鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

水の秋

2015-10-12 13:48:52 | 写真俳句

水の秋生命の星に生かされて

(みずのあきいのちのほしにいかされて)

 

この星の色は青とか水の秋

(このほしのいろはあおとかみずのあき)

 

水澄むや清明といふ無人駅

(みずすむやせいめいというむじんえき)

 

       10月1日~10日のつぶやき句を25句にまとめました。

     少年兵に明日はあるやら若煙草       吸い殻が遺品となりて若煙草

     新走り宴の十八番はおはら節        逝きし人の思ひ出尽きず夜長かな

     過ぎしこと全て笑はむ秋狂言        過ぎしこと許してやろう秋狂言

     秋葬の父子二僧の読経かな         秋訓や今を生きずにいつ生きる

     露の身と知れば朝げの有り難く       露の世やここを生きずにどこを生く

     通夜明けの丹波の里や霧包む        足漕ぎのガイコガイコと稲を扱く

     稲扱や邪馬台国に諸説あり         かはたれや霧の中より鶏の声

     稲扱や民勤しみし吉野ケ里         寄せて引く過去より秋の怒涛かな

     秋涛や再会に見る浮き沈み         鹿鳴きて深む丹波の夜闇かな

     ぬうと出て鹿と目合わす車道かな      知床の旅の宿りや鹿の声

     山猿の闊歩する夜茸飯           山猿の闊歩する夜茸飯

     ふるさとの縁届きて茸飯          枸杞酒の祖母の遺物となりにけり

     故郷の子らの純朴枸杞の紅