例によって劇的な展開はほとんどなく淡々と描かれる日常ですが、それが面白いと思えるかどうかで評価が分かれる作品です。何気ない日常の積み重ねで人物像を構築していくのは僕には興味深く面白く感じられます。宮崎、高畑監督が目指した日常アニメが実証しているように、当たり前すぎて普段フォーカスすることなく生活していて気づかないですが、普段の当たり前の生活風景の一瞬が実は面白いのです。一つのしぐさをとってもその人物像を推し量ることのできるヒントだと思うと、探偵のように登場人物の人となりを想像することは楽しいことだと思います。劇場では主演の阿部ちゃんのダメ男ぶりに結構笑いが起きていました。特に樹木希林さんとのやり取りはアドリブなんじゃないかと思えるほど自然で面白かったです。
コンパクトデジタルカメラが壊れた
。もう何台目だろう。壊れる前兆もなしにいきなりだから困る。2011年の8月からだから5年もたなかったことになる。今回の故障は電源を入れるとレンズが出たり入ったり止まらなくなるというもの。バッテリーの充電は十分のはずなのにデッドマークが出ること。もうこうなってしまったら手の施しようがない。
スマホを持っている人にとってはデジカメは必需品ではないかもしれませんが、スマホ、携帯を持たない私としては、ちょっとした記録媒体として持っておきたいツールです。いつ何時、未確認飛行物体や未確認生物や超常現象が目の前に現れるかわからないので、その瞬間を逃さないためにはやはり持ってないと。
姫様絡みで今までオリンパスのものを愛用してきましたが、今回さんざん悩んで買い換えたのはソニーのサイバーショット（姫様ごめんなさい
）。サイバー君は期待に応えてくれるでしょうか
。
主演の広瀬すずさんがイメージと違うと思っていましたが、上の句の試写会が当たったので観に行ったところ、これもありかなと思える内容だったので下の句も観てきました。原作に素晴らしいエピソードが目白押しなので映画ではそれをどう生かすかというのが焦点でしたが、結構うまくいってるという感想を持ちました。続編も決定したということらしいので、また次を期待して待ちたいと思います。
アメリカの絵本作家「エドワード・ゴーリー」の原画展に行ってきました。独特の細やかな美しい線で表現された絵で不吉で不気味な内容の絵本ながら、見ても暗くならない不思議な作品たちでした。たぶんそれはゴーリー氏本人の人間性が話の内容とは関係なく染み出ているからなのだろうと。
ゴーリー氏の分身ともいえる毛皮をまとった紳士。
数字にぶら下がる力ないウサギ？ 不気味なのにどことなくユーモアを感じるのは漫画「ドロヘドロ」を思い出させます。
「うろんな客」がそこいらに。
お客さんの入りはそこそこでしたが、熱心なお客さんの多いこと。一つ一つの作品をじっくり見る人が多くて、観覧の列がなかなか進まないのでした。 ゴーリー氏への（2000年に他界されています）メッセージを描くカードがありましたが、多くが絵入りで工夫を凝らしたメッセージが添えられていて、それを読むだけでも興味深く面白かったです。
