TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

「天皇と東大」を読む

2013-12-16 20:45:03 | 今週の一冊

 知の巨人立花隆の著書「天皇と東大」を読んでいます。

 この本は、上下2冊合計で1400頁ほどの本です。立花隆がこの本を書いた趣旨は、日本という近代国家がどのように作られ、それがどのようにして現代国家(戦後日本)に繋がることになったかを、「東大という覗き窓」を通してみて見るというものです。

 この本のはしがきに書かれているのですが、「東大という覗き窓」は、この本を書いた趣旨にピッタリだったと著者は思ったそうです。私もこの本を読み出して「その通り」だと思いました。

 そして、「天皇の存在」、日本近代現代史の最大の役者は、なんといっても天皇なのです。副題に「大日本帝国の生と死」と書かれているのですが、近現代史の歴史書はかなり最近読んでいるのですが、その中でも面白い本のトップになるのではないでしょうか。

 とはいっても、日本近現代史の基礎(高校で学ぶ歴史レベル)を知っているかが、この本を面白く思うかどうかの分かれ道になると思います。