トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ようやくツマキチョウ

2021-04-20 | 小父のお隣さん
 春先の短い期間しかお目に掛かれないツマキチョウをようやく撮影出来た。飛翔する姿は時折見かけてはいたもののフラフラと酔漢のように移動する被写体は難く、初見より3週間ぶりの撮影となった。酔漢になぞらえたけれど「小振りで魅惑的な乙女」いいえ「春の妖精」にふさわしい。ギフチョウは生息圏では無いので見られない。

 既にモンキアゲハやキアゲハ、カラスアゲハなど大型種も飛翔しているが判別不可能な小生なので、黒いチョウで自信が持てるのはナガサキアゲハとジャコウアゲハだけである。

          

放流部の再整備

2021-04-20 | 水辺環境の保全
 「もう終わり!」としたかったけれど堰の落差が大きいので水による浸食を少しでも防止したくて落込み部の落差を少なくなるように杭を打ち玉石やコンクリート礫を敷いて完成した。
 地盤は砂利層なので杭の効きが弱く、その上、杭を打ったことで漏水孔の糸口になる恐れもあるけれど、その時はその時と腹をくくって始末を終えた。敷き詰めた石やガラの大きさが揃わず見た目が悪い出来栄えなのだが「やらないよりはまし」で、こうなると降雨出水が待たれる。設え部の流れ具合を確認したくなるの本音は「良く出来ました◎」の自己肯定感にあるのだろう。

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今日のエッ!品「イブリガッコの味噌粕漬け」

2021-04-19 | 何よりの楽しみ
 3週間ほど漬けこんでおいたイブリガッコ、ナス、だし昆布を取り出した。取り出し終わらない前にさっそく味見をする。いつも通りの味噌粕漬けの味で、糠味噌漬けのように食材それぞれの個性が現れる美味しさと言う感じは無いけれど粕漬けの美味しさ旨さは堪能できるのだった。

 ナスの漬け込み期間が長かったから色素が粕床に移って床の色合いが変わってしまったものの、他人様に供する物ではないから自分でOKならそれでいいのだ。イブリガッコのコリコリとした歯触りは薄れて軟らかさが増した。塩味も薄くなって甘味さえ感じるし燻煙した風味も損なわれてはいない。
 だし昆布は水分を吸わせるためもあり投入した一品であるが、これも柔らかくなって美味しく噛みしめられた。期待した旨味成分が粕床に移ってくれたのかどうかは不明だった。まあ、つらつら考えてみるに粕床の旨味と昆布の持つ旨味とは近似しているのだろう、が小生の思慮分別。
         

ヨシノボリ飼育容器の変更

2021-04-19 | 小父のお隣さん
 今までヨシノボリの生簀はペットボトル3本を使った集合住宅だったが、水中に沈められているから給餌や状態の把握に難があった。飼育する数も3匹は不要だろうから成体1匹用として新たに作り替えてみた。底には石を入れ重くなっているから浮力に勝って自立するものの背が高く安定性に欠けるので縁よりテグスの撚糸を伸ばし池の縁に繋いである。これは倒れないための用心で、また飛び出さないように上端を水面より10cm高くした事と合わせ二段構えとした。

 写真左側が集合住宅タイプで右側が縦型に変更した今回の生簀である。前述したが底部に石が入っているものの倒れでもしたら池の中に肉食のヨシノボリが放たれる事になる。それでは大事なタナゴが喰われてしまうから生簀の縁から紐を伸ばし鉄串で固定して安心。これで生餌のメダカやモエビの投入が楽になったし水底の様子も見える。生餌は池の中で繁殖しているから適宜掬って生簀に投入するだけで済み、姿が消えれば次の部隊、とまあ、生部戦線補給だけの異常なし。

右や左のご漏孔さま~ぁ!

