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toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「虚の聖域」 松嶋智左

2025年05月07日 | 読書日記

中学生の自殺事件の原因の調査依頼を受けた探偵梓凪子の物語。

単純な苛めによるものと思われていたのに、学校ぐるみの薬物事件が明らかになる。
それがどう自殺に結びつくのか良く分からないでいたら、やがて驚愕の事実が明らかになるという凝った構成で、最後まで気が抜けない。

ただ、最初のうちは事実が明らかになるに連れて、真実に迫っていくんだけど、終盤になると凪子だけが理解して読者には何も明かされないまま話が進んでいったところで一気に分かるような書き方に変わるので、途中経過が何も分からなくて置いてけぼりにされる。

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「穂束栞は夜を視る」 嗣人

2025年05月06日 | 読書日記

勢いで最後まで読んでしまったけれど、細かところはさっぱり分からない。
説明が全く足りないし、読んでいて何となく理解できることも情報が少なすぎて限られてしまう。
もしかして、何かの続編でそちらを読んでいなかったせい?

 

 

 

 

2025.4.15

産業編集センター

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「普通の底」 月村了衛

2025年05月05日 | 読書日記

空気を読むことに長けて、すべてを他人のせいにしている人物が幼少期から闇バイトで犯罪者になるまでを綴った手記風の小説。
たまに共感できるようなことも書いているけれど、どこまでも自分勝手な人間で、読んでいて全く面白くない。

 

 

 

2025.4.21

講談社

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「ミス・パーフェクトの憂鬱」 横関大

2025年05月04日 | 読書日記

どんな問題でも解決してしまう真波莉子が活躍する4つの短編集。
それぞれ全く異なる状況で、物語もそれに合わせて違うアプローチになっていて楽しい。
ただ、現職総理大臣の娘ということだけで色々便宜を図ってもらうというのはちょっと不自然な気も・・・。

シリーズ物らしいので、他のも読んでみようかな。。。

 

 

 

 

2025.4.20

幻冬舎

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「コウサツ」 前川裕

2025年05月03日 | 読書日記

犯人捜しのミステリ。

ミスリードさせるような仕掛けが有ったりで、色々楽しませてくれたけれど、リアリティが無さ過ぎ。
それが前川裕らしいと言えばそれまでだけど・・・。

 

 

 

 

 

 

2019.8.29

KADOKAWA

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「カット・イン/カット・アウト」 松井玲奈

2025年05月01日 | 読書日記

演劇が好きで続けている女優マル子と、元子役のアイドルもも、そしてもものファンの道永がそれぞれ主役になる連作短編集。
すべての話は、最後の少し長めの表題作のための伏線のような構成になっている。

面白かったけれど、演劇、テレビドラマ、映画には全く興味のない私にはイマイチ入っていけなかった。

ところでももに謎のファンレターを送っていたのは道永なのかな?
それから表紙が気持ち悪いから何とかして欲しい。

 

 

 

 


2025.3.30

集英社

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「六月のぶりぶりぎっちょう」 万城目学

2025年04月29日 | 読書日記

何故か「八月の御所グラウンド」を連想した。
いづれも京都が舞台の短編と表題作という構成という点と、どの作品もタイトルに「○月」がつくからかな?

こちらはちょっとSFチックな内容になっている。

歴史に興味のない私には表題作の方は面白さが分からなかったけれど、短編の「三月の局騒ぎ」は良かった。

 

 

 

2024.6.30

文藝春秋

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「匣の人」 松嶋智左

2025年04月28日 | 読書日記

ちょっと変わった新人警察官・澤田里志の成長物語で、いくつかの事件がサイドストーリになっているのかと思っていたら、殺人事件がメーンの話だった。
伏線の話やメーンとは無関係な話が入り混じってどう収束していくんだろうと思っていたら、里志の上司・浦貴衣子の閃きと活躍で事件はみんな簡単に解決してしまうし、事件を通して里志も成長したようだしであっさり終わってしまった感じ。

 

 

 

2021.4.30

光文社

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「アンタッチャブル」 前川裕

2025年04月27日 | 読書日記

登場人物がみんな変。
あまりに自分勝手だったり、行動原理が理解できなかったり、みんないとも簡単に人を殺したり・・・。

割と単純なはなしなのに、後になって過去の出来事を振り返る構成が多かったり、視点となる人物がやたらと変わったり、誰かが嘘をついていたりして内容が分かりにくい。
そして真相は最後まで分からないまま。

 

 

 

 

2017.5.20

新潮社

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「神域」 真山仁

2025年04月26日 | 読書日記

最初、新しい治療法を開発した会社に対して国があら捜しをして先に進めないという状態をどうするのか・・・という物語かと思ったら、話はどんどん他の方向に進んでいく。
複雑になって混乱し始めるけれど、その前に収束していくので大丈夫だった。

下巻になると、研究者側の話と警察の話が交互に細切れで語られるのでちょっと読みにくい。
こんなに細切れにしなくてもっと長くしてほしかった。
最後はかなり乱暴なまとめ方で驚いた。

エピローグに鋭一達のその後も書いて欲しかった。

 

 

 

 

 

2020.3.5

毎日新聞出版(上下巻)

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「坂下あたると、しじょうの宇宙」 町屋良平

2025年04月23日 | 読書日記

今まで読んだ町屋良平の中では一番面白かったけれど、やっぱり何だか良く分からない。
この作者とは合わない。

 

 

 

 

2020.2.10

集英社

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「一度だけ」 益田ミリ

2025年04月23日 | 読書日記

姉妹の物語。
ある時の二人を描いた作品なんだけど、ストーリらしいストーリは無くて、良く分からなかった。
結局二人の心境の変化がテーマなのかな??

益田ミリはエッセイとか短編の方が好みかも。

 

 

 

 

 

2018.8.25

幻冬舎

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「署長サスピション」 今野敏

2025年04月22日 | 読書日記

私のイメージしている今野敏とはちょっと違うテイストの作品。
今野敏のコージーミステリ物と同じく設定が極端。
それが上手くいってるのかどうかは良く分からないけれど、まあ最後まで楽しく読めた。

 

 

 

2025.4.7

講談社

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「うつくしが丘の不幸の家」 町田そのこ

2025年04月22日 | 読書日記

同じ家に暮らした人達の物語が、住んだ順番を遡って描かれた連作短編集。
どの話も町田そのこらしい内容で、悲惨な状況だったけれど光が見えてくる・・という話。

最初の話の冒頭、一人称で始まったのに次の行から三人称になっているので、「わたし」という主人公が別にいるもんだと思って読んでいたけれど、そんなに凝った構成ではなくただ代わっただけだった。

 

 

 

2019.11.22

東京創元社

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「ブルーブラッド」 藤田宣長

2025年04月21日 | 読書日記

タイトルの「ブルーブラッド」とは貴族の家系のことらしい。 

 

とにかく謎の男とか謎の組織ばかり登場して、何が何だか混乱するばかり。 

おまけに二重スパイだったりで、結局誰がどこに属していて、どの組織が何やってるのか最後までよく理解できなかった。 

ストーリはそこそこ面白かったけれど、ここまで複雑にしなくても・・・。

 

 

 

 

 

 

2019.11.30

徳間書店

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