腰痛回復したと思ったのも束の間、足踏み脱穀一人旅になったばかりにまたまた腰痛が再発。まあ、タマタマの痛みではないから苦悶悶絶は無いものの、起き掛けには湿布を貼らねばならん。
でも水見回りで漏水を発見すればそうとばかり言ってはおれない。在宅時間はスイーツ作りが一枚加わったからと言っても連日のスイーツ作りでは食生活や体調までが危うくなってしまう。そこで最終兵器、いいえ最終手段はどうしても「木工工作」になるのだった。
コロナの感染状況がどう動くか予測は付かないけれど、年が明けての一月末ごろには恒例の「森の市」が開催されると予想して木製玩具を作り始めなければ間に合わなくなる。
そこでテーマを決め作品を用意するのだが今回は幼児の玩具から少しばかり脱却して「恐竜系・古生物系」に取り組んでみたい気がある。で、手始めに実物大の「テラノサウルスの歯」を試作する事にした。
今までの作品で用材の種類も量も在庫少なくなり、木質で感じを出す贅沢は難しくなったものの、とりあえずは試作してみないと様子が分からない。歯の型をボール紙に移し、これで用材に型どりした。糸のこ盤で切り抜き、電動サンダーで形を削り出し、サンドペーパーで表面仕上げをする。
塗装はいつも通りの荏胡麻油仕上げである。1回めの塗り込みで磨き残しが強く表れてくるので、再度の磨きを行い表面の磨き残しを無いようにする。そのあとで歯の内側の鋸状の突起を切込み仕上げれば完成である。
型どりして切り出す ➡
成型終わり ➡
材を変えて製作
端材しかないし、その端材も本当に端材にしてしまったから樹種を違えて揃えてみるなんて事は夢物語なのだが、それでも数種類を用意しつつある。とりあえず化石に似た色彩の材から仕上げてみたのだが付属鋸歯ともいうべきかどうか肉を切り裂きやすくする小さな切り刃が材の組織が荒いために精巧に形成できないことが分かった。簡単に剥離脱落してしまうのである。仕方が無いので鋭さは諦め見た目のギザギザ感だけで我慢した。鋸歯の歯は一列と二列の二種類にしスタンドに立ててみた。まあ、子供騙しではあるが、喜んでくれるかどうか分からん。残りの歯は「森の市」までにボチボチと仕上げていく。
因みに鋸歯の加工は鋸の目立て用のヤスリで切り込んでいる。彫刻刀でとも思ったのだが、割れやすい性質を考えヤスリにして、最後は組ヤスリの甲丸の平を使って仕上げ終わったのだ。三角は角度が開きすぎるし単なる平だと根元まで入らない。目立て用ヤスリはナイフのように薄く目も細かいので粗い木質でも剥離せずに加工が出来た。