2021-04-18 | 小人閑居して憮然
 もう堪忍して頂戴!、勘弁して頂ー戴!、と喚いたところで三つ葉葵の印籠など示せない小生としては泣きをみるしかないのである。やはり自転車操業の水商売、水域の下郎!でしかないのであった。
 何日もかけて放流口の漏水孔潰しをして改修も施して「やれやれ終わり…」と思った翌日、様子を確認して仰天凝視、既にフリースの季節は終わったのにフリーズしてしまった。反対側に漏水孔があるのを視認してしまったのである。下流域の流出孔から作業の度に濁り水が出ているし、いまだに流出しているので漏水孔を全滅できていないのは理解はしていても、いささかゲンナリとしていた作業だったのも事実だ。

 しかしながら、そこで見放してもお尻は小生が始末しなければならない「出来る事は自分でやりなさい」がデイケアサービスの真髄、で、タケノコを掘るどころの話でも無く気分でもない漏水孔掘りを再開。右岸の補修に続き左岸も補修し終えて埋土鎮圧し一息ついていたところで余計な妄想が浮かんだのだった。「現在、丸太で護岸壁を構成しているオーバーフロー部の両側をコンクリートパネルに変えれば次回の補修も護岸効果も高まるだろう」と言う妄想で、そのパネルはすでに廃止した拠点テーブルの椅子の土台として放置されたままになっている。他に用途は無いからそのままになっているのを「使い回し」で活かすことが出来る。

 まあ、左様な観点で一輪車を拠点まで運び2枚のパネルを運び下ろした。長さはギリギリだけれど何とか使えるし、何よりも側壁が頑固になって見た目も麗しい。他人はそうは見ないだろうけれど爺我自賛では「極めて麗しく」見えるのだった。この側壁のパネルは、左岸の漏水孔を潰し新たに護岸丸太を据えてからの着想だったから、一旦は取り崩してしまうという二度手間でもあったけれど、やっただけの効果はあって、放流路段差工の上部にしか水か堪らず涸れていた中段部まで水が伝っていくようになっている。漏水のすべてを止める事は出来てはいないけれど多少の効果は目に見えてきたのだった。

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           水よ水よと誘うよ孔が孔は居良いか住みよいか ハアタマランタマラン



外来種を投入する輩

2021-04-17 | 小人閑居して憮然
 水源地へ手入れに向かう途中の尾根にコンクリート製のタンクがあるのだが昨季に続いて今期もアマゾンフロッグビットとか言う浮草が投入されていた。繁殖力が強いから瞬く間に水面を覆い尽くしてしまう。ここは掬い上げて放り投げたものの、三日月池にも投げ込まれて知らずにいたら大繁殖させてしまった昨季の苦い経験があるから帰宅前に三日月池の点検もしてみたらあったのである。

 それは水面に投げ込んだという風でなく水際のカサスゲの間に入っていた。既に葉の大きさは成体で根の長さも5cmを越えるほどだったから意図的に置いたとしか考えられない。
 今冬は大寒波の波状襲来があったし水域は凍結している。昨秋には除去するために随分と手間暇をかけ取り残しがあるかもと数回の見回りもした。目残しがあったとしても熱帯産の浮草が越冬できるとは思えず、個体の大きさからも投入したのは間違いないだろう。ウシガエルやオオカナダモの投入もあったし持ち込みだけでなく盗掘も絶えない。

 今回の浮草、個人が投入し繁殖させても益など考えられず、そうなると悪質な行為か業者が仕入れ費用を惜しんで儲けのための繁殖場所?としか小生には考えられない。それはともかくとしてもそのうちに外来魚やザリガニなどの投入があるだろう。この環境が知られれば知られるほど脅威は増すのである。かの環境教育団体の保全には頓着しない行動を見続けている小生にとって環境破壊は「お約束」に思える。まあ、「形あるものは壊れる。築いたものは失われる。」と思うしかないか…。

