようにしていて
シャーリー・テンプルっていうのを飲みましたが
これが結構うまかったです。
ほとんどの方はすでに入場した後で
後ろの方しか空いていませんでしたが
そんなに広くないライブハウスなんで
別に気になりませんでした。

そうこうしている内にライブが始まりました。
正直、他の曲はほとんど知らないのですが
その中でも「失格」という曲は
高校時代に友達が「この曲はすごいいい」と勧められたことがあって
当時はあまりピンと来なくて
そんなにいいかなぁ~、って感じでしたが
今聴くと確かにいいんですよね。
この前も「僕らの音楽」でmiwaとコラボしてましたけど
普段の陽気なイメージのmiwaと感じが違っていて
新しい側面を提示していました。

そんなわけで本編が終了してしまい
もしかして歌わないとか・・・とやきもきしかけた
アンコール1曲目であのイントロが流れてきて
ついに「永遠のパズル」が登場しました。
なんだろうな、この感覚は
待ち焦がれたものに逢えたけど
一瞬でそれは過去のものになってしまうのがひどく寂しい
複雑な心中でした。

あとこの手の一度は生で聴きたい曲は
竹内まりやの「マンハッタン・キス」と原田知世の「時をかける少女」ですかね。
結果的には土壇場で行くことにして良かったです。

aiko Love Like Rock Vol.6 15周年だなんて・・・やだ、涙が出る

2013年07月27日 23時16分24秒 | 音楽
ライブからもう3日も経ってしまって
今更ながらレポ書きます。
次の日が仕事でも以前は、その日の夜に頑張って書いていたんですが
最近はどうも集中力が足りません。

今回は15周年ということで
4つのツアーを同時進行で行うというあまり聞いたことないシステムで
LLRは24日が初日となります。
NHKホールのPOPは武道館公演もあるし
どちらかというと競争率が低いのかなぁと思っていたのですが
どうもROCKの方が当選率が高かったらしく
POPと1枚ずつ交換してもらう予定でしたが
上手くいきませんでした。

雨が降っていたこともあり、入場までトヨタのショールームで待っていたんですが
そこではアップアップガールズというアイドルグループのイベントがあるらしく
どんな感じだろうとポスターを見てみたら
メンバーの衣装の色が分かれていて
開演を待っているファンがいる中で「ももクロと一緒じゃん」
って思わず口走ってしまって
逃げるように会場に向かいました。

整理番号は1800番台とどう見ても遅い番号で
逆に期待しない分、気楽でした。
で、いざ中に入ってみると、ステージ前方はもちろんぎっしりでしたが
花道の先頭部分はまだ余裕があって
そこに潜り込みました。
多少早い番号でもそこからすごく前に行けるわけでもなく
これ位の方が肩の力が入らなくていいのかもしれません。
入場したのも開演20分前位で
そこまで待ち時間が長くなかったのも利点でした。

オープニングはステージに幕が掛かっていて
それに映像を投影させる形でしたが
レーザー光線で「Love Like Rock Vol.6」って書かれて
カッコ良かったです。
そして1曲目「ピードロの夜」からスタートしましたが
予想外に自分のエリアは圧縮はあまりありませんでした。
しかし2曲目の「帽子と水着と水平線」で
aikoが花道を駆け寄ってきたが最後、
相当な勢いの圧迫感を背中に感じました。
その勢いに身を任せるとあれよあれよという間に
だいぶ花道の先端に近い場所へ漂流しました。

ハイタッチはできないものの、距離的にはかなり近くて
ROCKはステージ近くよりも花道先端の方がいいなぁと
改めて思いました。
なんせ盛り上がる曲のときだけでなくバラードでもそこを歩くので
感覚的には半分位はステージを離れている印象があります。
それにステージ近くの圧縮はえげつないですからね、
曲を聴きに来ているんだか押されに行っているか分かりません。

そして4曲目までアップテンポの曲が続き
汗はすでにダクダクかいているし
これゃ最後まで体力続くかなと不安になりました。
まぁでもひどかったのはここまでで
暑さと体力のせいか前に出ようとする推進力はこの先はなくなりました。
LLR0はどうせ行けないのでセトリをチラッと見ましたけど
かぶりはほとんどなかったみたいですね。
個人的には今回の方が好みだったので良かったです。
噂ではPOP16とも違うみたいで
そんなに変えてこないと思っていたんで
それは嬉しい誤算です。

でもそうするとバンドメンバーは50曲近くの曲を演奏するわけで
よくもまぁ間違えずに弾けるなぁと感心してしまいます。
さすがにメンバー紹介は普段のお題形式ではなく
間奏で各自が決められたソロ演奏するタイプでした。

