クリスチャン・フェネス 2001年のアルバム「エンドレスサマー」、フェネスと坂本龍一のユニットの2007年のアルバム「サンドル」 聴きましたが、やっぱりいいですね。日本でのライブアルバムもあるみたいなのでそちらも聴いてみたいです。
電子音楽を毛嫌いする人がいますが、たぶん大部分の人は聴かず嫌いなのではないかと思います。無機質で冷たい感じだという先入観とデジタルデータに情念は込められないという考えがじゃまをしているのではないでしょうか。
フェネスの音楽はとてもエモーショナルで映像的でロマンチックです。十分に心を揺さぶられる音を内包していると思います。
ただゼロと1という組み合わせで組まれたデジタルデータのなかに人間の情念とかライブでの熱気のようなものをはらませることが出来るのかということになると疑問ですが。
でもしかし、この中村瑞希というひとのCDの一曲目を聴いた時はデジタルデータでもエモーションとかその場の空気感とかも孕ませることが出来るのではないかと思うくらい、心が揺さぶられました。(ちなみに彼女は奄美の唄者です) 人間の声と電子の振動という音源の大きな違いは有りますが
結局は聴く側の問題なのかもしれません。