今日のトンボ「アサヒナカワトンボ褐色型」

2021-04-16 | 小父のお隣さん
 放流路の漏水孔を潰している場所にアサヒナカワトンボの褐色型がやってきて土嚢に降りた。広い空間なのにわざわざ近くに降りてくれるとは「ラッキー!」と言うより恩寵に感じてしまう。とりあえず写真を撮ったのだが色付き翅の個体は初見である。
 翅の色を何と表現するのかわからなくてネットの図鑑を開いてみたら「褐色型」と「橙色型」が出ている。「エーッ、そうだっけ~」と昨季の記憶は既に無い小生を実感してしまった。自分では褐色型と思ってみたものの橙色型なのかもしれないが小生的には「色付き」で済ましているから特段の不自由は無いのだ。

             

林床のニホンアカガエル

2021-04-16 | 小父のお隣さん
 尾根突端の斜面を登っていたら突然飛び出した。姿の確認までは出来なかったもののアカガエルだろうと下手に回りながら下りて消えたあたりを探してみたらいたのだ。注視しなければ紛れて見失ってしまう。アカガエルと言えど落ち葉の上に居たら判別しにくい。
 池のオタマジャクシは上陸したのかどうか確認もしていないのだが、ヒキガエルのオタマジャクシがワサワサ湧いてくるほど蠢いている水辺は見たくないのが本音である。

畔、補修の泥浚い

2021-04-16 | 水辺環境の保全
 泥水池の沈泥池と棚田部の温水田の泥浚いを実施。堆積した土砂を取り除くのは勿論だけれど、今回は春までに威之志士様に崩された畔と法面の補修が狙いで水域前面の泥浚いまでには至らない。沈泥は泥上げ場に集め、温水田は畔の高さを上げた。この時期、タケノコが食料になるから嵩上げしておいても威之志士様の跋扈蹂躙に遭う確率が低く、おっつけ固まってくれるのだ。

 棚田部の水際はまだ孟宗竹の護岸なので早急に丸太材に交換したいけれど、上の池の水際線が酷くなりつつあるから早く補修して泥浚いを実施したい。隣接グループが行った護岸は粗朶を敷き詰めただけなので、既に水没しているし、ここに泥を引き上げても池に戻るだけなのだ。池の縮小が進行してきたから早めに護岸と泥浚いを実施したいけれど、なかなか忙しく手が回らない。

                沈泥池の泥浚い          温水田の泥浚い

サルトリイバラを食草園に移植

2021-04-15 | 蝶の食草園
 林床にサルトリイバラが芽生えている。その中から6本ほど掘り上げて2本づつ植え付けた。1カ所でも繁ってくれればOKなのである。2本づつの植え付けは安全策で活着率50%のつもりなのだ。根が多い植物でも無いので掘り上げれば当然傷む。株元を大きく掘り上げても根鉢が出来るという感じは全く無くばらけて、ほぼ裸根の感じで植え付けたのだ。

 いつも通り「水決め」をしっかりやって支柱を刺す。これに絡まって欲しい訳ではなく「一応ここにあります」ていどのお印なのだが後日、S先生曰く「サルトリイバラの移植は難しい」と話されていて、なるほど3カ所ともご機嫌麗しくない。

 クルミの支柱脇    ムラサキシキブ株元    クワの根元

今日のトンボ「シオカラトンボ、ようやく撮影」

2021-04-14 | 小父のお隣さん
 何度か見かけていたのに撮影できなかった。メスを見るのがほとんどで1回だけ視認できたオスらしき個体はシオヤトンボかもしれず撮影できなければ断定できない。
 夏日になってしまった今日なのだが朝は霧雨状態だったから晴れるのを待ち11時頃に出かけた。作業をすると言うより先日設えた放流部の様子をみたかったのと芳香蒸留水に使いたいシキミとクサギの状態を確認したかったのである。

 泥水池の見回りではトンボの姿も無しで、尾根突端の三日月池にクロギンの羽化確認に行った折りにシオカラトンボのメスに出会ってようやく撮影出来たのだ。似た容姿のシオヤトンボも生息しているから子供の頃から慣れ親しんだシオカラトンボも断定する自信が無くなった。

