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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*今日の一句

2021-10-08 | 今日は真面目に
                 ナラ枯れの大樹たおせばひつじ雲

流下体の回収と生息確認

2021-10-08 | 小父のお隣さん
 冬を前にして放流路滝壺に入り込んだ流下体の回収を行った。合わせてクチボソの生息確認もするのだ。いくつかの池の連なりを離れてしまい放流路に流下した魚は遡上は不可能になり、結果的には枯れ沢になる水路で死滅するしかないのだ。生息する魚類はメダカ、ドジョウ、ホトケドジョウなど種は限られて、ホトケドジョウは今期は姿を見ていない。まあ、ガサガサやるわけでも無いし糠瓶を定期的に使い確認しているわけでも無いので絶滅したとも言い切れないけれど数は僅少なのは間違いない。
 それでもカワセミは飛来するし、少しでも腹の足しになればと地本産のクチボソを移入したのが一昨年で、その年には繁殖が確認されたけれど、それで気が緩み昨季は回収だけで終わった。今期は繁殖前の春に回収を実施し二回目なので「生息」と言うより「繁殖」しているかどうかが最大の関心なのだった。

 水系、4カ所の滝つぼと洗堀部に仕掛け回収したのだが、下手からのAとBの二カ所から回収されたのはドジョウとクチボソ2匹で、1匹は60mm超の成魚、もう1匹は30mm程度だから当歳魚なのかどうか。

 Cではクイボソの成魚3匹で、いつもは入っているエビやアカハライモリが全く入っていなかった。少し気になるところではあった。ABCで回収した魚は全て上の池に放流した。上の池でも繁殖確認のために糠瓶で捕獲を試みたのだが全く入らず、これは糠瓶を投入した近くに新たなオオカナダモを発見して、前回群生を許してしまった範囲も含め熊手で再回収をしていた事の影響もあったのだろう。後日、改めて確認をしなければなるまい。

 池の中央部にもオオカナダモが根付いているのを発見してゴム長に浸水するまでの位置から熊手で見えたオオカナダモは回収できたのだが、水の濁りで見えない水底には、まだ多くの取り残しが潜んでいると思われる。一旦は上の池の水を失くしてオオカナダモの排除を試みる段階に来てしまった。これで採りきれなければ干上がらせるしかなく被害は甚大になるが、繁茂させてしまうと二進も三進もいかなくなるのは多くの場所で露わになっている事態でもあるし、この先、維持手入れを何年できるか分からない状況でもあって、水系保全廃止の目も見えて来た。「オオカナダモの繁殖を許すくらいなら干上がらせる」これに尽きる。