これが私の生きる道

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理想の自分と現実の自分との距離の遠さに気付けない人間は、料理が下手

2011年10月07日 21時55分20秒 | 演劇
荻原浩著の「月の上の観覧車」という小説を読みました。
タイトルはその小説内の一説なんですが
とても上手いなぁと思って。
料理って分量と調理法さえ押さえておけば
それなりの味になるものなんだけど
どこから来る自信か分かりませんが
目分量でつくったりして味が薄くなったり濃くなったり
謙虚さがないとよくないです。

「謎解きはディナーのあとで」のドラマが今月からはじまりますが
おそらくそれなりの視聴率を稼ぐことと予想しています。
小説としては決して褒められたものではありませんが
ドラマとしてはトリックも分かりやすく
キャラものなので、すごくハマるような気がするのです。
しかもキャスティングも嵐、櫻井と北川景子という
人気もあるし、キャラクター的にも合っていそうな二人で
下手したら20%もありうるんじゃないかと。

かといってそれを期待しているわけではなく
「世界の中心で愛をさけぶ」同様、映像化が成功すると
その原作事体が評価されるのが
とても嫌に感じます。
amazonでも結構酷評されていて
「買って損した」「本屋大賞、本当にとったのか」とか
でも自分からしてみると
賞をとると立ち読みもせずに買ってしまうんだなぁと
いう方が不思議だったりします。

小説と映像化、舞台化というのは難しい問題で
今まで両者とも成功だと思えたのは「容疑者Xの献身」位で
どちらかがいいと、どちらかがイマイチということばかりです。
昨日「オーデュボンの祈り」という舞台を観に行きました。
町田マリーさんが出演するというのが一番の動機でしたけど
原作者が伊坂幸太郎ということでつまらないことはないだろうと。
このお話の原作はあえて読まずに臨みました。

席は3階席でしたけど1列目のど真ん中でものすごく見やすくて
3800円の席だとは思えませんでした。
逆にいうと6800円だったら後悔していたかなぁというような。
前半に散りばめられた伏線を、ラストに回収するというところで
もしかしたら小説ではなるほどなぁと思えるのかもしれないけど
昨日はそういうえわけでもありませんでした。
そもそも寓話的な話でそれが自分にはあまり合いませんでした。

マリーさんの出番もそんなに多いわけでもなく
やっぱり毛皮族の看板女優で見た方が満足度は高いような。
でもこれからも客演が目白押しのようなので
観に行くことになりますが。
一際でかい女性がいて
小泉深雪さんという元モデルさんも出演されていました。
180cm近くあるそうで、もう人種が違うような感じでした。

筒井道隆が準主役という位置づけでしたが
出番もセリフもさほど多くなく
これでギャラが2番目に高かったら不公平だなぁと思いました。
キャラクター的にこういう朴訥とした役柄が多くて得です。
公演後に出演者のアフタートークがあって
それを聴くと案外細かいことに気を使ってんだなぁとか
あれにはそういう意味があったのかとか結構面白いものでした。


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