陸採も 佳境に 入ってきた。
明日は 順調に行けば終わる。
みんな ご苦労さん。
雨の日も 嵐の日も 夏のような暑さの日も 作業を続けてきましたね。
争いこそ ありませんでしたが 人が寄れば いろいろなことがある。
睦みあいこそ 村社会の 真骨頂
我田引水では 漁業は 成り立たず 他人を思いやる心が必要である。
海苔養殖業に於いて ベタの作業は 必ず ２人以上いなければならない。
という決まりがあるのです。
なぜかお解りですか？
ひとりで 沖に出たとき もしものときは 人知れず災難にあう危険性が
あるからです。
お隣さんよりも先に 漁を終えるときは手伝うか 「先に行くよ」という。
漁師の心で生きたいと思う。
中秋の名月
こんな大きな 月が 空に浮かんでいるんですよ。
不思議ですよね。
名月を 取ってくれろと 泣く子かな
ほんとに 棒を伸ばせば 届きそうな 気がしますね。
家の前に 大きな鳥がいる
明日が 中秋の名月だということで カメラのテストを兼ねて
昔の ちょっと高級レンズ フローライト３００ミリをつけて
コンバージョンレンズで 倍にして 実質７００ミリほどを用意して
カーボン三脚につけて さあ テスト
で この写真
なんだ トンビか
でもトンビは 子供の頃 房総方面に行かないと いなかった。
トンビさんよ この辺に 住み着いておくれ。
静かな 夕暮れです。
あの すさまじい風は 一瞬でした。
嘘みたいです。
荒れ狂ったり 穏やかだったり
それが 海です。
波が高い日は いずれ 収まると思う。
凪の日は いずれ 風が吹く。
これが おきてです。
掟に逆らったって無駄です。
荒れ狂う海は 青潮を消す必要なものです。
穏やかな海は 青潮を生む悪魔です。
これが 掟
掟に逆らわず 生きるのです。
台風です。
波が飛んでいます。
強いです。
陸採強行しました。
台風でも種付け 出来ますね。
みんな 大変です。
お昼近く 風が 強いです。
「やめよう」
道具は そのまま 自宅待機
２時を過ぎて ようやく 収まってきましたね。
被害にあわれたかたがたに お見舞いを申し上げます。
朝 大雨
台風はまだ遠いのに 土砂降りに見舞われた。
電気を使っているので いろいろなところが 心配になる。
顕微鏡の電源もある。
必死で 濡れないように機材を守りながら 作業を続ける。
海苔の胞子が 海苔網に付着するには 明るさが必要で
早朝は 雨とあいまって 暗すぎた。
海苔は 気もいれ草だといいましたよね。
久しぶりに 海から 河口干潟を見てみました。
今日は 小潮
波打ち際のすぐそばまで 船で行ける 潮時です。
もう秋ですね。
同じ潮時でも 春は 潮が全くありません。
こんなところからも 季節の移ろいが感じられます。
今 海苔の種付けが 始まりました。
ところが 台風１８号が 接近しています。
だんだん 上陸の可能性が 強くなってきました。
台風は 欲しいですけど 困りますね。
本当に 因果な商売だと 思います。
写真の 向こうの壁は 海の堤防であります。
簡単な 屋根を作ってあります。
海苔採りザルをひっくり返して テーブル代わりです。
マイクロスコープの 実験です。
私たちは 普段 生物顕微鏡を使っています。
流行の実体顕微鏡は 倍率が４０倍ほどで 使いにくいもの
このマイクロスコープは 特殊な 光源が用意されて 生きている
ものを白く写すことが出来る。
生物顕微鏡で 見るよりも より正確に 芽のコントロールできるようです。
でも 私は 生物顕微鏡がいいと思う。
ひとりずつ 仲間をといっても ほとんどが 先輩ですけど
写して行きます。
「俺が やりましょうか？」というと
「習っているから やらせろ。」
そう 彼は 今年から 仲間になりました。
彼らが 海苔を採ってくれないと 困ります。
頑張ってください。
といっても 年は違いますけどね。
毎年 種付けは 一緒です。
この背景にある 機械を使っての種付けになり
こうして 共同の作業となりました。
ちなみに 彼の仕事は 海苔の種を顕鏡する 試験糸を切っています。
