教授とクリスチャン・フェネスの4年ぶりのコラボレーションアルバム。前作「cendre」も良かったですが今回は2枚組でありながら前作よりも濃密な感じです。 叙情的になりすぎず、かといって無機質でもなく、ほどよいさじ加減。この感じを出すのは簡単そうで難しい。巨匠二人だからこそできることだと思う。 絵を描くときのBGMとして最適。 前作はフェネスがつくったサウンドに教授がピアノをつけるという創り方でしたが今度は全く逆で、教授のピアノにフェネスが音を加えていく手法らしい。こちらのほうがしっくりくるような気がします。
タワレコでは結構プッシュされていましたが、教授はいいとしてフェネスの認知度がそんなにあるとは思えないのに、誰もが知っているというようなプッシュのしかたでした。こういう音楽の需要ってどれくらいあるのだろう。
「フェノ ショートヘアVa.」