ブラジルまで地球を貫通する穴を掘るプロジェクトの広報係り(という役職名の記録係り)という設定からドタバタ系の小説かと思いきや、淡々と経過を記録していくという内容。
伏線でも何でもない全くメーンストーリとは関係ない話がどんどん入ってきて着地点が全く分からないまま物語が進んで、そのまま理解が追い付かずに終わってしまった。
何が言いたかったんだろう??
2018.11.30
河出書房新社
ブラジルまで地球を貫通する穴を掘るプロジェクトの広報係り(という役職名の記録係り)という設定からドタバタ系の小説かと思いきや、淡々と経過を記録していくという内容。
伏線でも何でもない全くメーンストーリとは関係ない話がどんどん入ってきて着地点が全く分からないまま物語が進んで、そのまま理解が追い付かずに終わってしまった。
何が言いたかったんだろう??
2018.11.30
河出書房新社
いったい何の話だったんだろう?
祖父の遺品の謎に迫る物語かと思っていると、宗教・民族・歴史などの社会問題についての話が続いて・・・。
何がメーンストーリでどれがサイドストーリなのかさっぱり分からなくなる。
最後にはすべてを音楽に例えて無理やりまとめてしまった感じ。
2025.4.20
東京創元社
「いのちの停車場」の続編。
と言っても、間にもう一冊有るらしい。
今回は看護師の星野麻世が主人公で、舞台もまほろば診療所を離れて仙川徹の故郷穴水の病院で緩和ケアの看護実習をするという設定。
南杏子の看護師の小説がイマイチだった記憶があるけれど、これは良かった。
まだ続編が出るのかな?
2024.11.20
幻冬舎
いかにも村山早紀という感じのハートウォーミングファンタジー。
魔女が主人公だったり脇役だったりの連作短編集。
ただ個人的好みで言うと、他の村山早紀作品と比べて今一つ。
作為的過ぎたり説教的なところが有ったりするところが気になってしまい純粋に楽しめなかった。
2020.4.16
KADOKAWA
訪問診療専門の診療所の医師白石咲和子の物語。
医師が主人公の小説の設定では異色。
変に凝った構成にしないでプロローグから最後まで時系列に物語が進んでいって実に読み易くて嬉しい。
ストーリ的にはご都合主義なところも有るし、重いテーマも扱っているけれど、楽しませてもらえた。
ところで第二章の江ノ原と第三章の千代乃のその後はどうなったんだろうか?
2020.2.25
幻冬舎
浅田次郎の「プリズンホテル」を彷彿させる作品。
色々なところで違和感が有って、やっぱり森晶麿は私には合わないと結論。
まぁ森晶麿の中では一番良かったかな。
2013.8.6
講談社
村上春樹にしては分かりやすい内容の短編。
ほぼ1枚(1ページではなくて)ごとに1枚のちょっと気持ち悪いイラスト付き。
あとがきまで含めて20分で読める。
2017.11.30
新潮社
過去の未解決事件を振り返る記事を担当した新聞記者が真相にたどり着くと言う物語。
有りがちなテーマだけど、真実が意外過ぎてびっくり。
流石堂場瞬一だと思った作品。
2025.5.30
朝日新聞出版
高校の同級生だった「のの」と「はな」がやり取りした書簡だけで構成された小説。
第一章の高校時代と第二章の大学時代は実際に会って行動していたりするのを読者には手紙だけで伝えないといけないためちょっと不自然な内容になっている部分もあるけれど、逆に心理描写は一切なくても良く分かる。
内容的には理解できない部分もあったけれど、これも友情物語というのかな。
いずれにしても三浦しをんの作品としてはちょっと異色な感じがした。
はなはいったいどうなったんだろう??
2018.5.26
KADOKAWA
三崎亜紀の、この手の状況の設定が難しい作品の場合、遅くとも四分の一位読んだくらいで理解できるんだけど、これは最後までちゃんとは理解できなかった。
登場人物が多いうえ彼らの関係が複雑でしかも無関係に見える話が細切れで語られる構成のため余計理解しにくいということも有るかも。
巻頭に登場人物一覧でもあれば理解に助けになったと思う。
状況が完全には理解できながらも、それなりに楽しく最後まで読み切ることができた。
2018.12.20
祥伝社
「孤高の相貌」の続編。
前編と同じく切り口がちょっと変わっているところが面白い作品だけど、こちらは問題提起みたいな面が大きすぎて楽しめないところがある。
2023.6.16
東京創元社
ちょっとリアリティに欠けるところも有るし、これじゃ解決できないんじゃない?と言うのも有るけれど、読んでいて楽しいから許す。
2022.12.5
幻冬舎
シリーズの一作目。
これで、良く分からなかった基本設定の経緯が分かった。
先に読んだ最新作よりこっちの方が面白い。
2021.12.10
幻冬舎
「虚の聖域」の続編だけど、内容は前日譚。
捜査が進んでいくに連れ、単純と思われた事件が思わぬ展開になっていくところは同じだけど、より完成度が高くなっている。
全く関係ない事件が起こったとき、最後に一つに纏まるんだろうなと思ったらその通りだったけれど、特に不自然な無理矢理感が無くてお見事。
少なくとも警察を辞めることになった事件(出来事?)が有るはずだけど、それはまた続編?
2019.3.18
講談社
中学生の自殺事件の原因の調査依頼を受けた探偵梓凪子の物語。
単純な苛めによるものと思われていたのに、学校ぐるみの薬物事件が明らかになる。
それがどう自殺に結びつくのか良く分からないでいたら、やがて驚愕の事実が明らかになるという凝った構成で、最後まで気が抜けない。
ただ、最初のうちは事実が明らかになるに連れて、真実に迫っていくんだけど、終盤になると凪子だけが理解して読者には何も明かされないまま話が進んでいったところで一気に分かるような書き方に変わるので、途中経過が何も分からなくて置いてけぼりにされる。