トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

無用の用・・・

2021-04-09 | 感じるままの回り道
 過日のこの日、降雨の後でフイールド作業は遠慮したが、数日後にも降雨がある予報なので庭から掘り上げておいた枝垂れ梅を定植した。定植場所はエノキ林の北側である。崖の肩になるのだがコナラ3本を除伐した結果、日当たりも良くなり空間も出来た。新緑の頃ともなれば南側のエノキの日陰になる場所だけれど自宅の庭よりは環境が良い。既に花は終わっているものの早春の花粉や蜜の提供樹に加えられるだろう。

 食草園より2m程度の高台なのでトンボ池周囲が良く見渡せる。いつもは立って水を飲み一服している小生であるが、そろそろ腰かけてお茶くらいは頂ける環境が欲しくなって、割り乱杭にする予定のマキの幹の一部を短く玉切りにして運んで据えてみた。丁度良い広さで窮屈感も無い。ここで抹茶でも頂ける雰囲気にもなりそうだ。こんな場所は無くても構わない場所ではあるものの、無用の用であっても無用の要でもあって、無用の長物ではないだろう。

 その後、廃棄される大臼を運び込んでテーブル替わりに使えることになった。傷みが激しく何年使えるか分からないけれど防水剤を塗布し下面と側面には防虫防腐剤を塗り、上面にはペンキを塗って少しでも長く使えるように試みる。利用頻度が高いわけでも無いけれどロケーションとしては快適環境だろう。新茶の一服を大納言小豆の羊羹で頂きたい気分。

             

ピン!と来たのだ

2021-04-09 | 小父のお隣さん
 Y川とG沢の合流点でヨシノボリ1匹を採集して土手を歩いていたら三面張りの河床のよどみに白く長いものが見えた。一方に行くほど細くなっていたから「ヘビだろう」と思ってみたものの、どういう訳か「ピン!」と来るものがあって最寄りの梯子を伝い河床に降りて確認に行った。

 腹部が上で全体に白っぽい色合いだったが感覚的に「シロマダラ」と言う自覚が消える事は無く、取り上げてみたら60cm程度のシロマダラだった。胴中央部に傷があって恐らく嘴で裂かれた傷に見える。標本として活用する手も無いわけではないけれど、そのまま元の場所に置いて踵を返す。確かに「ピン!」と来る一品だった。

 思えば昨季は生体のシロマダラ捕獲に励んだのだけれど、成果は皆無で盛夏の温度でトカゲが持たず、結局は頓挫したのだった。捕獲器2基は手元に有るけれど、まあ、「宝の持ち腐れ」と言うより無用の長物になってしまった。フイールドにはカナヘビもニホントカゲも日向で姿を見かけるがとんと食指が湧かん。そもそもアタック攻勢が成就したことのない小生であるからにして、いつも通り「偶然の出会い」を待つのが賢明。
 とは言えピン!と来たけれどピンピンもしておらずピーンともなっておらずグニャグニャだったから新しい⁉・・・。