ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

高原山 2009年5月 その3

2009-06-03 22:11:18 | 関東の山
シロヤシロ



雲に覆われた空の下、いつもより暗めの森の中にあって雨に濡れていても、
その清々しさが損なわれるものではありません。


剣が峰を越えて、大入道への道へ
霧のかかった森、笹の斜面
このような風景も実は結構好きなんです。








そして斜面に現れたシロヤシオ
同じツツジの仲間でも、都会のものと違って
荒々しくもたくましい木の幹
そこに咲く白い花
自然の中にあっての味わい深い姿です





ミツバツツジも時折混じってアクセントになっています。










今年は去年よりも早く満開を迎えた様です、とはリンゴさんのコメント
木の上で開く花、地面に散ってなお趣を添える花





日本の山道ならではの風景ではないかと・・・




先ほどの青空は一瞬の気まぐれでしょうか、
ガスの動きは急、
あたりはさらに暗くなってきました






そして大入道に差しかかったころ
とうとう大粒の雨が降り出しました
あわてて雨具をかぶり、足早に進みます。
ここをホームグラウンドにしているリンゴさんが
先の道を解説しつつ軽快に先導していただきました。
心強い限り。

雨にぬかるんだ道を注意深く下り
沢沿いに進んでいくと
やがて小間々台へ

かつてキャンプ場だったという草原を過ぎると
再びレンゲツツジの群生する高原となりました。

大間々台に戻るころ、再び雲の切れ間から周囲の山が姿を現しました。



釈迦ヶ岳の山頂に立てなかったとはいえ、
花と森の雰囲気に浸った満足感がわいてきました。

私、もちろん晴れた山が好きですが、
高校時代から「雨になると元気の出るヤツ」と言われてました。
実は雨の降っている山もそんなに苦ではなかったりします(変人?)。

このあと、学校平に場所を移して昼食。
案内所の山の写真を鑑賞。
そして名残りを惜しみつつ山を下りました。

悪天候の中お付き合いいただいたリンゴさんに深く感謝です。
釈迦ヶ岳という宿題を残してますので、
また季節を変えて訪れたい山の一つとなりました。