バードマンズBAR改~むしろトリ

映画、音楽、アニメ、漫画、女優など興味あることについてつぶやきます。

ランタナで染める

2020-07-22 01:36:13 | 染色

ランタナという植物をご存じだろうか。道端などでよく見かける可憐な花を咲かせる植物。

アトリエの前に知らぬ間に生えてきていた。茎には棘があり、引っかかると危ないので刈ることにした。全部刈り取らずに邪魔にならない程度に残して。

葉からは紫蘇のような匂いがする。調べてみたらシソ目の植物。繁殖力が強く「植えてはいけない」などと言われている。南アメリカ原産の帰化植物。種子にはランタンニンという毒があり、果実は熟すと甘いが若干の毒が有るらしい。少々食べても平気だが大量の摂取は控えたほうが良い。

これは別の場所で撮影した「ランタナの蜜を吸うオオスカシバ」

刈り取った茎葉を切り刻み、煮込んで染液を抽出する。

お茶のような色の染液。

このために古着屋で購入した白いTシャツ。

今回から無媒染のものも残すことにした。無媒染が本来の色かもしれない。緑系の色。

Tシャツ投入。やはり濃い色に染めたいので鉄媒染で染める。

媒染してもう一度染液に戻す。染液が黒く変化。

ムラが出てしまった。緑系の灰色。写真だと青みが勝って写ってしまうが、実際はもう少し茶色っぽい。

後日もう一度染める。

ムラが酷くなったが少し濃く染まったか。 2度目に染める時に白いマスクも染めてみた。

鉄媒染

銅媒染。

マスクのほうが綺麗に染まった。染材として、そこそこ使えそうだ。

 

 

 

 

 

 

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マイマイガ

2020-07-11 14:03:27 | 

今年、家の庭に来た新参者シリーズ第二弾。庭に生えている何の木か判らない木に居たのを採集して飼育。蛾は種類によって食草が異なるので、木の種類が判明する可能性があると期待していたのだが、このマイマイガは雑食性らしい。調べてみると森林害虫として有名で時として大量発生することがあるとのこと。幼虫は「ブランコ毛虫」とも呼ばれ、糸を出して木にぶら下がり風に乗って移動する。だから一匹だけしか見つからないのか。

複雑な模様をしており、特に顔が特徴的。

目のように見える二つの黒い斑紋から「ニャッキ」のような顔に見える。

幼虫から蛹化。蛹の横にあるのは脱皮して脱ぎ捨てた毛虫の抜け殻。

そして羽化。蛹化してから羽化するまで約12日。コスズメと同じくらい。 マイマイガは雄と雌は容姿が異なる。雌のほうが大きく白い蛾になる。この子は雄だった。

触覚が美しい。英名「ジプシーモス」 風に乗って色々な場所を渡り歩くというところから来ているのだろうか。

翅はさしずめマントか。サインペンで適当にくにゃくにゃと描いたような線がお洒落。

蛹に毛虫の毛の名残があるのがまた不思議。

いつか雌の個体も見てみたいものだ。

 

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