夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

敬老会寸劇本番~大成功!!

2011-09-12 06:14:46 | 私と福祉とであいの旅
9月11日(日)

 朝から嫌な天気でした。敬老会で町のお年寄りたちを、民生児童委員さんたちが車の手配して文化ホールにお連れします。しかしながら朝から雨が強くなって、結局帰る時まで雨は降り続けました。
 旧岩木町の70歳以上の高齢者(招待者)は約1,400人で、その内の参加者は400人程度です。(総人口は岩木地区は約13,000人)

 さて、私たち社協役員と、民生児童委員、ふれあいボランティア会・抱民舎の有志が準備し、練習をしてきた寸劇の「人情横丁~雨降って地固まるの巻」は、出演順は5組中第3番でした。そしてやはり人生のベテランさんばかりだなと感心しました。大成功です。予定時間は大幅に超過しましたが、それ以外は皆さんの熱演が、会場をわかせました。


(あらすじ)
 昭和30年代にNHKで放送された「お笑い三人組」をモチーフに、寿司屋夫婦の人生を涙と笑いで脚色しています。「夫婦寿司」(めおとずし)という寿司屋を営む源蔵、幸子夫婦。源蔵は結婚式の寿司を握った際に、食中毒が起きて、町の人たちが入院騒ぎ。しかし寿司が原因ではなかったが、自分の責任と思い込んでしまった源蔵。以来寿司は握れなくなって、朝から酒を飲み暮らしています。幸子は止むなくパートの仕事で食いつないでいましたが、ついに喧嘩となって家出。そこにお笑い三人組の人情横丁の人々がその解決に乗り出します。
 「隠居庵」というご隠居さんたちが集まる句会に幸子を連れて行き、どうしたらよいかを相談します。

 隠居たちの提案で、「源蔵が今一番大切にしている備前焼の壺を割ってしまえ」とアドバイスを受けた幸子。もしも源蔵が壺を先に心配したら、別れてしまえとのこと。さて、実際に壺を割ってみると、源蔵は幸子のケガを心配してくれるのです。
 こうして、二人は仲直りして、源蔵も心を入れ替えて寿司を横丁の住人に、お礼に握ることになりました。
 
 宴会の席で住人の正ちゃんが、「源蔵はエライ!俺だったら壺を心配するのに・・・」というと、源蔵は「実は幸子がケガをして動けなくなればこうして遊んで暮らせない」と正直に告白。憤慨する幸子ですが、そこで源蔵「壺が割れてしまって、目が冷めました。気持ちを入れ替える」と幸子にわびます。こうしてまた人情横丁には幸せな夫婦が再出発。横丁の住民に激励の乾杯を受けます。
 
 今回の寸劇は、最初からハプニング続きでした。出演する人数が10人の予定が、民生児童委員会が加わって、30人に膨れました。配役した方たちが次々に入院騒ぎやら、やりたくないとかで、代役続き。おまけにたった3回しかない練習に参加忘れもあって、散々でした。ところが、いざ代役の人たちがどうかといえば、これが最初の配役の方たちをしのぐような芸達者。こうしてみれば、誰かのしあわせのために「みんなで協力し合える」ということこそが、この寸劇の一番の成果ではなかったかと思います。楽しく演技をできたことは幸せなことでした。

 そういう日々の荒波を超えて、皆さんの力の結集で困難もなんのその・・・。
 この機会に民生児童委員さんたちとも親しくしていただき、終わってみれば参加者の心も晴れ晴れでした。
 社協会長さんが、「この時代は良かった。でも、我が町会にも、こういう昔ながらの近所づきあいが大切だ」と語ったことは心に残りました。
 皆様お疲れ様でした!!