バードマンズBAR改~むしろトリ

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「かめおかの狛犬」展

2019-08-15 16:44:12 | 展覧会

戌年の年賀状に狛犬を描いて以来、神社があれば必ず狛犬を探すような日々なのだが,「亀岡で狛犬展やってるよ」という情報をきいて先日足を運んでてきた。

亀岡市立文化資料館。亀岡市は霧深いので有名。近くまでは行ったことあるが亀岡の駅で降りたことはないかもしれない。

京都からJRで2,30分。亀岡駅を降りて徒歩で10分ほどで到着。値段が安いので写真パネル展示だけだったらどうしようという一抹の不安を抱えながら入口へと向かう。

写真はここまで。やはりというか当然というか撮影禁止。スケッチも禁止。

展示は一室のみでしたが写真パネル展示はもちろん実物の狛犬が展示されており見るだけで終わるのは勿体ない。スケッチ禁止のマークがあるがダメ元で聞いてみるかと意を決して窓口に。禁止の札は見なかったことにして「スケッチOKですか?」と聞いてみる。チケットを売ってくれたお兄さんは「お待ちください」と言って奥の偉い人?にお伺いを立ててくれ、「どうぞ」という返答があっさりと帰ってきた。やっぱり聞いてみるものだ。私設の資料館とかなら別だが公営の資料館とか博物館はスケッチフリーにしてほしいものだ。昔は京博も自由だったのだが最近はダメだし。ここの資料館の人の寛大さに感謝してスケッチ。見物客が大勢なら迷惑だが、この日は人がまばらなのでたぶん迷惑はかけていないと思う。

実物の狛犬展示は木製が多く、石製、陶製のものも有り、普段神社で見るものよりも小型であったがなかなか面白い。木製のものは石製のものよりも基本的に古く神社の本殿の中に鎮座していることが多く普段は見ることができないので、こうやって鑑賞できるのは貴重だ。

請田神社(保津町)の木製狛犬 入ってすぐのガラスケースの中にあった2番目の狛犬。大きさは30センチほどだろうか。大きくないが、胴が異様に長くシン・ゴジラの第二形態を連想させる。顔も個性的。江戸時代の作品。

今回の一番のお気に入り。愛宕神社(千歳町)の狛犬。鎌倉時代で展示中最古のもの。なかなかいい顔をしている。石製のものにはない繊細さと守護獣たる霊性が漂う。角が欠損していたり、足が一部欠損しているが彩色もよく残っており素晴らしい。

いい狛犬に出会えて幸運だった。

 

コメント
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