TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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事業仕分けの「各省庁版」がスタートする?

2012-05-24 19:19:21 | 経営全般

 政府が各省庁の事業のムダを洗い出すため、約1兆2千億円にあたる事業を公開での「各省版事業仕分け」の対象にする方針を決めました。

 やり方は、14省庁で6月7~21日にかけて省庁側の説明に対し、6人の有識者が質問や指摘を繰り返し、予算執行のムダを洗い出します。仕分けの模様はインターネットでも中継される予定です。

 省庁が上げている主な対象業務として、「市街地の商業活性化補助」「中小企業資金繰り」(経済産業省)、「政府開発援助(ODA)」(外務省、農林水産省)、「地域社会雇用創造費」(内閣府)などです。

 今回の仕分けは昨年度から5000事業の予算の無駄遣いを、各省庁が自ら点検し書面で公開する「行政事業レビュー」を初めており、その強化策と位置付けています。

  さて、民主党が政権交代した時、事業仕分けはブームになりましたが、今は昔という感じです。「喉元すぎれば熱さを忘れず」ではないでしょうが、このような事業仕分けを省庁自ら実施していたわけです。

 とはいっても、予算削減は官僚組織が一番嫌がることなのでしょうから、この事業仕分けの結果が効果あるものなるか、私は疑問です。