TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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地元ヤマダ電機が7月1日に本社を高崎市駅東口に移転する

2008-05-24 20:38:57 | 地域産業
 前橋市日吉町に本社のある日本一の家電量販店であるヤマダ電機が本社を7月1日に高崎駅東口に隣接し新築したビル(地上12階、地下2階)に移します。下の写真がそのビルです。





 高崎駅に隣接した場所でヤマダ電機の取引先企業にとってはたいへん利便性が増しました。従来の本社は両毛線という在来線前橋駅で下車してタクシーで10分ほどかかり交通の便が悪い場所でした。ヤマダ電機の本社移転で前橋のタクシー会社は売上の減少が予想され、対策に苦慮しているほどヤマダ電機の取引先企業の来県は多いということです。

 新本社ビル4階までは都心で店舗展開している「LABI(ラビ)」として7月中にオープンする予定です。オープンしたらその集客力はすさまじいものになるのではないでしょうか。東口には駅から500メートルの場所に「ビックカメラ」の店舗があります。下の写真はその店舗です。





「ビックカメラ」は「ラビ」がオープンしたら苦戦はまぬがれないと思います。ビックカメラは本社は東京にありますが、創業は昭和53年で高崎市でした。昭和56年にころは高崎駅西口の高島屋の裏通りに店舗があり安売りの店として有名で買物をした経験があります。昭和55年に会社設立後は首都圏を中心に主要ターミナル駅前に店舗展開をしてきました。有楽町駅前の店舗はそごうの店舗跡を利用した店舗で有楽町で下車をするとその活気にいつも驚かされます。高崎の店舗は創業の地ということでの店舗なのでしょうが、今回のヤマダ電機の店舗の進出で閉店の危機もあるかもしれません。創業の地の店舗の閉店はビックカメラとしても避けたいことではないでしょうか。

 ビックカメラは株価の安定を図り資金調達を容易にするため、ジャスダック上場だったのを東証上場にしました。店舗数で出遅れているビックカメラはインターネット通販やテレビショッピング事業の強化を図る戦略を進めています。

 ヤマダ電機は都心の池袋駅近くに店舗展開するなどでビックカメラの強みである都心駅ターミナル型店舗に挑戦をしていきています。家電量販店はまさに「仁義なき戦い」を展開している業界です。高崎駅の新本社を見ると「ヤマダ電機」は群馬を代表する企業だと内外に宣言しているような場所からと建物の威容から私は感じました。
 



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