池上彰氏の著、「世界を変えた10冊の本」を読んでいます。もちろん池上彰氏が選んだ10冊です。その本とは以下のとおりです。
・アンネの日記 ・聖書 ・コーラン ・プロテスタンティズムの倫理と資本主義 ・資本論 ・イスラーム原理主義の「道しるべ」 ・沈黙の春 ・種の起源 ・雇用、利子および貨幣の一般理論 ・資本主義と自由 です。
それで、なぜこの本が選ばれているかと言えば、池上彰の興味というか得意分野なのではないでしょうか。よくテレビで宗教や政治、経済の解説をしるのですが、その基本になるものがこれらの本なのではないでしょうか。
さて、「アンネの日記」がまず上げられているのが、ちょっと特徴的です。それは、池上彰氏の問題意識に、現代の「イスラエル問題」があるからのようです。その「イスラエル問題」について、アンネの日記から読み解くというのは、なかなかいいですね。
まだ、コーランの章までしか読んでいないのですが、字も大きくて、スラスラと読めます。しかし、なかなか内容はあります。ちょっと、一般的ですが、教養として知っておきたい内容です。
池上彰氏の本は、深い内容があるとは言えませんが、知っておくべき事項がしっかりと押さえています。だから、テレビの解説にはもってこいなのではないでしょうか。読み物としては、軽い感じがしますが、頭を休めるながら、教養を高めたい時にはうってつけなのではないでしょうか。