「雲リン」なんかは結構久々に聴けた感じがして嬉しかったのですが
一番印象に残ったのは新曲の「Loveletter」ですかね、
シングル曲では珍しいロック調の曲で
照明が激しくチカチカしてトランス状態になりました。
ライブの定番曲になりそうな1曲です。
あと照明が良かったのは「二人」ですかね、
緑のレーザー光線の使い方が秀逸でした。

aikoのライブとしては短い2時間20分位で終了しました。
公演数が多いですから仕方ないし
流れが良かったので別に気になりませんでした。
逆にROCKでMCが長すぎるとそれの方が疲れてしまいます。
Tシャツは汗でぐっしょりで替えのTシャツに着替えました。
帰りの電車でライブ帰りの女の子がいて
おそらくライブ中に着ていたであろうツアーTシャツのままでいて
濡れて気持ち悪くないのかなぁ、って余計なお世話をしてしまいました。
次は10月のPOP16になります。

倉木麻衣 LIVE PROJECT 2013 “RE:”

2013年07月15日 23時38分04秒 | 音楽
一昨日行ったmiwaのライブ、
どうやら全体的にボーカルの音量が出てなかったみたいですね。
1階の後ろの方にPAの人いて、
さすがに気づかないんですかね。
マイクの音量調節とかそこでしているか分からないけど
何とか修正できないのかなぁ。
そんなフラストレーションを溜めながらの
本日の参戦でした。

今日は電車が遅延することなく予定通りに目的の駅に着きました。
駅前はあまり栄えておらず(自宅の最寄駅は棚にあげます)
会場までの道のりも人通りが少なく
一瞬、道を間違えているのかと不安をおぼえました。
そんな調子で10分弱歩いていると
普通に会場に到着しました。

いわゆる普通の市民会館で、
成人式とかやっていそうな昔ながらの施設っぽかったです。
場内も1階席のみで、席幅も狭く、
ライブをする会場としてはイマイチかなぁって思いました、
時計もデジタル式でないんで、ライブが始まっても
時間が目に入っちゃうし。

チケットはヤフオクで3500円で手に入れたわりには19列目で
ステージも見やすく、中々いい席でラッキーでした。
今回はアルバムツアーでもないし
スペシャルなイベントでもないので
正直、あまり期待していませんでした。

前半はまぁ普段とそんなに変わらないかなぁって感じでしたが
中盤あたりから後半にかけて
いつになく充実した出来のように感じました。
アレンジを変えてきた曲が数曲あり
「Secret of my heart」はギターのメロディがあまり好きじゃありませんでしたが
間奏のピアノ部分は良かったです。
「あなたがいるから」と「さくらさくら・・・」のバラード2曲は
「あれ、こんなに歌上手かったっけ」って思うほど
良く聴こえました。

今まで彼女のことを歌がうまいって意識したことはなかったんですが
昨年のオーケストラとの競演の成果でしょうか
ちょっとびっくりしました。
それに引き続きの後半戦も今日は一段と盛り上がりを見せていました。
「PUZZLE」は否応なくテンションが上がって
もっと評価されていい楽曲だと思うんですが
続けて「Feel fine!」が来たのは嬉しい誤算でしたね。
一番ライブ向きな曲だと思うんですけど
今まで1、2回しか聴いたことがなくて
今日も諦めかけていましたが、ラストで演奏してくれて
嬉しかったです。

アンコールは「always」「chance for you」「Love,Day After Tomorrow」と
定番曲ばかりでしたが、
あまり意表をつかずに良かったんじゃないですかね。
狭いステージの会場でも映像などの演出も施され
ショーとして満足度の高いパフォーマンスを見せてくれました。
それにも増してお客さんのレベルも高いんですよね。
掛け声も良く出るし、「chance for you」を合唱するときもちゃんと歌うし
アンコール待ちの「MaiーK」コールも大きいし
本当に素晴らしいと思います。
お客さんもライブを形づくる一要素ということが分かります。
今年行ったライブの中では一番満足度が高かったかもしれません。

あと今日思ったのは彼女って結婚したら
いい奥さんになるんじゃないかなぁってことです。
絶対に人の悪口言わなそうで
それってもしかしたら一番一番大事なことじゃないかって
最近感じるんですよね。
でも結婚したら今の熱狂的ファンが離れるような気もして
複雑なんですけど。
来年は15周年だそうで記念のツアーも行うだろうし
早くも楽しみです。

miwa concert tour 2013 "Delight"

