あび卯月☆ぶろぐ

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『ヤッターマン』と声優の重要性

2008-02-26 02:06:19 | 漫画・アニメ
平成版の『ヤッターマン』を今日はじめて見た。
山本正之さんが主題歌を歌わないとかで批判も出ていたが、それ以外は申しぶんのない出来。
特にドロンボー一味の声が変わっていないのは大変嬉しいことだ。

御存知の通り(?)、ドロンジョ様の声は旧ドラえもんののび太をつとめた小原乃梨子さん。
御年七十二歳。
いやはや、あの妖艶なキャラクターの声がのび太と同じ声と思うだけで複雑であるが、七十二という御高齢というのもまた凄い。
で、トンズラーは旧ドラえもんのジャイアンの声優さんと同じたてかべ和也さん。
ドラえもんののび太とジャイアンが共演していることも面白いが、本作では立場が逆転しているのもまた面白い。
(声優オタクはアニメを観るときこういう楽しみ方をしているのである)
そして、ボヤッキーは界王様だったり一反木綿だったりで一言では説明できない八奈見乗児さん。
たてかべさんの御歳も七十三と御高齢だが、八奈見さんはさらに上をゆく七十六。
ドロンボー一味はかくも御高齢なのである。
どうぞ、いつまでもお元気で。

それにしても、やはりアニメは声が大事である。
アニメ作品がリメイクされて声が同じという例は実は少なく、ヤッターマンは例外にあたる。
ドラえもんはリメイクされるにあたって声優陣も一新したが、私はどうも新声優陣の声に馴染めなくて観るのをやめてしまった。
断わっておくが、決して質が低下したとは思わないし、新声優陣もよくやっていると思う。
わさびドラに違和感を持つがが故に、一部の声優オタクには水田わさびさんを叩く向きもあるようだが、私はそれに与さない。
クリカンルパンもまたしかり。
(クリカンルパンについては別に機会をもうけて論じたい)

日本映画の父と言われているマキノ省三は「一スジ、ニヌキ、三ドウサ」と云ったそうである。
つまり、映画は一番目に内容(スジ)、二番目に映像(ヌキ)、三番目に演技(ドウサ)が大切、ということだ。
これをアニメに当てはめると、一スジ、ニヌキ、三コエとでも云おうか。
しかし、私はコエ、つまり声優の演技や声質は映像よりも優先して二番目に大事ではないかと思っている。
あるいは私が単に声ヲタだからそう思うのかもしれないが、ヤッターマンを観てアニメにおける声優の役割の重さを改めて実感した次第である。