14:37 「その患部を調べて、もしその患部がその家の壁に出ていて、それが緑がかったか、または赤みを帯びたくぼみであって、その壁よりも低く見えるならば、
14:38 祭司はその家から入口に出て来て、七日間その家を閉ざしておく。」
ここでは、家の壁に患部が出来るとことが語られています。
患部というのは、通常、病気であることによって生じるものですから、生きている者に生じるものです。
ところが、ここでは家の壁に出来ている患部ということを語っています。
したがって、ここで語られているツァラートの患部というのは、通常家に出来る「カビ」のことだということが分かります。
このように言われるのは、それが、人が持つ皮膚病と似ているからです。
こうしたカビが出来た時には、まず祭司に見せることが求められます。
祭司は、そのカビが広がるのかどうかを見極めるために、1週間その家を閉ざしておいて様子を見ます。
その後、その結果を見て、どうするのかという判断が成されることを語っています。
家にとってもカビというのは、人の皮膚病と同じように、その家に被害をもたらすものであるからです。