眠っているぼくの部屋に
誰かが音も立てずに入ってきた
豆電球ひとつの薄暗がりの中に
白い衣が浮かぶ
女の人らしい
両腕を下げ
うつむいて
無言で寝台の傍に立った
泣いているのだろうか?
でも悲しそうではない
そうか
ぼくは死の床にいるのだな
此の世での時は終わり
ぼくの迷いや過ちは
許されたのだな
眠っているぼくの部屋に
誰かが音も立てずに入ってきた
豆電球ひとつの薄暗がりの中に
白い衣が浮かぶ
女の人らしい
両腕を下げ
うつむいて
無言で寝台の傍に立った
泣いているのだろうか?
でも悲しそうではない
そうか
ぼくは死の床にいるのだな
此の世での時は終わり
ぼくの迷いや過ちは
許されたのだな