       

深川どぶ板長屋、おじゃる性悪的こころ⁉

2021-04-14 | 合混で闘作すれば
          居場所じゃないと老婆足蹴の闇の闇        不宇沈       

          首根っこ膝で殺した苦分間            拝一刀

          ドアマンのほまれ暴行知らん振り         チャプリン  

          同胞を撃つや奈落の国の主            衆禁閉

          やれ打つな三者三様パンデミク          馬笑

          策無くて会食事例で危機管理           功労生

          会食で踊るオドロのワイドショー         悶太

          餓死させて親は喰いおる喰らいおる        鬼助母人

          三波四波五輪の頃はろくでもねぇ         六さん

          三密もマスクも消えた業の群れ          八さん

          ノータリンワクチンタリンサクタリン       シーボルト

          打ってイースターブルー             平尾

          打たずとも数パーセント死ぬ浮世          住職南無三

          隣国を替えれぬ国もまた粗末           名代

          向こう三国猟と成り               お玉タンコタンコ火の傍危ない

          丑三つにひつじひつじの無駄数え         トロルお爺

          六根性悪ピークに仰天 帰命頂礼慢員撲滅
          帰命頂礼漫飲調伏 帰命頂礼ワクチン来讃      先達老師

地味の魅力

2021-04-13 | 小父のお隣さん
 アサヒナカワトンボに続いてコミスジが舞ってきた。見た目は白黒にしか感じないけれどついつい視線を留めてしまうチョウでもある。このチョウを図鑑対象していて「タテハチョウの仲間」だという事を今になって知った。「ミスジ」「フタスジ」の付くチョウは5種掲載されていて、どの食草も近辺にあるものばかりだったけれどフイールドに5種いるのかどうかさえおぼつかない。恐らくコミスジだけではないのだろうがミスジもフタスジも「ミスジチョウ」で済まして満足の科学的認識は零。
 まあ、そんなことはともかく、折々に飛翔を楽しめれば小生的には「それで良いのだ」とバカボンパパは言ってくれる。

           

泥水池1の泥浚い

2021-04-13 | 水辺環境の保全
 上棚の分水池からの落水部付近に大量の土砂が堆積して陸地状になってしまった。浚渫する必要があるのだが泥の用途も大事だ。今回は泥水地のフジバカマ群落の中ほどがフジバカマが消えているのでここに盛り土した。陸地部分に盛り土した格好になったし、ここはここで少しだけ高くなるから湿気を嫌う植物を植えても大丈夫になるだろう。

 今のところはオミナエシにするかヒガンバナにするか程度の選択肢なのだが、どちらにしても花粉や蜜源になる草本が基本だ。それぞれの池の泥浚いも行いたいものの泥水池からの放流路脇の漏水孔が放置できなくて土嚢や杭で大工事になりそうなのだ。土嚢に詰める用土は上手大池近くまで採土袋詰めに行かなければならず想定しただけでもうんざりする補修作業になりそう…。

     開始前   ➡    浚った泥はフジバカマの群落に

今日のトンボ「アサヒナカワトンボ出現」

2021-04-12 | 小父のお隣さん
 トンボ池、水見回り中にアサヒナカワトンボの姿を確認し撮影出来た。ムギワラトンボのテネラルも一匹、棚田部ではシオカラトンボなのかシオヤトンボなのか判断の付かない個体も居たが撮影する前に姿を見失ってしまった。泥水池のオーバーフロー部の補修を終えY川とG沢を遡上しながらダビドサナエの成熟体を探しに行ったけれど不発。しかし砂防ダムの中にはアサヒナカワトンボが複数見られた。

 写真はこの時のもので、トンボ池が最初だったものの塩ビ管の上だし逆光気味だったから撮影したけれど使わなかった。場所的にはひと尾根異なるものの両方で出現していたから良しとする。