三日月池に数多くのマツモムシが出現した。雨水は過ぎたが昨日までの降雨と気温の上昇で目覚めたのだろう。谷の梅も一輪だけ開花していた。
キタキチョウも現れたし、コジュケイも鳴いた。原のタンポポも開花が始まった。ようやく春到来の気分である。
連日、除竹中だが、そろそろ水辺の整備にも労力を向けねばならなくなった。カエルが産卵する前に総ての作業を終わりたいから。やはり貧乏人には暇が無い。啄木ならこう詠んだことだろう。
働けど働けどなお里山は整備ならざりじっと手を見る
フキノトウ頭が見えて嬉しかりツクシ探すも空振り雨水
名のみとはよく言いたれど寒波でも陽射しは上がる木の芽膨らむ
スッパシのロゼット赤く盛り上がり分けて覗けば花穂おくるみ
風回る竹に鋸刃は挟まれて風の息待つ我も一息