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老いを如何に生きるべきか

2008年10月09日 | 文学  コラム・エッセイ

林住期を考える

五木寛之著「林住期」を読んでいる。

人生を四つに分けると「学生期」「家住期」「林住期]「遊行期」。
「林住期」とは、社会人としての任務を終え(定年)、
すべての人が迎える輝かしい
「第3の人生」のことを呼んでいる。

1年は、春・夏・秋・冬があるように人生100年とし、
25年を一期にすると、「林住期」(50~75歳)今この時期。
いかに生きるべきかを問いかけている。

現実には、人生80年が日本人の平均寿命、やや無理な押し付けがあるが
それはそれでよしとしましょう。

私は、今その林住期後半。
人生のフィナーレとして坂を転がりおりるように
ブレーキの利かない、なだらかな坂をくだっています。
いささか寂しさと余韻を思わせながら。

死は前方から徐々に近ずいて来るのではない。
「兼ねて後ろ寄り迫れり」死は背後からポンと叩かれるように
愕然と迫ってくる時もある。



「林住期」をむなしく終えた人は、空しい死が待っている。
この期を飛躍ジャンプして超越した人は、
死を穏やかに受け入れることができる。

1、燃えながら枯れていく
  2、人生ジャンプするとき
     3、一人(独の生活)になる時

一枚の衣と、一個の鉢。
全財産として流浪の旅に出た修行僧のことを思えば
何にでも耐えられる、・・・という。

一人の友と、
一冊の本
      一つの思い出いで
                 があれば、それでいい。
と言い切っている。

 

 

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