
ヨモギは春に摘んで100g冷凍保存してある。これを標準的なクッキーのレシピに含めて焼いてみる事にしたのだ。もうレシピ集を見比べる阿呆な事はせず、自分なりの原則で作るだけではあるものの、やはり余分な材料が入るとよりどころが欲しくなる。まあ、未熟者の典型であろう。とりあえずのレシピは次のように決めた。
薄力粉 120g
バター 20g
砂糖 40g
卵 1個
ヨモギ 100g
「栗ッキー」を作るためフードプロセッサーを出していたのでこれでヨモギの粉砕をし砂糖とバターと卵も投入し撹拌した。この中に薄力粉を入れ込んで生地を作り、少し休ませてから型抜きした。ヨモギの水分で生地がいくらか柔らかくなり、抜けば形が崩れるような始末だったものの何とか焼き上がる。180度18分のセットである。
焦げ目は淡く試食してみれば膨らんで内部は空洞になってはいたけれど「ヨモギ風味」健在。ヨモギ饅頭とは異なるヨモギの風味を味わえたのだった。
「栗ッキー」や「ヨモギクッキー」で図に乗り「食用菊」を入れたクッキーも作ってみようかと思いはしたものの「やり過ぎ!」かもと思い直し食用菊は三杯酢で頂く事にした。クッキーに混ぜ込んでも菊花の良さは無くなる様に思えたためもある。
翌日は台風一過の日曜日。S先生がフイールドに見えるだろうと推測し携行、試食を押し付けてしまった。まあ、ありがた迷惑なエッ!品だろうぞい。こういう物はそれぞれ嗜好も異なるもので爺我自賛の範疇にしか過ぎないのは、ぼんくら頭でも理解はするが迷惑を顧みないのが小人たる特性。更にクッキーは特製と思うから図に乗る。

