トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

自宅のタナゴ繁殖確認

2022-09-24 | 小父のお隣さん
 台風15号は深夜3時間ほど時間雨量100mmを記録して合計12時間ほどで400mmの大雨になった。至近のN川は普段は水無し川なのだが午前零時を回る頃には「洪水危険水位」を越えていた。写真を撮りたくても深夜の豪雨では危ない。小雨になった明け方に出かけたのだが既に草藪だった河川敷からは草をなぎ倒して引いていて増水していても撮影する程で無し。

 どちらにしてもフイールドへは道中も危ないからこの日もお休みとしたのだが午前で既に真夏日となって蒸し暑い。コバノガマズミの酵母でパンの元種作りは午後に回し、確認したかった自宅池での今期の繁殖確認を試みる。昨季までは人工母貝装置やら浮揚水槽での仔魚発生を狙っていたけれど、今期は金魚藻に替えたマツモの繁殖が盛んで仔魚の隠れ家を提供してくれるから自然繁殖は期待していた。
 初夏の頃、ヨシノボリが脱走したから捕獲のために池の水を抜いた折りに1匹だけれど仔魚を確認できたし、それから2カ月近くは産卵母貝を同居させている。少なくとも複数の仔魚が確認できれば大成功なのだ。

 古いセルビンに集魚剤を入れ池に沈め待つ事30分、期待を込め引き上げバケツに入れる。ドジョウや成魚、メダカなどに混じってそれらしい姿が見えるからメダカと選別しながら観察ケースに入れた仔魚は3匹。少ない数ではあるものの池の中の魚体全てを捕獲した訳でも無いし今期発生した仔魚は「3匹以上」と勝手に解釈した。狭い池の中での自然繁殖を試みたのだが「繁殖確認」出来たから来季はマツモの茂みをもう少し増やしておくことにする。

 ただタナゴの種類が今のところ不明で仔魚の背びれに星があるから確認は容易と思っていたのに「タナゴ類の仔魚は背びれに星があります」と言う記述でガッカリであった。まあ、人生悲喜こもごもであるが設えた自然環境下で増えていて嬉しい。

            

今日の素労風努「クズ花穂酵母で種起し」

2022-09-24 | 何よりの楽しみ
 自家採種酵母による最初の種起しは「クズ花穂酵母」にした。酵母液と強力粉を1:1で混ぜ合わせ常温で2倍程度まで膨張させる。2回目3回目は酵母液ではなく水を使っての培養である。両方とも2倍に膨らんだ頃が次段階のへの目安なのだが、新しい生地を混ぜる前に一晩冷蔵庫で休ませた。

 一回目、強力粉50gに培養液50gで混合し2倍相当に膨らむまで20時間ほど必要だった。冷蔵庫で一晩冷やすと膨張は減じて2回目のスタートラインは膨張線のやや下側だ。

 二回目の仕込みも1:1で強力粉と水の組み合わせだ。これを1回目の生地と混ぜ合わせ常温で発酵開始15時間ほどで2倍の高さになった。再び冷蔵庫で一晩寝かす。

 三回目、最終の仕込みも2回目と同じ。倍量に膨張するのに15時間ほど必要だったが正確に2倍の高さには僅かに及ばない。この理由は膨張し続けていても自重で泡が潰れていくのだろうと判断して発酵終了。
 ここで撮影しなかった結果、一晩冷蔵庫に置いた後からの写真なので収縮した写真になったけれど膨張し達した高さは瓶の内壁に残っているので赤い矢印の範囲だと判明できる。

 この種を使って14号台風で自宅軟禁の間に自家製酵母のフォカッチャを作るのだ。掛かる時間を想うとスローフードと言う単語が浮かぶが全く素労フードである。培養を始めてここまでに至るまで一週間が必要だった。パン作りの一次二次発酵やテーブルタイムを合わせれば更に丸1日掛かりだ。膨らみ加減や美味しさ香味の保証はないのだから年金貧乏年中貧乏高齢者の贅沢三昧ここにあり、てなもんや三度笠・・・。

 事前リサーチの比較で気づいた事なのだが全て強力粉を使うレシピと2回目3回目は中力粉を使うレシピがあって迷った。中力粉を使う理由が分からないのである。次回は同じ条件で中力粉を使い比較するしかない。

                台風や元種パンで爺キッチン