トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「腰のスカイブルーリング」

2021-04-21 | 小父のお隣さん
 「トンボに腰などありゃあせん!」と言うのが真っ当な見解なのは承知だが小生の感覚ではどうしても腰部と感じてしまう。正確には「第一腹節」とかにあたるのだろうが、これがスカイブルーで目立って綺麗だったのだ。場所は三日月池でクロスジギンヤンマの羽化があるかどうか確認に寄ったのだけれど羽化殻は見当たらず、そこにこの色彩のトンボが飛翔してきたのだ。

 今期、初の大型種だし撮影したくてもカメラは携行してなかった。携行していてもホバリングもせず「トンボがくるりと輪を描いたホーイノホイ」で飛び去ったのだから撮影は不可能だ。姿を見送ってつらつら思い出そうとしてもヤブヤンマだったかマルタンだったか焦点が定まらず、自宅で図鑑を開いたらどちらも出現にはちと早い。
 結局、クロスジギンヤンマのオスが妥当なところだろうけれど、飛翔状態から成熟体なので今日の羽化体ではない。三日月池産なのかどうか明日は池に入ってカサスゲの中を検分する。とにもかくにも本日、クロスジギンヤンマの飛翔を確認した。

作りまくった・・・

2021-04-21 | 今日は真面目に
 17日が「春のイベント」予定日だった。当日は芳香蒸留水を前回に続いて実演分配する役割が来た。蒸留器は二基用意して2種類を同時に作れるけれど一鍋最大500mlでしかないから20人程度で分けるとなると一人当たり50ml未満であるし、それも2種類の内の「どちらか」でしかない。これではあまりにも乏しいから当日までに自宅で蒸留し数種類を用意する事にした。
 まずは材料を考えて当日の蒸留はスギとヒノキに決め、自宅蒸留分はミント、レモンバーム、ヤブニッケイ、シキミにする。活動に関連付ければ「山の物」という事になるのだが、ご婦人もいる事なので「お洒落にハーブも…」としたのだ。まあ、もともと小生はダンデイなのであって趣味も良い御仁、いいえ、お爺なのである。働き続けなければならない境遇だった故に手を染めなかった、ボロは着てても頭頂錦ゆえ馬子の衣装も着なかった、という訳である。

 さて無駄口は叩かない性分なので閑話休題、自宅で蒸留するには屋外ならカセットコンロ二台を使用できるけれど室内なので台所のガス台でも蒸留は一基だけである。そのため2種類を蒸留するとなると3時間は消費する。午前は姥捨て山、帰宅し午後は蒸留を行い2日間で上記の4種類を用意した。香りの強烈なカラスザンショウの葉も使いたかったけれど毒性があるし断念、ヤマハッカも使ってみたかったものの量が不足で躊躇している。
 予定の土曜日が雨降りとなり翌日曜に開催延期となったのでもう一品程度蒸留出来るけれど、少々悩ましい。

 ウオーターミント    レモンバーム    ヤブニッケイ、シキミは撮り損ねた

 17日土曜日は予報通りの雨天で引き籠り。昼近くになって退屈しのぎに「日本ハッカ」の蒸留水を作る事にした。育ち具合から1回分くらいはあるだろうと見込んだのである。しかしながら予想より収穫出来て鍋には全ては入らない。思いあぐねた末に一握りづつ結索し束ね並べてみたら丁度500gが収まった。結索しないとせいぜい300g程度しか入らない。

 特に葉物は成分の気化が早くて300g程度だと500ml蒸留では薄くなるきらいがあった。それで今回のヤブニッケイやレモンバームなどはボトル半量溜まったところで新たに材料を加えたのだ。加熱され萎れると嵩が減るから出来る事である。これで最後まで十分な濃度の蒸留水が採れたはずだ。種類を揃えて喜ばれるかどうかは当日のお楽しみ・・・。