あび卯月☆ぶろぐ

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W杯を茶化す「論座」

2006-06-15 23:59:36 | 書評・雑誌
今月号の論座を読んでおりましたら、不思議な絵が眼に飛び込んでまいりました。

それは「GALLERY RONZA」という毎号、諷刺画を掲載しているコーナーでした。

「ニッポン!!ニッポン!!ニッポン!!」というタイトルが附けられたその絵には
中央にサッカー日本代表を応援する若い男性サポーターが描かれており、
その周りには戦時中の日本人と思われる人々が描かれている、という絵です。

男性サポーターは日の丸を頭上に掲げ熱狂的に応援している様子。
そして、その周りの日本人も日の丸の旗を持ち、万歳の恰好で日本を応援しているようです。
が、これはサッカーを応援しているというより、
出陣してゆく兵隊を見送るかのごとき様子。
左上には「神風」と書かれた織りも見えます。

実際の絵を御覧いただけないのが非常に残念ですが、
一言で言うと不快な絵でありました。
というのも、この絵はサポーターを茶化すだけにとどまらず、
戦中の日本人に対しても無礼な行いであるからです。
戦中に最も戦争を煽ったのは朝日新聞自らであった事をお忘れでしょうか?

そういえば、前回のワールドカップの際も
朝日新聞に「スタジアムで日の丸を振ったりペインティングしたりしている若者たちは、どちらへ向かうのだろうか」
とナショナリズムと引っ掛けてサポーターの行動を危惧する文章が載りました。

朝日の思考回路ではサポーターは軍国主義者にでも見えるのでしょうかねぇ?

私は前々回の記事で「W杯に興味が無い」という旨の小文を綴りましたが、
と同時にそれに熱狂する人々を馬鹿にする事は最低だとも指摘いたしました。
まさに、今回、「論座」はそれを行なったということでありました。