瀬戸内海にある島「大三島」。去年の暮ここに行くことになったのは知り合いの作家さんの展覧会#ベリーマキコ・石橋志郎 ふたりの視点を観に行くという目的があったから。しかしコロナ禍の影響で一旦その話は立ち消えてしまっていた。それが今回こうして大三島に来ることが出来たのは、何か縁があるのだろうと思う。
大三島(おおみしま)=大きな三島。漢字では三島と書くが、本当は神島と書くようだ。大きな神の島。神の島と言われる所以は「大山祇神社」が鎮座するからだそう。説明によると、日本の氏神様の総本山。山の神・海の神・戦いの神。ここには是非行きたいが、その前にお昼ご飯だ。
美術館の真向かいにあった猪料理の店。迷うことなくここで昼食をとる。ジビエ料理はこちらだと2千円以上するが、ここでは千円前後で食べられる。猪オムライスを食べた。全く臭みも無く美味しかった。
そして本命の美術館へ。ここ大三島に来たことでベリーさんの作品の原風景を感じることができた。
そしてこれまた美術館のすぐ近くにある「大山祇神社」
狛犬好きとしては外せない。一番外に鎮座する狛犬。
その次に鎮座する狛犬
一番奥に鎮座する狛犬 どれもなかなか味わい深い。
「樹齢2千6百年の楠のご神木」 ものすごい存在感。
島にある神社なのでもう少し小規模なものを想像していたが、すごく立派な神社だった。折角なのでここでおみくじを引いてみた。
大吉。自分のことというよりは来訪を歓迎されているようでホッとした感じ。内容は勝って兜の緒を締めよ的なものだった。
大三島らしい風景。
そして民宿に一泊。楽しみは何といっても料理。
最初のセットだけでも豪華だったが
鯛のお頭の煮物が一人一皿ずつ。アラなのだが食べられるところが意外と多く抜群に美味しかった。さらに揚げたての天ぷらセットが加わり、至れり尽くせりの夕食だった。天候にも恵まれ久々の旅行を楽しむことが出来た。温暖でおだやかでいいところでした。今回は足早に通り過ぎただけだったが、また機会が有ればゆっくりと島々を巡ってみたい。
おまけ。拾ったときは何かの植物かと思っていたが、調べてみると「クスサン」というヤママユガの繭らしい。意外と固くしっかりとしている。中の蛹が入った状態で観てみたいものだ。
さてここからは帰ってからの余談なのだが、Mr.都市伝説 関暁夫から教える話【この世の始まる前の物語】というのをYouTubeで観ていたら、大三島に行く途中通った「しまなみ海道」を走っている映像が流れて「タイムリーだ」と思ってみていると「村上海賊(水軍)」の話になった。そういえば最近、知り合いの人達と話していて家系図の話になり、「私の祖先は村上海賊」という人が居たなというのを思い出した。何か繋がる感じがする。
ビデオは村上海賊ミュージアムに入り、一枚の絵について関さんが「ものすごい違和感を感じる」「モナリザクラスの謎が隠されている」と言う「朝鮮貴族像」が映し出される。S字状にくねっているのがおかしい。タイトルにもあるように【この世の始まる前の物語】がこの絵に刻まれているという話なのだが。
模写してみたら何かわかるかもしれないと思って模写してみた。確かにポージングが不自然すぎる。でも一番気になったのは着物の柄。
いつか謎解きの番組があるかもしれない。