toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「きらめきを落としても」 鯨井あめ

2022年08月13日 | 読書日記
色んなタイプの短編集。

「ブラックコーヒーを好きになるまで」
こだわりの強い主人公が異常過ぎて、ちょっとついて行けない。

「上映が始まる」
1作目の主人公の恋人の妹が登場。
1作目がつまらな過ぎて、もう読むのを辞めようかと思ったけれど、辞めなくて良かった。
この本の中では、この作品が一番好き。

「主人公でない」
作中作と物語が混然とする実験的な作品。
これが2作目だったら、ここで読むのを辞めてたかも。。

「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」
違っているけど、これが表題作ということかな。
とにかく、ご都合主義きわまる作品。
だけど、ちゃんと伏線は回収してるし、嫌いじゃないよ。

「燃」
1作目と同じく良く分からない主人公が登場するちょっと哲学的な話。
良く理解できないし、面白いのか詰まらないのかも良く分からない不思議な小説。

「言わなかったこと」
高校の頃、ちょっと書いてたから何となく気持ちがわかる。
続きが気になるお話。
私の中では「上映が始まる」と双璧。


ちなみにこの本の目次はデザイン凝りすぎで分かりにくくて、目次としての機能を果たしてない。




KODANSHA
コメント
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