2013年07月13日 23時29分19秒 | 音楽
アルバムツアーは昨年のguitariumツアーに続いて2回目です。
FCに入会していないので各種チケット会社の先行抽選に申し込みました。
結果はCNプレイガイドのみ当選で
どうもmiwa関係では穴場らしいです。
会場のオリンパス八王子ホールは初めて行く会場で
八王子駅から徒歩1分で着くので
家からの距離ほどには時間はそこまで掛かりません。

それで油断して時間ギリギリに家を出たのもいけなかったのですが
新宿に向かう埼京線が十条駅で停車してしまい
冷や冷やしました。
線路に置き石があって異音がしたそうで
こういう訳の分からないことをする人は
牢屋にぶちこんでもらいたいです。

10分弱位でしょうか、運転を再開し、ことなきを得ませんでしたが
それでも八王子駅に着いたのは開演10分前でした。
そこからダッシュして初八王子を満喫する時間もないまま
(時間に余裕があっても満喫していないでしょうが)
会場になだれ込みました。

最近できた施設なんでしょうか、全体的に真新しい感じがしました。
席は期待していませんでしたが、案の定、3階の端っこ、後ろから2列目で
お世辞にもいい席ではありませんでした。
しかし隣の人が来なかったおかげで、スペースに余裕があって
ステージ上も見やすく、何よりお客さんの声が出ていて
居心地は悪くありませんでした。

前のツアーやこれまでのライブに比べても
歓声など客席の一体感は一番感じられ
何より女子の数がだいぶ増えてきたようです。
これはホールツアーを主体に変えた成果かも知れませんが
良かったようです。
最前列のど真ん中に女の子の二人組がいて
その二人の振り付けに併せてました。

バンドメンバーはエジさんでしたっけ、
いつもキーボードを弾いていた人がいなくなっていました。
今までmiwaのライブで見ないときはなかったので
結構びっくりしました。
ドラムがカースケさんになっていたり
売れるに従ってメンバーも豪華になっているようです。
バンマスの根岸さんは健在でした。
根岸さんは自分が初めて行ったライブで
サポートメンバーとして出演していたことがあって
何か感慨深いものがあります。

MCでも言っていましたが
ツアータイトルが「Delight」、代表曲が「ヒカリへ」ということで
照明にも凝った、ということで
実際、その効果はありました。
個人的には映像ももう少し凝ってくれれば、と思うんですが
チケット代を考えれば贅沢すぎるでしょうか。

セットリストに関しては今回は100点をつけてもいい位の出来でした。
NEWアルバムの曲は全て演奏して、かといってシングル曲を並べるわけでもなく
過去のアルバム曲も基本ライブ向きの曲を入れて
初心者にもやさしい内容でした。
おそらく彼女が中心で曲順を組んでいるでしょうけど
自曲を客観視できているというか
ここでこの曲を演奏してもらいたい、というのを裏切らず
流れが途絶えない本当に見事なものです。

NEWアルバムでは「Sparrow」が一番好きな曲で楽しみにしていましたけど
演奏もカッコよくて良かったんですけど
そこまでお客さん受けが良くなかったのが残念です。
「again×again」級のポテンシャルがある曲だと思うんですけど
むしろ「LOUD!~憂鬱をぶっとばせ~」の方が
タオル降りなどあって盛り上がっていましたね。
この曲のおかげで「chAngE」がないのも気になりませんでした。
「ミラクル」は意外にスルメ曲で、聴く度に好きになっていきますが
ダンスが難しくて、あれはバックコーラスの人が憶えて
やってもらう形にした方が揃って気持ちいいでしょう。

ここまで褒めることばかりでしたが
今日の唯一にして最大の欠点がmiwaちゃんの声がよく聴こえないことでした。
席のせいかそもそもの建築上の問題なのか
はたまたPAさんの調整ミスか分かりませんが
ここまでボーカルの声が聴こえない、ということははじめてで
音響が悪いと言われている東京ドームでもこんなことはなかったです。

バラード系の曲はまだマシだったんですが
ちょっと激しめの曲になると
よほど声量を上がる箇所以外は歌詞を聴きとるのさえ困難な位で
特にラストの「春になったら」は全く聞き取れませんでした。
(ハンドマイクでハウリングもしていました。)

ただ「again×again」なんかは
カラオケでいう演奏のキーが高いような状態で
すごい歌いづらいようには感じました。
音楽に詳しくないので原因がどこにあるのか分かりませんが
他が良くてもここが足を引っ張ると
満足感はガクッと減ってしまいます。
次観に行くのは東京国際フォーラムですが
ここでは上手く調整してもらいたいものです。

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